2016年12月25日「観劇納めはクロス・ハート」
http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/84b6af738161498fb7aae2a2b5f68302
2017年1月29日「クロス・ハート(2)
http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c0e0688dca79aacf7621ee7d2c1b4135
2017年2月4日 「クロス・ハート」(3)
http://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c0e0688dca79aacf7621ee7d2c1b4135
わたし自身のためにこの舞台のことをもう少し。
『CROSS HEART』公式プログラムより
「愛と友情には運命を変える力がある
作・演出・振付・出演 玉野和紀
人は日常の小さな事や人生をも変える様な大きな出来事に出合いながら生きています。そしてその一つ一つの出来事の答えを決定し、それを繰り返し、自らの人生という道を積み上げながら歩んでいきます。あの時違う道を選んでいれば、自分の人生は変わっていただろうなと思う人はたくさんいらっしゃる事でしょう。そしてどうすることもできなかったことに遭遇した時、ひとは”ああ、これが私の運命か!”と思ってしまいます。
この作品のテーマは、まさにその運命です。その運命にどう立ち向かっていくかという事なのです。劇中の台詞にも出てきますが、人は運命を背負って生まれてきます。宿命は変える事が出来ません。宿命とは人間として生まれたことや、〇〇家の子供として生まれた事などです。これは自分ではどうする事も出来ません。そして運命とは人間の意志を超越して幸・不幸が巡って来る事です。巡ってきた運命にどう対処していくかは自分次第です。それによって自分の人生という道が創られていきます。巡って来る幸・不幸にどう立ち向かっていくかで人生が変わり、未来が変わるのです。そして自分の力だけではどうしようもない時に頼りになるのが人です。人生ではたくさんの人との出会いがあります。そしてそこには愛や友情が生まれ信頼関係が育まれます。それらが大きな力となり運命を切り開いていけるのです。それほど人との出会いはそれぞれの人に大きな影響を与えるものです。
人は一生でたくさんんお人と出会います。人が一生で出会う人の数、それは何らかの接点を持つ人が3万人と言われています。その確率は24万の1です。友人と呼べる人が30人だとすると、出会う確率が2億4千万分の1なのです。そして最愛の人、生涯を共にする人と出会う確率は72億分の1です。ですから、人との出会いは奇跡であり掛け替えのないものなのです。人との出会いこそ、その人の人生そのものと言っても過言ではないと思います。」
わたしの個人史と重ね合わせながら、プログラムを読み返しました。〇〇家の長女として両親のもとに生まれ、妹との自死によるお別れが訪れたのはわたしの宿命、その後カウンセラーの先生との出会いがあり、わたしの生きる力を信じてくださったことでここまで自分の足で歩いてくることができたのはわたしの運命。気がつけば、慟哭しながら語るわたしの話を聴いてくださった時の先生の年齢に、わたしかなり近くなってきています。今またこれからの人生をどうやって生き抜いていくか、試練の時。これでもかこれでもかというぐらいに訪れる試練の時。苦労するために生まれてきたのかなあとふと思ってしまいますが、苦労のない人生なんてきっとないですよね。人からみれば恵まれているようにみえる人にも何かしらあります。なにかにぶち当たった時、どう受けとめ立ち向かうかで人生は変わってくるんだろうなと思います。身動きできない時もあります。また動き始めることができるまでには時間が必要です。必要な時間は人それぞれ。身動きできないときは身動きできないままにじっと佇んでいればいいと思います。道草くいながら、後ろばっかり振り返りながら佇んでいればいいと思います。明日のことは誰にもわかりません。現在(いま)という時を生きるのみだと思います。あと一か月あまりでまた失業状態になるわたしがこんなこと言ってもなんの説得力もないですが・・・。
この舞台を観劇したのは昨年のクリスマス。もっとずっと時が流れたような気がします。(黄色い声で気分によって怒られ続けた2016年、今となっては悪い夢をみていたような気がします。)誰もが知っている作品ではないし、現代と100年戦争時代が交錯する構成でなかなか良さを伝えるのはむずかしいですが、宿命を受け入れつつ潔く生きた人々の物語。いい作品でした。ジャニーズの屋良さんと中山さんのW主演が話題でしたが、心に焼き付いているのは蘭乃はなさんと大湖せしるさん-元タカラジャンヌのふたりが魅せてくれた女性同士の殺陣の対決シーン、しなやかなダンスと美しいドレスさばき、唯月ふうかちゃんの澄み切った歌声。抗うことのできない宿命のなかで、普通の暮らしを営みながら懸命に生きた人々。蘭乃さんアルセーヌは、両親亡き後の家を切り盛りし、両親を殺されて逃げてきた唯月ふうかちゃんカミーユを住まわせながら普通の暮らしを営んでいた女性。そんな女性が軍服をまとい、敵方とは知らずに出会ってしまった中山優馬さんセザールの剣に倒れる姿が美し過ぎました。大湖せしるさんは早霧せいなさん率いる雪組にいらした方なんですね。最近雪組の映像をあれやこれやとみていて知りました。立ち姿がほんとに男前。宝塚出身の方は様式美にあふれていますね。ふうかちゃん、次はレミゼのエポニーヌですか。似合うだろうなあ。
ZEEPブルーシアター六本木は少し小高い所にあり、終演後は夕暮れの光が降り注いでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/76/dea2f255cc73ebc29a777b876bee8f83.jpg)
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2017年2月4日 「クロス・ハート」(3)
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わたし自身のためにこの舞台のことをもう少し。
『CROSS HEART』公式プログラムより
「愛と友情には運命を変える力がある
作・演出・振付・出演 玉野和紀
人は日常の小さな事や人生をも変える様な大きな出来事に出合いながら生きています。そしてその一つ一つの出来事の答えを決定し、それを繰り返し、自らの人生という道を積み上げながら歩んでいきます。あの時違う道を選んでいれば、自分の人生は変わっていただろうなと思う人はたくさんいらっしゃる事でしょう。そしてどうすることもできなかったことに遭遇した時、ひとは”ああ、これが私の運命か!”と思ってしまいます。
この作品のテーマは、まさにその運命です。その運命にどう立ち向かっていくかという事なのです。劇中の台詞にも出てきますが、人は運命を背負って生まれてきます。宿命は変える事が出来ません。宿命とは人間として生まれたことや、〇〇家の子供として生まれた事などです。これは自分ではどうする事も出来ません。そして運命とは人間の意志を超越して幸・不幸が巡って来る事です。巡ってきた運命にどう対処していくかは自分次第です。それによって自分の人生という道が創られていきます。巡って来る幸・不幸にどう立ち向かっていくかで人生が変わり、未来が変わるのです。そして自分の力だけではどうしようもない時に頼りになるのが人です。人生ではたくさんの人との出会いがあります。そしてそこには愛や友情が生まれ信頼関係が育まれます。それらが大きな力となり運命を切り開いていけるのです。それほど人との出会いはそれぞれの人に大きな影響を与えるものです。
人は一生でたくさんんお人と出会います。人が一生で出会う人の数、それは何らかの接点を持つ人が3万人と言われています。その確率は24万の1です。友人と呼べる人が30人だとすると、出会う確率が2億4千万分の1なのです。そして最愛の人、生涯を共にする人と出会う確率は72億分の1です。ですから、人との出会いは奇跡であり掛け替えのないものなのです。人との出会いこそ、その人の人生そのものと言っても過言ではないと思います。」
わたしの個人史と重ね合わせながら、プログラムを読み返しました。〇〇家の長女として両親のもとに生まれ、妹との自死によるお別れが訪れたのはわたしの宿命、その後カウンセラーの先生との出会いがあり、わたしの生きる力を信じてくださったことでここまで自分の足で歩いてくることができたのはわたしの運命。気がつけば、慟哭しながら語るわたしの話を聴いてくださった時の先生の年齢に、わたしかなり近くなってきています。今またこれからの人生をどうやって生き抜いていくか、試練の時。これでもかこれでもかというぐらいに訪れる試練の時。苦労するために生まれてきたのかなあとふと思ってしまいますが、苦労のない人生なんてきっとないですよね。人からみれば恵まれているようにみえる人にも何かしらあります。なにかにぶち当たった時、どう受けとめ立ち向かうかで人生は変わってくるんだろうなと思います。身動きできない時もあります。また動き始めることができるまでには時間が必要です。必要な時間は人それぞれ。身動きできないときは身動きできないままにじっと佇んでいればいいと思います。道草くいながら、後ろばっかり振り返りながら佇んでいればいいと思います。明日のことは誰にもわかりません。現在(いま)という時を生きるのみだと思います。あと一か月あまりでまた失業状態になるわたしがこんなこと言ってもなんの説得力もないですが・・・。
この舞台を観劇したのは昨年のクリスマス。もっとずっと時が流れたような気がします。(黄色い声で気分によって怒られ続けた2016年、今となっては悪い夢をみていたような気がします。)誰もが知っている作品ではないし、現代と100年戦争時代が交錯する構成でなかなか良さを伝えるのはむずかしいですが、宿命を受け入れつつ潔く生きた人々の物語。いい作品でした。ジャニーズの屋良さんと中山さんのW主演が話題でしたが、心に焼き付いているのは蘭乃はなさんと大湖せしるさん-元タカラジャンヌのふたりが魅せてくれた女性同士の殺陣の対決シーン、しなやかなダンスと美しいドレスさばき、唯月ふうかちゃんの澄み切った歌声。抗うことのできない宿命のなかで、普通の暮らしを営みながら懸命に生きた人々。蘭乃さんアルセーヌは、両親亡き後の家を切り盛りし、両親を殺されて逃げてきた唯月ふうかちゃんカミーユを住まわせながら普通の暮らしを営んでいた女性。そんな女性が軍服をまとい、敵方とは知らずに出会ってしまった中山優馬さんセザールの剣に倒れる姿が美し過ぎました。大湖せしるさんは早霧せいなさん率いる雪組にいらした方なんですね。最近雪組の映像をあれやこれやとみていて知りました。立ち姿がほんとに男前。宝塚出身の方は様式美にあふれていますね。ふうかちゃん、次はレミゼのエポニーヌですか。似合うだろうなあ。
ZEEPブルーシアター六本木は少し小高い所にあり、終演後は夕暮れの光が降り注いでいました。
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