今年4月9日、小説家・劇作家の井上ひさしさんが75歳で死去しました。
伝説の人形アニメ「ひょっこりひょうたん島」で日本中の子どもたちの心をわ
しづかみにした井上さんは、ユーモアあふれる小説や戯曲を書き続けました。そ
の中で私が一番好きなのが「吉里吉里人」(1981年)です。東北の小さな農
村が突如、日本からの完全独立を宣言して大騒動を巻き起こすという物語でした。
荒唐無稽でありながらも、農村を犠牲にして繁栄する都市、朝令暮改の農政に振
り回される農家、補助金をエサに農村を食い物にする政府と役人、軍事力と経済
力で抑圧される少数民族などの現実を見事に書き表していました。経済大国ニッ
ポンの薄っぺらさを暴き、嘲笑し、罵倒する警世の書でした。
周知の通り、井上さんは「九条の会」など平和運動に積極的に参加し、発言し
てきました。また農業問題に関しても健筆を振るいました。
長生きしてもらいたかったインテリである井上ひさしさんを追悼する番組がN
HK総合で放送されます。
NHK総合
「追悼 井上ひさしさん」
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2010-04-25&ch=21&eid=10909
放送日 4月25日(日)
放送時間 午後4:25~午後5:15
伝説の人形アニメ「ひょっこりひょうたん島」で日本中の子どもたちの心をわ
しづかみにした井上さんは、ユーモアあふれる小説や戯曲を書き続けました。そ
の中で私が一番好きなのが「吉里吉里人」(1981年)です。東北の小さな農
村が突如、日本からの完全独立を宣言して大騒動を巻き起こすという物語でした。
荒唐無稽でありながらも、農村を犠牲にして繁栄する都市、朝令暮改の農政に振
り回される農家、補助金をエサに農村を食い物にする政府と役人、軍事力と経済
力で抑圧される少数民族などの現実を見事に書き表していました。経済大国ニッ
ポンの薄っぺらさを暴き、嘲笑し、罵倒する警世の書でした。
周知の通り、井上さんは「九条の会」など平和運動に積極的に参加し、発言し
てきました。また農業問題に関しても健筆を振るいました。
長生きしてもらいたかったインテリである井上ひさしさんを追悼する番組がN
HK総合で放送されます。
NHK総合
「追悼 井上ひさしさん」
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2010-04-25&ch=21&eid=10909
放送日 4月25日(日)
放送時間 午後4:25~午後5:15