たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『木靴の樹』シナリオ(4)

2015年03月13日 23時08分27秒 | 映画『木靴の樹』
1990年公開映画パンフレット(フランス映画社発行)より引用します。


農園の中庭(昼)

 石垣の外から物乞いジョバがやって来る。子供達が「ジョバさんだ」とはやしたて、家にかけこむ。


フィナールの家・台所

 食事どき。ジョバが入って来て、隅のマリア像に向かってぼそぼそと祈る。常の事なのでさして驚きもせず、(妻の)フィナルダが食前の祈りを上げる。

フィナルダ「”父と子と聖霊の・・・。主よ我らを健やかに働かしめ、不自由なきようにさせたまえ”(パンの一片をジョバに与え)そら、気の毒なお前さんにも」


ルンクの後家さんの家・台所

 続いてルンクの後家さんの家に入ったジョバは、再び祈り出す。またパンをもらい、嬉しそうに去っていく。そんな彼を、面白がってくすくす笑う子供達。


ルンクの後家さん「笑ってはダメよ。貧しい人ほど神様に近いのよ」


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寝台列車がまたなくなっていくんですね。
札幌から上野までの「北斗星」に20年以上前ですが乗ったことあります。
快適でなんだかワクワク感がありました。
眠ってしまうと景色をみることができないので
もったいない気がしたような・・・。
急ぐばっかりで、こんなゆっくり、のんびりの旅路は許されない社会にどんどんなっていく。
ゆっくり、ゆっくりじゃダメなのかな・・・。