2020年9月25日、5カ月おくれで幕をあけた月組公演の宝塚大劇場初日舞台挨拶、オンデマンド配信が14日までなので書き残しておきたい。
「本日は大変足元の悪い中、月組公演の初日にお越しくださり、まことにありがとうございました。あらためまして月組の珠城りょうでございます。」
「まずはここにいる出演者全員が、ここにはいないメンバーも含めて全員が今日という日を心待ちにしておりました。稽古が再開するまでの長いお休みの間、わたくしはいろいろなことを考えておりました。今までの楽しかったこと、嬉しかったこと、哀しかったこと、つらかったこと、今のわたしにできることはなんなのか・・・」
「ですが、今日の舞台を終えてわたしに残った思いはただただ演じることが楽しくてうれしくてその感情をお客様と共有できるこの空間が大好きなんだということです。それにあらためて気づくことができ、ほんとうに幸せですし、みなさまも同じように幸せだと思っていてくださればそれがあ答えなのではないかと思います。」
「月組は5組の中でもいちばん最後のスタートでした。みなさま今日まで長い間ずっと待っていてくださり、ありがとうございます。これからさきまだまだ大変なこともつらいこともあるかもしれません。でもそんなときはわたくしたちがいます。わたくしたちはこれからもタカラジェンヌであるかぎりみなさまの夢であり希望であり光であり続けたい、そう願ってこれからも歩んでまいりたいと思います。みなさま、千穐楽までどうぞ共に歩んでください。これからも月組を、そして宝塚歌劇を引き続きあたたかく見守っていただけましたら、とてもうれしく思います。本日は本当にありがとうございました。」
カーテンコール1回目
「あー、みなさまお久しぶりです。」定員半分の客席から大きな拍手。
「月組は2月末でそれぞれ二手にわかれた公演を終えており、ほんとうに舞台に立つのは実質約7カ月ちょっとぶりぐらいでしょうか、ほんとうにみなさまにお会いするのが大変久しぶりでみなさまどのように過ごしていらっしゃるか大変気になっておりました。」客席から笑い声。
「ここは笑うところじゃないと思うんですが、はいみなさまがすごくたくさん笑ってくださっていて、あーみなさまが楽しんでくださっているんだなと思うとそれがなにより嬉しかったです。今日の公演楽しかったです。コメディいいですね。」
「そして今回初舞台を踏む106期生、口上でも申し上げておりましたが、みなさまからいただいた激励のことば、そして今日いただいた拍手はきっと忘れないと思います。みなさま今一度今日無事に初舞台を踏めた106期生にあたたかい拍手をちょうだいできますでしょうか。」
大階段の彼女たちがみえるように、大羽根背負いながら腰を落として大階段見上げて拍手している美園さくらちゃんと中腰になりながら後ろを振り返りつつ拍手している月城かなとさん。
「ありがとうございます。この公演AパターンBパターンわかれますが、それぞれ変わらない熱量の舞台をお送りしていきたいと思っております。松本悠里さん、月組生、そして初舞台の106期生と共にみなさまに心ある楽しい舞台をお届けしてまいりたいと思います。ほんじつはほんとうにありがとうございました。」
カーテンコール2回目、
「いやでもほんとうになんていうんでしょう、今はほんとうに、ほんとうにばっかり言って申し訳ないんですが、うれしいとか楽しいとか幸せとか、そういう幸福感に満ち満ちております。
そのことばしか出てきません。意外と実際今日お客様が入られて舞台に立ったら感動してはーって(涙をぬぐうしぐさ)なるかと思ったんですがそれ以上に幸せと楽しさが勝ちました。みなさまほんとうにありがとうございます。」
「わたくしたちをそういう気持ちにさせてくださったのはみなさまのそういうお力です。みなさまのおかげです。ほんとうに舞台は生でこうしてお客様が劇場に入られてはじめて成立するんdとまたあらためて実感しております。」
「いつも光月組長がおっしゃっていますが、これからも月のように変幻自在にかたちを変えてわたしたちも変化、進化してまいりたいと思います。ほんじつはほんとうにありがとうございました。」
(東京宝塚劇場公演プログラムより、原田諒先生のことば)
「幕を開ける事は出来たものの千秋楽まで走り切れるかどうか、以前なら考えもしなかった不安を恐怖を誰もが感じながら、まさに薄氷を踏む思いで日々の公演をつとめたが、無事に大劇場公演の千秋楽まで辿り着くことが出来たのは、ひとえに出演者たちが自らに課した厳しい健康管理の結果にほかならない。タカラジェンヌの舞台にかける情熱と一途な思いを心から誇りに思う。そんな苦しい毎日の中でも明るく真摯に、力強く組子を引っ張った珠城りょうの姿に一軍の将としての覚悟を見せつけれた思いがした。新しい生活様式の中で人間同士のディスタンスは広げざるを得ないが、珠城率いる月組生の心と心の距離は以前よりもさらに近づき、このチームが明るく強く固い絆で結ばれていることを実感している。」
東京宝塚劇場、スタッフの緊張感を感じました。年が明けて1月3日の千穐楽まで無事に辿り着けることをただただ祈っています。その前に自分は無事に今年を終えることができればまた劇場に行きます。幻になりませんように・・・。
劇場に灯る明りは、夢であり希望であり光。死ぬまで働くしかない人生、ゆったりまったりスローライフとかそんなん許されない人生、生きていても苦しいばっかりだけど、劇場にいけば希望がある、光がある。わたしがいなくなっても困る人はどこにもいないので、観劇の時間がなかったら生きている理由はない。観劇のために生き延びていく、今はただそれだけ。
東京宝塚劇場名物の公演デザート、トッピングがベル・エポック時代のガブリエルの衣装。
カシスソースが美味でした。
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「本日は大変足元の悪い中、月組公演の初日にお越しくださり、まことにありがとうございました。あらためまして月組の珠城りょうでございます。」
「まずはここにいる出演者全員が、ここにはいないメンバーも含めて全員が今日という日を心待ちにしておりました。稽古が再開するまでの長いお休みの間、わたくしはいろいろなことを考えておりました。今までの楽しかったこと、嬉しかったこと、哀しかったこと、つらかったこと、今のわたしにできることはなんなのか・・・」
「ですが、今日の舞台を終えてわたしに残った思いはただただ演じることが楽しくてうれしくてその感情をお客様と共有できるこの空間が大好きなんだということです。それにあらためて気づくことができ、ほんとうに幸せですし、みなさまも同じように幸せだと思っていてくださればそれがあ答えなのではないかと思います。」
「月組は5組の中でもいちばん最後のスタートでした。みなさま今日まで長い間ずっと待っていてくださり、ありがとうございます。これからさきまだまだ大変なこともつらいこともあるかもしれません。でもそんなときはわたくしたちがいます。わたくしたちはこれからもタカラジェンヌであるかぎりみなさまの夢であり希望であり光であり続けたい、そう願ってこれからも歩んでまいりたいと思います。みなさま、千穐楽までどうぞ共に歩んでください。これからも月組を、そして宝塚歌劇を引き続きあたたかく見守っていただけましたら、とてもうれしく思います。本日は本当にありがとうございました。」
カーテンコール1回目
「あー、みなさまお久しぶりです。」定員半分の客席から大きな拍手。
「月組は2月末でそれぞれ二手にわかれた公演を終えており、ほんとうに舞台に立つのは実質約7カ月ちょっとぶりぐらいでしょうか、ほんとうにみなさまにお会いするのが大変久しぶりでみなさまどのように過ごしていらっしゃるか大変気になっておりました。」客席から笑い声。
「ここは笑うところじゃないと思うんですが、はいみなさまがすごくたくさん笑ってくださっていて、あーみなさまが楽しんでくださっているんだなと思うとそれがなにより嬉しかったです。今日の公演楽しかったです。コメディいいですね。」
「そして今回初舞台を踏む106期生、口上でも申し上げておりましたが、みなさまからいただいた激励のことば、そして今日いただいた拍手はきっと忘れないと思います。みなさま今一度今日無事に初舞台を踏めた106期生にあたたかい拍手をちょうだいできますでしょうか。」
大階段の彼女たちがみえるように、大羽根背負いながら腰を落として大階段見上げて拍手している美園さくらちゃんと中腰になりながら後ろを振り返りつつ拍手している月城かなとさん。
「ありがとうございます。この公演AパターンBパターンわかれますが、それぞれ変わらない熱量の舞台をお送りしていきたいと思っております。松本悠里さん、月組生、そして初舞台の106期生と共にみなさまに心ある楽しい舞台をお届けしてまいりたいと思います。ほんじつはほんとうにありがとうございました。」
カーテンコール2回目、
「いやでもほんとうになんていうんでしょう、今はほんとうに、ほんとうにばっかり言って申し訳ないんですが、うれしいとか楽しいとか幸せとか、そういう幸福感に満ち満ちております。
そのことばしか出てきません。意外と実際今日お客様が入られて舞台に立ったら感動してはーって(涙をぬぐうしぐさ)なるかと思ったんですがそれ以上に幸せと楽しさが勝ちました。みなさまほんとうにありがとうございます。」
「わたくしたちをそういう気持ちにさせてくださったのはみなさまのそういうお力です。みなさまのおかげです。ほんとうに舞台は生でこうしてお客様が劇場に入られてはじめて成立するんdとまたあらためて実感しております。」
「いつも光月組長がおっしゃっていますが、これからも月のように変幻自在にかたちを変えてわたしたちも変化、進化してまいりたいと思います。ほんじつはほんとうにありがとうございました。」
(東京宝塚劇場公演プログラムより、原田諒先生のことば)
「幕を開ける事は出来たものの千秋楽まで走り切れるかどうか、以前なら考えもしなかった不安を恐怖を誰もが感じながら、まさに薄氷を踏む思いで日々の公演をつとめたが、無事に大劇場公演の千秋楽まで辿り着くことが出来たのは、ひとえに出演者たちが自らに課した厳しい健康管理の結果にほかならない。タカラジェンヌの舞台にかける情熱と一途な思いを心から誇りに思う。そんな苦しい毎日の中でも明るく真摯に、力強く組子を引っ張った珠城りょうの姿に一軍の将としての覚悟を見せつけれた思いがした。新しい生活様式の中で人間同士のディスタンスは広げざるを得ないが、珠城率いる月組生の心と心の距離は以前よりもさらに近づき、このチームが明るく強く固い絆で結ばれていることを実感している。」
東京宝塚劇場、スタッフの緊張感を感じました。年が明けて1月3日の千穐楽まで無事に辿り着けることをただただ祈っています。その前に自分は無事に今年を終えることができればまた劇場に行きます。幻になりませんように・・・。
劇場に灯る明りは、夢であり希望であり光。死ぬまで働くしかない人生、ゆったりまったりスローライフとかそんなん許されない人生、生きていても苦しいばっかりだけど、劇場にいけば希望がある、光がある。わたしがいなくなっても困る人はどこにもいないので、観劇の時間がなかったら生きている理由はない。観劇のために生き延びていく、今はただそれだけ。
東京宝塚劇場名物の公演デザート、トッピングがベル・エポック時代のガブリエルの衣装。
カシスソースが美味でした。
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