後悔するな!

2011-02-19 15:13:05 | 学習塾・勉強の仕方

 

一昨日の後期選抜を終えて、今受験生たちは表面上平静を装いつつ発表を心待ちにする子、あからさまに不安を口にする子など、様々なパターンが混在し、教室の中は独特の雰囲気に満ちています。

 

先輩生徒、つまり今高校生の子達は「試験、どうだった?」などと受験生に聞き、「来年お前が後輩で来るのかあ」などといって笑顔で健闘を称えてもいます。

 

そんな受験生たちが異口同音に言うことがあります。

それをもっとも正直に言った、ある中堅高校を受けた某中学の生徒。

 

 

「二年生の時、あれだけ先生たちに言われたのに『入試なんかまだまだ先』と思ってちっともまじめにやらなかったのが悔やまれる。『こんなことじゃ必ず試験の時になって公開するぞ』って言われた事すらまじめに受け留められなかった自分の愚かさを感じて歯軋りする思い」

 

実際、彼の場合、2年生の内申が不足して、本来彼や親が志望していた県立高校は受けられず、1ランク下げての受験になりました。

 

彼自身が漸くその力を発揮しだしたのは、彼も言うとおり本当に遅い時期であって、学校からは半分さじを投げられるかのような対応をされていたようで、それが余計に彼のやる気を削いでも居たようです(勿論誰よりも彼自身に責任があるのですが)。

 

受験直前には、彼の得点力は、内申点さえ確保できていたら、県内上位高、例えば七里ガ浜や松陽高校の合格レベルにも達していたことを考えると、実に勿体無いことではありますよね。

 

それはそれとして、自分が進む道、進む高校でベストを尽くし、来る大学受験の時には、今度こそ後悔しない自分でありたい、そういうことを自分の経験を踏まえ、心から後輩たちに伝えたいと思っている、そんな風に言う彼は、その意味においてこの受験で大いに成長したのかもしれません。

 

 

しかし、それでも私は声を大にして言いたいです。

 

「君たちが後悔することが分かっているから、われわれは煩がられても煩がられても『やれ』と言うんだ」

 

毎年、そういう私たちの声を正面から受け止めて真摯に勉強に取り組む子達が多い反面、時々見られる『そのときはまだ気づいてくれない子』、新年度はこれをゼロにしたいと、そう強く思っています。

 

勿論、これは学習塾だけでできることではなく、保護者の方のご理解とご協力を心からお願いする次第です。

 


 

 

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