この7月いっぱいまで円が急騰し、8月に入って5日まで、反転急落したという。こういう時には、投機の一つ空売りを疑うのがこの世界の常識の一つ。22年10月だったかにもこんなことがあったが、以下のようなこういう解説にはどこにもお目にかかれない。まだ分からないのかも知れないが。
二〇世紀末のアジア通貨危機連続の出発点手口がこれだった。この通貨危機の震源地タイで、バーツが急騰していて、これが突然、急落。バーツ高の時に「将来この高い時の時価でバーツを売る」という莫大な先物契約をしておいて、「バーツ大量空売り・急落」を仕掛ける。空売りというのは、自分のものでない通貨、株などを借りて大量に売りさばき、その後安くなった時点で現物バーツを買い、そのバーツで先物契約の高いバーツでドルを買う。すると莫大な利益が出る。初めがバブル的なほどに高く、それが大きく下がるほど大きな儲けが出るのである。これによって、タイ・バーツで大きく取引していた近隣諸国の通貨、例えば韓国ウオンなども安くなったからこれを見越していれば、ここでも大儲けできたから、アジアの通貨が全体的に下がり、大もうけした銀行などが出たのである。これは日米英のファンド、銀行などであった。と、世界的通貨危機の数だけこんなことばかりしてきた金融・投機機関が07年の米サブプライム・バブル弾けでは今度は大損することになった。
いつの日か、2024年夏の円空売り解説がなされることを望むものである。人の命が懸かっているような株や通貨を、このように儲けの手段として作ったバブルを大暴落させて大儲けする。こんな仕組みが「新『自由』主義」で認められたやり方の一つなのである。ところが、このやり方が認められているその問題点の解説などがどこにも見られないのはどうしてなのか? サブプライムバブルで潰れた米五大投資銀行(潰れたり、親銀行に吸収されたり)などは、サブプライムローン組み込み証券などの「デリバティブ」と言う金融商品用語、言葉さえ嫌うそうだが。こういう金融商品で過去にどれだけ人を合法的ペテンに引っかけてきたかという、自覚があるからのことである。「信用バブル」と言う得体の知れぬ妖怪が今なお世界を飛び回っている。基本、世界的過剰生産で売れるものがない今、バブルが起こると言うことがおかしいのであるし、だからこそ空売りで大儲けがいつでもできると、こんな仕組みもあるわけなのだ。
検閲で落とすやり方はこうだろう。ある単語が出てくると、それだけで落とすという仕組みがある。話題として触れたくない単語ね。このエントリーで言えば、「空売り」「デリバティブ」なんかがその候補になるね。「タイバーツ」「アジア通貨危機」なんかも可能性ありだ。
この検閲を時々試してみるのだが、僕のエントリーの場合殆どがこの画面で紹介されているから、落とすのが目立つのね。そういうことを今まで、自分で調べてきた結果がここにに書いてあることだ。コメントにも書いてあるように、モルガンもゴールドマンも、「デリバティブ」や「空売り」の吹聴を嫌っている事は知る人ぞ知る、証明済みのこと。
「どこかのだれか」は、気にもしていないよ。
検閲しているのは、誰?
文ちゃんの、サヨの、被害妄想って怖いね。
数えるほど。
そんな細かな話、「どこかのだれか」は、
気にもしていないよ。
検閲しているのは、誰?
こういうことが度々あるから「米系検閲」は怖いね。
また時々お願いします。
ご指摘の視点は、非常に大事ですね。
日本の株式の売買の60%はすでに欧米の投資家が行っています。
今回のようなケースを、彼らは虎視眈々と狙っていた?と思わざるを得ません。
素人が手を出し始めた時がチャンスなんですね。