民主党幹事長・小沢一郎氏の政治資金規正法違反(疑)事件は、いよいよ元秘書(現民主党衆議院議員)石川氏と現公設秘書大久保氏の逮捕にまで東京地検特捜部が踏み込んだ模様である。
本日(1月16日)の昼のテレビニュースの段階では、この期に及んで尚、小沢氏本人はふてぶてしくも満面の笑みで登場し「自分は何ら法に違反しておらず潔白である」と白を切り通しつつ、幹事長辞任の意向はまったくないと公言している。
ただ、昼のニュースによると逮捕された石川氏が既に事件への関与の供述を始めているという報道でもあるし、今後小沢氏本人の事件への関与に関しても解明が図られることであろう。
しかしまあ今回の事件で呆れ果てるのは、国民の誰が推測しても小沢氏の事件関与の疑いが濃厚であるにもかかわらずふてぶてしさを貫き通す独裁親分の小沢氏本人は元より、その子分達である民主党幹部をはじめとする民主党議員達のマスメディアへの対応ぶりである。
私が一番呆れたのは、一昨日(1月14日)の鳩山総理のテレビニュースにおけるインタビューへの対応であった。
「小沢氏は幹事長を辞任するべきではないのか?」との質問に対し、総理は「本人が法に違反していないと言い幹事長辞任の意向もないので、私もその必要はないと考える」と回答。 さらには「小沢氏の政治資金規制法違反への疑念は8月の総選挙以前より存在していた話である。それを承知の上で尚“国民の皆さん”は我が民主党を選んで下さっている訳だから、我々新政権は今までの体制のまま今後も国民の皆さんの期待に応えるべく政権を担っていく責任がある」云々……
当初より民主党を支持していない私としては驚くばかりの発言である。 親分に言いなりの一子分の立場に過ぎない“お飾り総理”の鳩山氏としては精一杯の親分弁護だったのかもしれぬが、これでは既に民主党が掲げた「政権交代」の論理は破綻している。 前自民党政権でさえ、近年は政治資金規正法違反の議員に対しては総理が厳しく対応していたような記憶がある。
たとえ鳩山氏が“お飾り総理”でしかなく裏で小沢氏に操られていることが既に国民にバレバレだとしても、総理たるもの言葉は慎重に選び毅然と対応するべきである。 8月の総選挙において小沢氏の政治資金法違反疑念を容認して民主党に投票した国民など皆無であるのは自明の理である。それでも、他に選ぶべき政党が存在しないから民主党に投票せざるを得なかった国民が大多数であったことを、当初より民主党幹部はわきまえるべきだ。
少しまともなコメントを述べているのは国交省大臣の前原氏である。
「公共事業で政治家に多額のお金が渡ること自体、税金のキックバックのような話で許されざることだ。 小沢氏が無実であれば説明責任を果たすと思う。」 「企業献金が裏でなされるのはもともと違法。一般論として違法行為があるならば言語道断。」 としたまではよかったのだが…。 そこまで直言できた前原氏にしても「捜査を見極める必要があるが、本人が無実と言う以上は辞める理由はない」……
冷静な理論派であられる前原氏にして、小沢独裁には逆らえないのか…
今回逮捕された石川議員に関しては、自殺の恐れが生じたことまでが報道されている。それを回避するために東京地検が緊急逮捕したとの情報もあるのだが、それ程までに小沢氏の民主党内における独裁が強力だとすると、その独裁は既に「暴力」の域に達していることを一国民として懸念せざるを得ない。
これは、我々国民はとんでもない政権に国政を委ねてしまっているという話になろう。
民主主義国家である一先進国における政権政党が“親分”一人の独裁に操られ、政権幹部をはじめ子分達が何も物申せない状況下に置かれている現状…。 そんな独裁者に子分達が恐れおののきつつ操る国政が正常な機能を果たせるすべはない。
東京地検特捜部による小沢氏の事件への関与の今後の捜査が待たれる現状である。
鳩山総理は元より民主党幹部をはじめとする議員の皆さん、真に国民の幸せを念頭において国政に臨んでいる自負があるのであれば、どうか勇気をもって黒幕親分の小沢氏に対してせめて「説明責任がある」ぐらいのことは説得して欲しいものである。
そして、石川議員は自殺などしている場合ではない。 くれぐれも命を大事にしつつ、あなたの供述がこの国の将来にかかっていることが、今のあなたに残されている議員としてのせめてもの役割であることを肝に銘じて欲しい。
真にクリーンな国政の未来を祈る、弱者国民の一員にしか過ぎない原左都子である。
本日(1月16日)の昼のテレビニュースの段階では、この期に及んで尚、小沢氏本人はふてぶてしくも満面の笑みで登場し「自分は何ら法に違反しておらず潔白である」と白を切り通しつつ、幹事長辞任の意向はまったくないと公言している。
ただ、昼のニュースによると逮捕された石川氏が既に事件への関与の供述を始めているという報道でもあるし、今後小沢氏本人の事件への関与に関しても解明が図られることであろう。
しかしまあ今回の事件で呆れ果てるのは、国民の誰が推測しても小沢氏の事件関与の疑いが濃厚であるにもかかわらずふてぶてしさを貫き通す独裁親分の小沢氏本人は元より、その子分達である民主党幹部をはじめとする民主党議員達のマスメディアへの対応ぶりである。
私が一番呆れたのは、一昨日(1月14日)の鳩山総理のテレビニュースにおけるインタビューへの対応であった。
「小沢氏は幹事長を辞任するべきではないのか?」との質問に対し、総理は「本人が法に違反していないと言い幹事長辞任の意向もないので、私もその必要はないと考える」と回答。 さらには「小沢氏の政治資金規制法違反への疑念は8月の総選挙以前より存在していた話である。それを承知の上で尚“国民の皆さん”は我が民主党を選んで下さっている訳だから、我々新政権は今までの体制のまま今後も国民の皆さんの期待に応えるべく政権を担っていく責任がある」云々……
当初より民主党を支持していない私としては驚くばかりの発言である。 親分に言いなりの一子分の立場に過ぎない“お飾り総理”の鳩山氏としては精一杯の親分弁護だったのかもしれぬが、これでは既に民主党が掲げた「政権交代」の論理は破綻している。 前自民党政権でさえ、近年は政治資金規正法違反の議員に対しては総理が厳しく対応していたような記憶がある。
たとえ鳩山氏が“お飾り総理”でしかなく裏で小沢氏に操られていることが既に国民にバレバレだとしても、総理たるもの言葉は慎重に選び毅然と対応するべきである。 8月の総選挙において小沢氏の政治資金法違反疑念を容認して民主党に投票した国民など皆無であるのは自明の理である。それでも、他に選ぶべき政党が存在しないから民主党に投票せざるを得なかった国民が大多数であったことを、当初より民主党幹部はわきまえるべきだ。
少しまともなコメントを述べているのは国交省大臣の前原氏である。
「公共事業で政治家に多額のお金が渡ること自体、税金のキックバックのような話で許されざることだ。 小沢氏が無実であれば説明責任を果たすと思う。」 「企業献金が裏でなされるのはもともと違法。一般論として違法行為があるならば言語道断。」 としたまではよかったのだが…。 そこまで直言できた前原氏にしても「捜査を見極める必要があるが、本人が無実と言う以上は辞める理由はない」……
冷静な理論派であられる前原氏にして、小沢独裁には逆らえないのか…
今回逮捕された石川議員に関しては、自殺の恐れが生じたことまでが報道されている。それを回避するために東京地検が緊急逮捕したとの情報もあるのだが、それ程までに小沢氏の民主党内における独裁が強力だとすると、その独裁は既に「暴力」の域に達していることを一国民として懸念せざるを得ない。
これは、我々国民はとんでもない政権に国政を委ねてしまっているという話になろう。
民主主義国家である一先進国における政権政党が“親分”一人の独裁に操られ、政権幹部をはじめ子分達が何も物申せない状況下に置かれている現状…。 そんな独裁者に子分達が恐れおののきつつ操る国政が正常な機能を果たせるすべはない。
東京地検特捜部による小沢氏の事件への関与の今後の捜査が待たれる現状である。
鳩山総理は元より民主党幹部をはじめとする議員の皆さん、真に国民の幸せを念頭において国政に臨んでいる自負があるのであれば、どうか勇気をもって黒幕親分の小沢氏に対してせめて「説明責任がある」ぐらいのことは説得して欲しいものである。
そして、石川議員は自殺などしている場合ではない。 くれぐれも命を大事にしつつ、あなたの供述がこの国の将来にかかっていることが、今のあなたに残されている議員としてのせめてもの役割であることを肝に銘じて欲しい。
真にクリーンな国政の未来を祈る、弱者国民の一員にしか過ぎない原左都子である。