「老衰死」とは あらゆる生物体の種々の死因の中で、一番“理想的な死に方”である事実を皆様もご存じの事でしょう。
本日 我が亭主が、この件に関して施設内の「老衰死」に詳しい医師先生と義母の容態を確認した結果。
まさに、「老衰死」を選択するとの結論・同意に至り、その手配を終えて来たとのことだ。
今まで義母の身体に取り付けていた点滴類を全て外し、自然体に戻った形で「老衰死」に備えるべく準備を整えたらしい。
医師の診断によれば、後7日間程で義母は死に至るとのこと。
その間、人によれば苦しんだりすることもある様子だが。
義母に関しては、おそらく静かに死に至るであろうとの診察だったようだ。
本日は亭主に同行しなかった私だが。
結果としては、義母は理想的かつ最善の「死に方」で死に至れるようで安堵すらしている。
思い起せば、義母との出会いはまさに亭主との婚姻が決定したことに遡る。
未だ義母も60代前半の若さだったが、義母とご対面して日にちが立たない時に私を捕まえて義母曰く。
「〇子さん、見て! 私ってこんなに薬を飲まなきゃ生きていけない人間なのよ~~」 と薬自慢を始めたものだ。😫
(嫁の私が医学関係者である事実を伝えたはずなのに。 こんな会話が出るという事は、まるで医学素人で身体のどこかが痛めばすぐに病院に行って、薬を下さい!と嘆願するタイプの人なんだなあ…)と実感させられたものだ。
その後も義母の習慣はまるで変わらず、相変わらずせっせと病院通いをしては薬のコレクションをしていた人だった…
それでも、そんな「薬漬け」状態で93歳まで生き延びているのだから、生まれ持って相当の健康体質なんだろうなあ… と、ずっと思いつつ義母と接して来た私だ。
こんな「薬漬け」が無ければ、義母は100歳を超えて尚命を繋げる人だっただろ言うに…
とも残念に思いながらも。
人間とは、どうしても自己の生活習慣や思考に人生が左右されるものでもある。
それは致し方ない事実であり。
それでも義母が、93歳までこの世に生き延びてこれたことを今は祝福してあげたい思いだ。
後一週間との義母の命。
何を思って生きるのだろう… 既に脳内に何らの「思い出」も「今後の夢」も無くしてしまっているのであろうか??
どちらにせよ、もう苦しみが襲って来ないといいですね、お義母さん!!
どうか残り1週間の人生をお義母さんが安泰に過ごせることを、嫁の立場として陰からお祈りしています!!