第三弾。
個別指導塾とは何なのか、どういう個別指導塾を選ぶか、選ばないかについてを前回前々回に書いてきました。 ところで、実際には完全マンツーマンではない、講師1名対生徒複数の指導形式の個別指導塾は少なくありません。 それでも、そういう授業形式であることをしっかりと説明され、それを納得した後であれば問題はありません(それがないままマンツーマンシステムです、などと偽るようならもはや論外です)。 常識で考えれば、講師1名対生徒10名などはもはやこれを個別などと言うのは無理がありますよね。 巡回方式で授業する場合、単純に考えて講師1名対生徒10名では、100分間の授業時間で見てもらえる時間はたった10分間しかないことになります。授業時間が80分なら8分、60分なら一人当たりたった6分しか自分の授業時間はありません。 「6分間の個別指導」「8分間の個別指導」です。 スーパーマンでもこれだけの時間の中であれもこれも教えることは不可能です。 では、他の時間、例えば80分-8分=72分は何をしているかといえば、「問題を解く」「問題を解くために考える時間」であって、これを正確に言えば「個別指導時間」ではなく、「自学の時間」ではないでしょうか。 勿論、勉強するということは一直線に答えを得るのではなく、そこに至る「考える時間」が欠かせず、その為に生じる時間は必ず伴う必要なものです。 しかし、だからといって、80分中の72分をそれに充てる形式の授業が果たして個別指導と言い切れるかどうか、これは大いに考えるべきポイントだと思います。 ACSアカデミーでは、この「考える時間の確保」と「教える時間の確保」の両立を図るため、ここで行う授業形式の基本は、1対1の他は講師1名対生徒2名の形式に限定しております。個別指導ということでは、このあたりが限度であると考えます。
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