![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/bc/c37ef42dca11d8da343cc63b6ca46edd.jpg)
すっかり疲れている土曜日、足腰が痛いし、集合住宅は最後の最後までどこまでも面倒くさいし、引き払う準備は8割ほどすんでいますが最後にならないと片付けられないものも多々あり、気を抜くことができません。残りあと1回の出勤、ちっそくしそうな部屋にあと9泊となりました。ゆっくりブログを書きたいですが心身のエネルギーが削がれた体をほぐすためスパにきているので少しだけ。
思いのほかはまってしまった『るろうに剣心』。断片的な思い出し日記。一度観ると目が足りなくってなんどでも観たくなる舞台でした。早霧せいなさんのファンクラブ貸切をのぞく東京公演を全部観劇した方もいらっしゃるようですごい。チケットを取ったときは、男役だったちぎさんが本物の男性の中で男を演じるってどうなんだろうって半信半疑でそれほど気乗りしていなかったのですが実際の舞台では全く違和感なし。日本男子が、三浦涼介さんとか、この舞台にはいませんが古川雄大さんとか、廣瀬祐輔さんとか、その昔は漫画の中にしかいなかったような美しさをまとうようになってきたんだなあと時代の移り変わりをしみじみ感じました。漫画の世界と現実の男性と男役との距離が縮まってきたんだなあと。その親和性がうまく生きた舞台だったと思います。
素は美人でものすごく細い早霧せいなさんが男性相手に、誰よりも多い殺陣の場面をこなしていました。男性のメインキャストとは、ストーリーはともかく一通り剣を交えるシーンが用意されていました。宝塚仕込みの立ち回りは、ただキレルだけでなく所作のひとつひとつが流れるように美しかったことが印象的でした。もちろん受ける側の男性陣の身体能力と技術の高さがあってこそなんだろうけれど、技術的なことばかりでなく、なんか心があったなあと。一番心を掴まれたのが、終盤の緋村剣心と抜刀歳(剣心の影)との対決。抜刀歳の松岡広大さんの刀さばきのスピード感、立ち回りの動きの速さとキレ具合がすごかったですが、そういうことだけでもない。うまく言葉にできませんが、剣心の心の葛藤の場面になっていたと思います。最後剣心が抜刀歳に勝つのは、心の中で人斬りだった過去と訣別して、人を助けるために逆刃刀をふるっていこうと決意した瞬間だったのだと、二度目の観劇で納得。
オープニング、江戸時代末期の京都から江戸城の無血開城までがスピーディに描かれていました。ちょっと早かったですが歌とダンスシーンもあり爽快な展開。抜刀歳がばっさばっさと幕府側を斬り倒すと、同時に斬られた竹も折れるようになっていて舞台装置に手抜かりなし。プログラムをみると美術は松井るみさん。『1789バスティーユの恋人たち』の大きな天井、『モーツァルト』のピアノと五線譜の舞台装置もこの方。納得でした。
眼光鋭い剣心が花道から登場。幕府側である新選組をばっさばっさと斬り倒していきます。そのあと歌う場面。かっこいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/da/130fd4a7e927f3eac024decdf83ae2b5.jpg)
江戸末期の京都、加納惣三郎、朱音太夫、剣心、桂小五郎
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/cc/fd20a6cfb6cbbb6b89d4ea86dd7755c3.jpg)
薫、剣心、そうすけくん弥彦。剣心は愉快であったかい仲間たちとの出会いで変わっていきます。薫が歌いながら道場の型を紹介していく場面、剣心と弥彦のデュエットダンスがなにげにものすごく可愛くてお気に入り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/85/4b2742e638bb94f1364281b101095192.jpg)
明治維新になってからの剣心は赤い羽織姿になり、風車で遊びながら登場。眼光鋭かった抜刀歳から緩い剣心へと変わっていったことを衣装でも表現していました。ゆるゆるふわふわな感じは女性が演じる男性だらか出せるのかあ。可愛らしさはアニメの剣心そのまんまだと思いました。一幕最後は、剣心が刀を鞘に納めてポーズを決めて幕。素敵でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/23/765c88fe65966d54a51a620b81142685.jpg)
二幕、プチガルニエの客間で剣心と加納惣三郎が対面する場面。
花瓶の薔薇の花びらが落ちたのは、蜘蛛の巣というアヘン入りのパボを加納惣三郎が剣心にすすめながら、自分も飲むふりして実は花瓶に捨てていたということみたいですが、いいタイミングで花びらが二度か三度落ちたの、どういう仕掛けになっているのかなあ。すごく気になります。舞台装置、細かいところで実によくできていました。お見事。
松岡充さんの加納惣三郎、しぶかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/fd/429d2449b5dfea0a4ff7e40194e26e43.jpg)
舞台って、色々な人の力が合わさって出来上がっている総合芸術で、稽古場を経て劇場で披露される時には観客も一員なんだなあって、舞台って観客と演者とスタッフたちで完成するものなんだなあってしみじみ思いました。
まだまだ書きたいことありますが今日はここまで。舞台写真は宝塚ジャーナルよりお借りしています。
あらためて憲ちゃん弥彦、可愛い、お兄ちゃんにそっくりすぎる。
(写真は劇団ひまわり公式ツィッターよりお借りしています。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cd/d4554a36424e2de26020c29d744a81de.jpg)
千穐楽のカーテンコールの様子。時間とお金が許せば行きたかったでござる。
(『るろうに剣心』公式ツィッターよりお借りしています。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/54/e571a535d81ff8dc7cbe482887567e3f.jpg)
大阪公演、短い期間で一日二回公演も多いし、ハードだなあ。
さすがに行けませんが応援しています。ほっそい早霧さんが折れたりしませんように、怪我なく無事に終われますように・・・。
思いのほかはまってしまった『るろうに剣心』。断片的な思い出し日記。一度観ると目が足りなくってなんどでも観たくなる舞台でした。早霧せいなさんのファンクラブ貸切をのぞく東京公演を全部観劇した方もいらっしゃるようですごい。チケットを取ったときは、男役だったちぎさんが本物の男性の中で男を演じるってどうなんだろうって半信半疑でそれほど気乗りしていなかったのですが実際の舞台では全く違和感なし。日本男子が、三浦涼介さんとか、この舞台にはいませんが古川雄大さんとか、廣瀬祐輔さんとか、その昔は漫画の中にしかいなかったような美しさをまとうようになってきたんだなあと時代の移り変わりをしみじみ感じました。漫画の世界と現実の男性と男役との距離が縮まってきたんだなあと。その親和性がうまく生きた舞台だったと思います。
素は美人でものすごく細い早霧せいなさんが男性相手に、誰よりも多い殺陣の場面をこなしていました。男性のメインキャストとは、ストーリーはともかく一通り剣を交えるシーンが用意されていました。宝塚仕込みの立ち回りは、ただキレルだけでなく所作のひとつひとつが流れるように美しかったことが印象的でした。もちろん受ける側の男性陣の身体能力と技術の高さがあってこそなんだろうけれど、技術的なことばかりでなく、なんか心があったなあと。一番心を掴まれたのが、終盤の緋村剣心と抜刀歳(剣心の影)との対決。抜刀歳の松岡広大さんの刀さばきのスピード感、立ち回りの動きの速さとキレ具合がすごかったですが、そういうことだけでもない。うまく言葉にできませんが、剣心の心の葛藤の場面になっていたと思います。最後剣心が抜刀歳に勝つのは、心の中で人斬りだった過去と訣別して、人を助けるために逆刃刀をふるっていこうと決意した瞬間だったのだと、二度目の観劇で納得。
オープニング、江戸時代末期の京都から江戸城の無血開城までがスピーディに描かれていました。ちょっと早かったですが歌とダンスシーンもあり爽快な展開。抜刀歳がばっさばっさと幕府側を斬り倒すと、同時に斬られた竹も折れるようになっていて舞台装置に手抜かりなし。プログラムをみると美術は松井るみさん。『1789バスティーユの恋人たち』の大きな天井、『モーツァルト』のピアノと五線譜の舞台装置もこの方。納得でした。
眼光鋭い剣心が花道から登場。幕府側である新選組をばっさばっさと斬り倒していきます。そのあと歌う場面。かっこいい。
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江戸末期の京都、加納惣三郎、朱音太夫、剣心、桂小五郎
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薫、剣心、そうすけくん弥彦。剣心は愉快であったかい仲間たちとの出会いで変わっていきます。薫が歌いながら道場の型を紹介していく場面、剣心と弥彦のデュエットダンスがなにげにものすごく可愛くてお気に入り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/85/4b2742e638bb94f1364281b101095192.jpg)
明治維新になってからの剣心は赤い羽織姿になり、風車で遊びながら登場。眼光鋭かった抜刀歳から緩い剣心へと変わっていったことを衣装でも表現していました。ゆるゆるふわふわな感じは女性が演じる男性だらか出せるのかあ。可愛らしさはアニメの剣心そのまんまだと思いました。一幕最後は、剣心が刀を鞘に納めてポーズを決めて幕。素敵でした。
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二幕、プチガルニエの客間で剣心と加納惣三郎が対面する場面。
花瓶の薔薇の花びらが落ちたのは、蜘蛛の巣というアヘン入りのパボを加納惣三郎が剣心にすすめながら、自分も飲むふりして実は花瓶に捨てていたということみたいですが、いいタイミングで花びらが二度か三度落ちたの、どういう仕掛けになっているのかなあ。すごく気になります。舞台装置、細かいところで実によくできていました。お見事。
松岡充さんの加納惣三郎、しぶかった。
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舞台って、色々な人の力が合わさって出来上がっている総合芸術で、稽古場を経て劇場で披露される時には観客も一員なんだなあって、舞台って観客と演者とスタッフたちで完成するものなんだなあってしみじみ思いました。
まだまだ書きたいことありますが今日はここまで。舞台写真は宝塚ジャーナルよりお借りしています。
あらためて憲ちゃん弥彦、可愛い、お兄ちゃんにそっくりすぎる。
(写真は劇団ひまわり公式ツィッターよりお借りしています。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cd/d4554a36424e2de26020c29d744a81de.jpg)
千穐楽のカーテンコールの様子。時間とお金が許せば行きたかったでござる。
(『るろうに剣心』公式ツィッターよりお借りしています。)
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大阪公演、短い期間で一日二回公演も多いし、ハードだなあ。
さすがに行けませんが応援しています。ほっそい早霧さんが折れたりしませんように、怪我なく無事に終われますように・・・。