塾には、一度もサボったりなどせずしっかり通ってくる生徒もいれば、何かと言っては遅刻したり休んだりしがちの生徒もごく少数ではありますがいます。
塾内において明らかに他の生徒の邪魔になるような言動をして、これを注意されても改まらない場合には退会勧告いたしますが、そこまでいかず、あくまで生徒個人の内面の問題にとどまっている限り、塾側から匙を投げることは基本的にはありません。
先日も、そういう生徒が久しぶりに教室にやってきました。
しばらく休みがちでしたので、流石に決まり悪そうな顔で教室のドアを開けてきたのですが、それを迎えた講師たちは何のわだかまりもなく、ごく当たり前のように「こんにちは!」と大きな声をかけ、少し言葉を交わしてから席に促してそのままスムーズに授業に入っていきました。
やる気さえあるのなら、私たちはどこまでもしっかりと生徒の背中を押し、或いは手を引いて前に向かって進んでいきます。