意思の疎通

2010-12-05 16:18:41 | 学習塾・勉強の仕方

保護者面談の場では、意外な事にと言いますか、予想以上にと言いますか、親と子どもの間の意思疎通があまりにも希薄であることに度々驚かされます。

 

親は、子どもを学習塾に送り込みさえすれば、それで自動的に問題なく勉強に勤しんでいるとでも思っているのか、ヘンに安心してしまっていることが少なくありません。

 

もしかしたら、そうして無理に「安心したい」のかもしれません。

そのくらい、今の子供たちとの意思疎通を図ることが難しくなってきているのでしょう。

 

学習塾に子ども足を踏み入れた瞬間から、その管理責任は私達が負うことになります。

授業時間内であれば何も難しいことはないのですが、そうではない時間帯の彼らを管理(という言葉はあまり好きでは有りませんが)するのは、正直なところ結構神経を使います。

 

授業時間帯以外に彼らが塾内に在室していることの多くは自習時間という事になり、一見前向きな印象を持ちますが、講師たちの目の届きにくい自習室に入ると、そこから先の多くは彼ら自身のやる気と自主性に任せるしかなく、しかしながら実際は彼ら自身必ずしもそれを出来ていると思ってはいません。

 

早い話が、そこにいる友人との会話や、酷くなるとひたすら睡眠に入る猛者さえいます。

勿論、殆どの生徒はそういうことはなく、こちらが何を言わずとも真面目にシッカリと自学に励んでいますが、私達としては、それで安心してしまうわけにはいかず、たとえ10人中9人が真面目にやっていても、残る一人の行動がそうでない場合には、巡回しながらそれを指導します。

 

子ども達は、そうした場合の私たちからの指導(時には叱責)を一応は素直に受け入れてくれるあたり、彼ら自身おそらく自宅と塾内とでも態度や行動の区別の必要を自覚してはいるのだと思います。

 

これを意思の疎通と呼べるかどうかは別ですが。

 

 


 

 

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