たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『桜嵐記』『Dream Chaser』-東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信(4)

2021年09月05日 16時03分02秒 | 宝塚
月組『桜嵐記』『Dream Chaser』-東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/04e08e0d1bc761b00a04696cf01fa09a




「桜嵐記-主題歌-

 作詞;上田久美子  作曲;青木朝子

 もののふは 限りを知りて
 魂極(たまきは)る 命知るらむ

 雪解(ゆきげ)待ち咲き初む 吉野の花々は
 梓弓 帰り来ぬ命のごとく燃ゆ

 咲け 咲け 咲け 咲け
 もののふの もののふの もののふの花
 冬に咲け 雪に咲け 咲き狂え」

 古典的な言葉が美しい歌詞、ナウオンステージでウエクミ先生から宝塚の伝統的な日本物の美しさを大切にしてほしいという話があったと。四条畷の戦いの前夜、死を覚悟している正行と二度と会うことは叶わないことを覚悟している弁内侍が満開の桜の中で思いを交わす場面の儚い美しさと色気は宝塚ならでは。女性が演じる男役と女性が演じる娘役だから成立する世界観。

 美園さくらちゃんのラストカフェブレイクで弁内侍からイメージして色紙に書いた言葉が「限りを知り 美しさを知る」。限りがあるからこそ美しいと。

 きびしいご意見もあるようですが、正行はなんのために負けるとわかっている戦いに出陣していき、なんのために死んでいったのか、その答えを観客ひとりひとりに委ねるウエクミ先生の演出、わたしは好きです。




『Dream Chaser』、

「第3章ミロンガ
 
 ミロンガとはタンゴの舞踏会、ミロンガの男Sを中心に、情熱的な舞踏会が繰り広げられる。」

 たまきち(珠城りょうさん)がありちゃん(暁千星)をリフトする場面、ナウオンステージで自分より背の高い男役さんをリフトする時がくるとは思わなかった、ある時高くあげたらありがびっくりしていたという話が出ていました。劇場で観劇した時はオペラグラスで海乃美月ちゃんのかっこよさをくぎ付けになったので配信の画面で最後に確認、ちなつさん(鳳月杏さん)とたまきちが絡むところも確認。美月ちゃんがちなつさんと絡んでたまきちに戻っていったり、美月ちゃんが珠李ちゃんとたまきちをとりあったり、ストーリーがあるようですがわたしは全く認識できず。娘役さんが男役さんのハットをとってかぶりながら踊る振付など、ただただ足さばきむずかしいだろうにものすごくかっこいいと見惚れていました。オペラグラスを使うと全体がみえず、全体をみているとそれぞれの表情まではわからない、同時にみたいけどみることできないというジレンマ。宝塚のショーは目が足りなすぎますね。

 わたしはとうてい見切れなかった男役さんと娘役さんの組み合わせ、ググると書かれている方がいらっしゃり参考にさせていただきます。

 珠城りょう×海乃美月 鳳月杏×天紫珠李 暁千星×夏風季々 千海華蘭×きよら羽龍

 英かおと×晴音アキ

 こうして群舞のダンスの美しさとかっこよさを存分に味わうことができるのも宝塚ならでは。美園さくらちゃんのソロ歌唱がパレードのエトワールだけだったのはちょっとさみしかったかもしれません。お芝居は日本物だったので金髪にドレスを素敵に着こなすさくらちゃんのかっこいいところが全開だったのは嬉しかったです。

 中村暁先生のショーデビュー作『サジタリウス』、『雪之丞変化』が長いのでショーとして短めの時間でしたが今も大好きなショー作品。根本に流れる世界観は変わらないままかな。

オンデマンド配信されたSTAGE Pick Up
「「珠城りょうサヨナラショー」より、『All for One』「♪明日を信じて」、『BADDY-悪党は月からやって来る-』「♪BADDY」をお届けします。珠城を中心とした月組メンバーによる、感動のステージをどうぞ!」

https://tv.rakuten.co.jp/content/392428/


「たとえこの世が 闇に包まれていても 
 明日は太陽が昇り 光浴びる
 そう信じて 人は生きる
 陽の光は 等しく当たる

 明日を信じて 今日は耐えよう
 明日を信じて 今は生きて行こう 

 誰が誰を愛しても 許される世界 
 いつか必ず やって来るはず

 明日を信じて 今日は耐えよう
 明日を信じて 今は生きて行こう

 たとえこの世が 闇に包まれていても
 明日は太陽が昇り 光浴びる

 そう信じて 人は生きる
 陽の光は
 等しく当たる

 誰が誰を愛しても 許される世界 
 いつか必ず やって来るはず

 明日を信じて 今日は耐えよう
 明日を信じて 今は生きて行こう」

 バスの中でイヤホンしながら聴いていると涙が出てきます。温もりのある歌声からのコーラス。小池先生、まさかこんなコロナ禍を想定して書いた歌詞ではないはずですがこの状況下で心に沁みます。ここから「千穐楽!じょーだんじゃねぇ」と「BADDY」へ。元気もらえます。心が死なないものを一生懸命に求めます。

月組『All for One!』より_「明日を信じて」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6dfe21239403ae7b9636f08e3ce2e315