原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

長野県伊那市の農園より今夏も “スイートコーン”が到着しました!

2021年08月26日 | 旅行・グルメ
 (冒頭写真は、本日つい先程 長野県伊那市の農園より到着したスイートコーン。)



 このスイートコーンの贈り主はいつものごとく、毎年季節毎に取れたて野菜類を東京の我が家へクール宅配便で届けて下さる 伊那市の大農場主・K氏なのですが。
 (参考ですが、K氏は当「原左都子エッセイ集」初期頃の愛読者であられた方です。
 その当時より、毎年とれたて農作物を年数回定期便にて東京の我が家までお贈りいただいております。)



 今年のスイートコーンは、(K氏の農場主仲間の)こちらの農園より到着したようです。

                                       


 さて、そのスイートコーンのお味ですが。


 クール便で届いた直後に、すぐに箱を開けて1本カジってみたところ。(お前はハクビシンかタヌキか!?! いえ、そんなに可愛くも無いのですが、まあその仲間のような者です…)😜  
 参考ですが、このスイートコーンは栽培中にハクビシンやタヌキの餌として食べられてしまう、との被害に遭うそうです。

 (余談だが、そう言えば以前我が個人年金担当青年がスマホでしてくれた“動物占い”にても、タヌキとも言われたなあ。)😖


 何とも甘くシャキシャキと美味しいこと! 
 一切の渋みも無く、直ぐに1本を堪能しました!!



 ところで、伊那市K氏の大農場は、先だっての大雨洪水被害に遭い、農場の大部分が水没するとの大被害を被られたとのことでした。
 
 その後片付けも未だままならない中、貴重な時間を割いてスートコーンを宅配いただきまして、重ね重ね恐縮致しております次第です。
 

東京都が隠蔽する新型コロナ “膨大な隠れ感染者数” の実態

2021年08月25日 | 時事論評
 冒頭から、今朝見たネット情報を引用しよう。


 東京に多数の“隠れ感染者”がいることが、内部から指摘された。
 20日、東京では新たに5405人の感染者が確認されたと発表されたが、その一方、東京都モニタリング会議で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長が「検査が必要な人に迅速に対応できていない恐れがあり、把握されていない多数の感染者が存在する可能性がある」と述べた。
 検査が足りないために数字として表れないだけで、東京の新規感染者はもっといるのではないかというのは以前から指摘されていたが、それにお墨付きが与えられてしまったかたちだ。 実際、現在の新規感染者数は1万人を超えているとの見方もある。
 ところが、それでもこの国では、国民の命の安全を守ることもそっちのけで24日からパラリンピックを開催しようというのだ。
 パラをめぐっては、組織委員会が競技会場で重度の怪我人や病人が出たときに救急搬送の受け入れ協力を墨田区の都立墨東病院に要請していたが、病院側は「救命救急センターは本来、突発、不測の重症患者に備えるものであり、予定された行事のバックアップをするものではない」とし、コロナ対応を優先させるために要請を断っていたことが判明。あまりも当然の判断であり、さらに言えば、このような厳しい医療体制状況のなかでパラを開催することは選手たちをも危険に晒すことになるだろう。
 だが、それでも菅政権も組織委も東京都も、パラを中止する気がないらしい。いや、それどころか、小池百合子都知事はパラの開催、そしてパラ観戦への子ども動員に対し、尋常ではない執念を日々強めている。
 たとえば、昨日の会見で「最大の危機を迎えています。いま以上に重要な時期はないのでは」などと言いながら、18日時点で約13万2000人もの都内の子どもたちをパラに動員させようとする「学校連携観戦プログラム」については「極めて教育的価値が高い」として実施する方針を崩さなかった。

 (以上、ネット情報を引用したもの。)



 正直に私事を語ろう。

 実は日々電車通勤している我が家の娘も、ついに“コロナ感染騒動”に巻き込まれた。
 先週の8月21日(土)から4日間に渡り37℃の発熱が続いた娘が言うには。
 「職場でコロナ感染(疑)が物凄い勢いで広まっている。 まずは若き男性社員が体調不良で途中帰宅した。 その他の社員達も体調不良者は自宅テレワークをしたりして、何とか凌いでいる。 国や自治体は“発熱したら発熱外来へ行ってPCR検査を受けるように、との指導のようだが。 発熱外来はゲロ混み状態らしく、とてもじゃないがPCR検査を全員にできる訳もない状態らしい。(と言うよりも、そもそも安倍政権時代よりずっと、国は表向きのデータ上患者数を少なくごまかしたいがためにPCR検査をしない方向で動いている、と私は理解している。)
 社員側とて大変だ。PCR陽性になれば自ずと出勤停止の2週間は有給休暇にて休まねばならない。 社員側としてもその事態は回避したいし、企業側としても一度に大勢の社員に2週間も休まれては業務が立ちいかない。 両者共々が暗黙の了解で、重症者を除き、なるべく自宅テレワークで処理することとならざるを得ない。
 参考だが娘が勤務する企業は超高層ビル内にあり、空調等の設備には恵まれ、また天井が高くフロアーもゆったりと人員を配置できるスペースがある。
 にもかかわらず、こういう事態となってしまっている。


 娘の容態を説明すると。
 まず、発熱第一日目の土曜日(職場は休日)のことだが、午後になっても起きてこない。 どうしたのかと娘の部屋へ行くと、何だか辛そうに寝ている。 急いで私が検温を実施すると、案の定37℃の微熱が出ている。 食欲がないと言う娘に「とにかく水分補給はしよう」と指示して、とりあえずそのまま寝かせた。
 2日目の日曜日も同じ症状が続き。 3日目の月曜も37℃が続行したものの、娘曰く「本日はどうしても出勤せねばならない用件があるため出勤する」とのことで、親としては大いに気をもんだが。
 4日目の昨日も37℃を超えたが、自宅にてテレワークに励み。
 5日目の本日やっと、36℃台まで熱が下がったものの、やはり業務をこなさねば、と自宅でテレワークにとりかかっている。 

 この現象は決して我が家のみの光景ではなく、都内有職者の皆さんも同じ思いをされつつ、コロナ感染と闘いながらの日々の勤務状況であろう。


 国や都としては、パラリンピックが終わるまでは何が何でもコロナ感染者数を隠蔽する目的で、数値上は感染者数5000どまりにしたいのが見え見えともいえよう。

 ただ、それを平然とやり続けている間に、都内は取り返しがつかない程の“コロナ地獄”と成り下がっている事実が我が目には既に見えている。

 一体その後、国も都もその“コロナ地獄”に如何に対応せんとの方策を考慮しているのだろうか??


コロナ禍に疲れ果てた日には “ビッグバン” にでも思いを馳せよう

2021年08月24日 | 学問・研究
 “ビッグバン”って何?

 宇宙の始まりにあった大爆発のことを“ビッグバン”と言います。


 本日の我がエッセイは、朝日新聞本日2021.08.24付「科学」コーナーの 東大カブリ数物連携宇宙研究機構特別教授 村山斉氏による「宇宙生んだ“ビッグバン"って?」を参照させていただく。


 早速、当該記事の最終部分のみを引用しよう。

 そもそもビッグバンはどうして起きたのか? それは宇宙物理学の究極の問題だ。
 例えば英国の物理学者ホーキングは、こんな変なことを言っていた。
 宇宙はある時に始まって、時間は一方向にしか進んでいないように見える。 でも、空間が右にも左にも行けるように、時間ももともとはどちらにも進めるものだったのではないか。 そう考えると、時間に「始まり」という概念はなくなる、と。
 でも、ではなぜ時間が一方向にしか進めなくなったのかと問われると結局わからない。
 ただ、生まれたばかりの宇宙は非常に小さかったので、その様子を知るには、ミクロの世界の物理を扱う量子力学で空間と時間を考える必要がある。
 その一つが「超ひも理論」だ。 空間や時間はどんどん細かくしていくと、これ以上は切り刻めない、ブツブツした途切れ途切れの塊なのかもしれない。
 そういうものが突然「できた」のではなくて、初めから「あった」のではないか。
 そんな空間や時間をうまく扱える理論を作ろうとしている数学者もいる。 合体した時に、もしかしたらわかるかもしれない。
 今はそんな時代だ。

 (以上、朝日新聞本日の「科学」コーナー記事の一部を引用したもの。)


 さてそれでは次に、上記引用文中にある「超ひも理論」に関して、ネット情報より引用しよう。
 引用元が沢山存在するが、その中から日本大百科全書(ニッポニカ)の解説を以下に紹介しておこう。

  超ひも理論(読み)ちょうひもりろん(英語表記)super string theory
  日本大百科全書(ニッポニカ)「超ひも理論」の解説

 素粒子に作用する基本的な四つの力を統一的に理解するため考え出された最新の理論。 素粒子には四つの力、すなわち強い力、電磁力、弱い力、重力が働く。 最近、これら性質の異なる力を統一的に理解しようとする試みが精力的に進められている。
 すでに電磁力と弱い力は統一理論によって統一的に理解され、また大統一理論は強い力、電磁力、弱い力を一本化する可能性を示した。ところが、これらの理論はまだ重力を取り込んだ最終的な力の統一理論にはなっていない。 アインシュタインの一般相対性理論は、マクロの世界の重力に対しては実験的にも高い精度で検証された理論であるが、これをミクロの世界に適用しようとすると、理論が無限大に発散するという困難が現れる。 ところで、物質を構成する電子、陽子、中性子はフェルミ統計に従うが、力を媒介する光子(電磁力)、重力子(重力)などはボース統計に従う。 最近考え出された超対称性理論は、これらまったく性質の異なる2種類の粒子を、対称的に扱い統一的な理解を与えるものであるが、さらに、重力に付きまとう理論的な困難をも解決できることがわかってきた。この理論は、物質粒子としてのフェルミ粒子と力を媒介するボース粒子を統一的に記述するもので、物質と力を統一する理論である。
 超ひも理論はこの超対称性を取り入れ、四つの力をすべて一本化する画期的な理論である。 理論が正しく成り立つためには超ひもの次元は10次元となるが、このうち6次元は非常に小さな領域に巻き込まれた結果、われわれが住む、時間一次元と空間三次元の世界が誕生したと考えられる。  この理論によれば、すべての素粒子は超ひもの振動として表される。 その大きさは10-33センチメートルという微小なもので、今日の技術では点にしかみえない。宇宙初期の高温・高圧の状態は超ひもによって支配されていたと考えられ、宇宙論にも大きなインパクトを与えている。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)



 最後に、原左都子の感想に入ろう。

 いやはや、物理学、特に量子力学は最近では超対称性を取り入れ画期的な理論にまで発展していると見聞し、感激ものである。
 理論が正しく成り立つためには超ひもの次元は10次元となるが、このうち6次元は非常に小さな領域に巻き込まれた結果、われわれが住む時間一次元と空間三次元の世界が誕生したと考えられる。 と、そこまで実証研究が進んでいる事態も驚きだ。

 私め原左都子が2度目の大学にて「量子力学的実在論」を哲学者A先生より学んで以降、既に30年以上の年月が経過している。 

 
 ますます地球規模で猛威を振るうコロナ禍が、世界人民にとってしばらくは大いなる脅威であることには間違いないが。
 
 学問研究活動とは、そんな世紀的な大逆境にもめげず進化を遂げ続けている実態を垣間見て。

 人類の限りのない能力の素晴らしさに、一時感動できた思いだ。


横浜市新市長 山中竹春氏に関して

2021年08月23日 | 時事論評
 昨日の横浜市長選挙において、野党統一候補の山中竹春氏(立憲民主党推薦)が当選した。
 菅政権のコロナ対策に対し、横浜市民が全国を代表してNOを突きつけた結果となった。 


 原左都子は、過去に7年間に渡り横浜市に居住したことがある。
 2度めの大学として受験し合格した大学が横浜市立大学(商学部及び大学院にて経営法学修士を取得している。)であり、そこへ通うためにかの地に住居を自力で購入し、7年間の居住期間内にローンも単独で完済している。


 そして、昨日横浜市長に当選した山中竹春氏が、偶然にも我が出身大学である横浜市立大学医学部教授(既に退職されているようだが。)であられたとのことで、元々医学部出身でもある私は選挙前より選挙の行方が気になっていた。
 
 いえ決して山中氏を支持していた訳ではなく、むしろコロナ禍で少しだけ名前が売れたとのことのみで、市政を操れるのだろうか?? なる多少の不信感を持って選挙戦を横目で見ていた。

  

 さて、ここで山中竹春氏のウィキペディア情報の一部を引用しよう。

 山中 竹春(やまなか たけはる、1972年9月27日 - )は、日本の科学者、政治家。横浜市長(予定)。元横浜市立大学医学部教授、元横浜市立大学大学院データサイエンス研究科長。

 来歴

 埼玉県秩父市に生まれる。 早稲田大学本庄高等学院在学中はラグビー部に所属。早稲田大学政治経済学部在学中にデータサイエンスの方法論に興味を抱き、1995年に卒業。数理を学ぶため早稲田大学理工学部数学科と早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻で学び、データサイエンスを専門とした。
 2000年3月、早稲田大学大学院理工学研究科修了。同年、 九州大学医学部附属病院(現・九州大学病院)の助手となる。
 2002年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の所属機関に留学。同年から2004年まで同研究所のリサーチフェローを務める。2003年10月、博士号(理学、早稲田大学)を取得。
 2004年から2005年まで先端医療振興財団(現・神戸医療産業都市推進機構)の研究員を務める。2006年、国立病院機構九州がんセンター室長に就任。2012年から2014年にかけて国立がん研究センターの室長、部長などを務める。
 2014年、横浜市立大学医学部教授となる。データサイエンス学部設置準備委員会委員長として同学部と大学院の設置に尽力。2018年、データサイエンス学部と大学院が設置される。同年、特命副学長、2019年に学長補佐、2020年に大学院データサイエンス研究科長などに就いた。学外で内閣府と文部科学省の委員会委員、日本癌治療学会、日本計量生物学会、日本統計学会、日本医療安全学会、稲門医師会で理事・評議員・委員などを務めた。
 (中略)
 この頃、カジノ反対を強く訴える横浜港ハーバーリゾート協会会長の藤木幸夫は立憲民主党と同様に、候補者選定を江田に任せていた。山中に決めた江田は6月14日午前、山中を連れて藤木を訪問。藤木の支持をとりつけた。6月15日、立憲民主党神奈川県連は山中を擁立するべく最終調整に入った。6月16日、毎日新聞に「立憲が山中を擁立へ」と題する記事が掲載される[20]。報道を受けて横浜市立大学は同日午後、大学関係者に「(大学は)教職員の選挙活動及び政治活動へ関与することはありません」という趣旨のメールを送信。山中は同日、東京新聞の取材に「立憲民主党など野党勢力の推薦や支持を得られれば出馬する」意向で、統合型リゾート誘致に反対を明言。6月29日、立憲民主党の推薦を受けて立候補する意向を正式に表明した。市大関係者の一部は「前向きな理由とはいえ、これから成果が期待できる研究者を失うのは痛い」と語った。同大学医学部を6月末で退職。 (中略)

 人物
  新型コロナウイルス感染症関連
  • 2020年12月および2021年5月に新型コロナウイルス感染症に関する日本初の抗体研究の結果を相次いで発表し、データに基づく客観的な結果として、全国的な注目を集めた。
  • 2021年5月13日、東京都医師会の尾崎治夫会長は、「日本人のデータをもとに、オリジナリティあふれる手法を用いた研究」により、「ワクチンがどの変異株にも有効である」ことを示した点を評価し、「この結果を受け」「有効なワクチンを多くの高齢者に早く打てるよう頑張っていきたい」とSNSに投稿した。 (中略)


「文系から理系に移ったのはなぜか」との問いに、「データに語らせて、その結果に基づき意思決定していくアプローチは様々な問題に有効であり、そこには文系も理系もないのではないか」と答えている。

 (以上、大幅に略したが山中竹春氏のウィキペディア情報の一部を引用したもの。)




 最後に、原左都子の感想に入ろう。

 ウィキペディア最後の部分が気になる。
 「文系から理系に移ったのはなぜか」との問いに、「データに語らせて、その結果に基づき意思決定していくアプローチは様々な問題に有効であり、そこには文系も理系もないのではないか」と答えている。

 この部分だが。
 私め原左都子も理系から文系に移った(私の場合は“移った”と言うよりも、“両者共々マスターした”と言わせて欲しいものだが。)😜 
 私なりの理系と文系との共通項は、ここでは割愛させていただくが、両者を学んだお陰で見い出せている。

 ところで、山中氏は「医師」免許は取得されていない。 
 上記経歴を見てもお分かりの通り、それを取得するコースを何一つ通過されていない。「理学博士」を取得されており、その分野の学業こそが“コロナ禍”関連発表にての売名に繋がったのであろう。


 とにもかくにも混選を極めた昨日の横浜市長選挙にて、市長の地位をもぎ取った山中氏である。
 今後は山中氏の横浜市長としての手腕の程を、あくまでも“他人事”として拝見したいものだ。 


児童にパラリンピック観戦を強制することが「教育」の一環である訳がない!

2021年08月22日 | 教育・学校
 本日先程、以下のネット情報を見つけた。  早速引用しよう。


 パラリンピックを小学生に見せるために、都が必死だ。 バスで送迎までつけるらしい。 でも、もういいって。 いい加減、目覚めてくれよ。 いったい何がしたいんだ。 国民や都民を分断する以外、まったく意味のないことを、なぜそこまでして進めるのか? 子どもたちの未来を真剣に考えてくれ。 自分ではなく。

 (以上、ネット情報より引用したもの。) 



 引き続き、この件に関する東京都知事小池氏の見解を、以下に引用しておこう。

 東京都の小池百合子知事は19日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が東京パラリンピックで、児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」を行うことに慎重な姿勢を見せていることについて、都庁で報道陣の取材に応じた。小池氏は「尾身会長からは、オリンピックの際も、同様のご指摘もいただいていたかと思いますが、安全、安心な大会としてやり切った」と述べ、尾身氏の指摘は当たらないとの考えを示した。
 東京ではこの日も新たに過去2番目となる5534人の新型コロナウイルスの感染者が確認され、感染の高止まりが続いている。尾身氏は19日の参院内閣委員会閉会中審査で、東京パラリンピックでの「学校連携観戦プログラム」の実施について「(五輪開催時と比べ)今の感染状況はかなり悪い。そういう中で考えていただければ、当然の結論になると思う」と述べ、慎重な考えを示した。
 これに対し、小池氏は「尾身会長からはオリンピックの際も同様のご指摘もいただいていた」とした上で、東京五輪は「安全、安心な大会としてやりきった。これを経験としてパラリンピックに臨んでいきたい。その中で、希望されるお子さんが実際にパラリンピアンの努力、その姿を見ることは、教育的な価値は高いと考えている」と強調した。 
 
 (以上、表題事案に関する小池都知事の見解をネット情報より引用したもの。)



 原左都子の私見に入ろう。

 小池氏は、「東京五輪は安全、安心な大会としてやりきった。」と何度も豪語している様子だが。  私の見解としては、如何に考察してもその言葉が出ること自体がアンビリバボーだ。
 実際問題、選手や役員に少なからずの感染者を出している。
 ボランティアに関しては感染者数未発表と認識しているが、もしかしたら隠ぺいの恐れも強い。 それ以前の問題として、ボランティアに対してはPCR検査すら実施せずして、大会終了後は無罪放免としてしまっていることも想像可能だ。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の、尾身茂会長の発言がこそが正論であろう。 
 参院内閣委員会閉会中審査で、東京パラリンピックでの「学校連携観戦プログラム」の実施について「(五輪開催時と比べ)今の感染状況はかなり悪い。そういう中で考えていただければ、当然の結論になると思う」と述べ、慎重な考えを示されたようだが。
 尾身氏のおっしゃるとおりであり、空恐ろしいまでの都内は元より全国規模での新株コロナ感染膨大の現状の下で、「学校連携観戦プログラム」の実施など、何よりも優先して控えるべきであろうに…


 コロナ感染拡大状況の観点以外にも。
 別の視野からの冒頭に取り上げたネット情報の観点上も、児童にパラリンピック観戦を強制することが「教育」の一環である訳がない!、と私は結論付けたい。

 いや、本人や保護者にその希望があるのならば、それは当然ながらその個々の希望を優先するべきだ。

 そうだとして、パラリンピック観戦を児童全員強制で観戦させることが何故「教育」であるのか、その説明責任を丁寧に明瞭に果たして欲しい思いだ。
 それがまったく出来ていない! 都も政府も!!

 パラリンピックアスリートの皆さんが、日頃どれ程までに自身の身体を鍛え上げる努力を続行されてパラリンピックに臨んでおられるのか、都知事も菅首相もまったく理解せずして、表向きのみの発言をしてしまっているように見受けられるのがとにかく悲しい…


 こんな有様じゃあ、原左都子とて声を大にして訴えたい。

 子どもたちの未来を大人こそが真剣に考えようよ。 自分たちの利益目的ではなく。