小学校に勤めていた頃、朝の職員室でこんなやり取りを聞いた。
女の子達・・先生 !! A君たちすごい喧嘩してます。
先生・・・・今に始まった事じゃないだろう。 わかった。帰って良し。
女の子達・・ちがいます。 今始まったことだよ。 ねえ。
先生・・・・だから・・・ 帰って良し。
そして、その先生の組は荒れて行き、収拾がつかなくなっていった。
今思えばソレは単に言葉の取り違えだけの事ではなく、物事に対する態度の差だったと思う。
大げさに言えば、現実に起こっている事態を真摯に受け止め確かめもしないで、「今に始まった事じゃない。」と観念的・独善的に決め付けて動こうともしない態度が、結局は子供達を不幸にし、自分自身も不幸にして行ったのではないだろうか。
この頃、老いのせいにして、考える事や行動する事から逃げようとする自分に気付いては、この場面を思い出して反省するのである。
女の子達・・先生 !! A君たちすごい喧嘩してます。
先生・・・・今に始まった事じゃないだろう。 わかった。帰って良し。
女の子達・・ちがいます。 今始まったことだよ。 ねえ。
先生・・・・だから・・・ 帰って良し。
そして、その先生の組は荒れて行き、収拾がつかなくなっていった。
今思えばソレは単に言葉の取り違えだけの事ではなく、物事に対する態度の差だったと思う。
大げさに言えば、現実に起こっている事態を真摯に受け止め確かめもしないで、「今に始まった事じゃない。」と観念的・独善的に決め付けて動こうともしない態度が、結局は子供達を不幸にし、自分自身も不幸にして行ったのではないだろうか。
この頃、老いのせいにして、考える事や行動する事から逃げようとする自分に気付いては、この場面を思い出して反省するのである。