たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『モダン・ミリー』-9月8日シアタークリエ

2022年10月29日 00時15分53秒 | ミュージカル・舞台・映画
『モダン・ミリー』観劇レポート:“夢見ることを恐れない”ヒロインの恋と奮闘
https://www.musicaltheaterjapan.com/entry/2209-6


 このままだと日本は本当に沈没する、わたしに未来も希望もありませんが、そもそも日本自体が終わっている。絶望の日々ですがほんのいっときでも忘れて楽しかった思い出、備忘録。

『モダン・ミリー』、10月2日新歌舞伎座にて無事大千穐楽を迎えました。わたしは、シアタークリエにてなんとか無事に観劇することができました。

笑いはなによりの免疫
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bc3c6b6da9b54c16364936a1e0e0e48f


2022年9月8日(木)13時~、シアタークリエ

 東宝ナビザーブの先行抽選にエントリーして一列目のほぼ真ん中、キャストのみなさまのお化粧の香りが漂ってくる席。おばさんは、中河内雅貴さんが一幕のソロ歌唱の時視線おくってくれたら、恥ずかしすぎてうつむいてしまったのでした。

 目の前のまぁ様(朝夏まなとさん)、背が高くって、お顔ちいさくって、腰の位置もめちゃめちゃ高くって、とってもキュートでした。真っ赤なドレスとへこたれないヒロイン像は太陽のような笑顔のまぁ様によく似合っていました。机の下でタップダンスしながら机ごと移動していく場面、机の下の足の長いこと長いこと。タイピングをタップダンスで表現するという演出。ハードだったと思いますが楽しめました。いちばん可愛かったのは、みりおん(実咲凛音さん)と廣瀬友祐さんが一目会った途端惹かれ合いデュエットダンスを繰り広げている時、後ろで電話機もったまま固まる場面でしょうか。卓球台の予約をしようとしているところだったかな。ニューヨークにきて就職した誠実第一部保険会社の社長である廣瀬さんを射止めようとしていたまぁ様が見つめ合う二人にクリクリのお目め開いたまま、唖然となっているところ。笑顔がふりきっているみりおんの表情と共に、客席の笑いを大いに誘っていました。まぁ様、昨年暮れの神田沙也加ちゃんの突然の旅立ちはずっと心のどこかにいつもあると思いますが、素敵な笑顔をみせてくれました。沙也加ちゃんの分も『マイ・フェア・レディ』の公演をこなしたあとのまぁ様、出番も衣装替えも多く、タップダンスの連続でハードだったと思います。加藤和樹さんとのコンサートは諦めたので、『王家の紋章』以来で無事に会うことができました。この笑顔がくもることのありませんように・・・。

 みりおん(実咲凛音さん)、廣瀬友祐さんとのデュエットダンス、高い位置のリフトが三回ありました。ハードな振付だったと思いますが振り切った満面の笑顔で美しいポージングを決める体幹、さすがと思いました。歌では高音を綺麗に響かせていました。目の前のみりおん、写真よりも映像よりも色白で何十倍も美人さんでした。

 廣瀬友祐さん、こんなに笑いを誘う役の廣瀬さんは初めてでした。最後みりおんと小野健斗さんが一目で惚れ合った時、客席は別のところで沸いていました。端っこで大きな廣瀬さんがホテルの洗濯物を運ぶボックスに隠れてしまっているのでした。歌声素敵でかっこいい廣瀬さんがお茶目で可愛い一面を披露してくれた舞台。コロナ騒動となってから何本も中止となったのは相当精神的にこたえただろうと思います。二年越しで無事に上演できて本当によかったです。

 いっちゃん(一路真輝さん)、一年前体調不良によりコンサート中止と発表された時は心配しました。お元気そうで安心しました。久しぶりに悪い役のいっちゃん、『ポーの一族』の涼風真世さんのように男役低音ボイスを効かせての怪演。歌うまの安定感は半端ない。客席に拍手を求める場面もありノリノリでとっても楽しそうでした。みりおんを救い出すためにおとりを買って出た保坂知寿さんとのホテル受付での掛け合い、ベテラン同士の、経験によって積み重ねられた確かな力に裏打ちされた場面はこれまた客席が大いに沸きました。

 もう少し続けられるといいかなと思います。

 シャンテでちゃんぽんを食べたあと、カフェ『ARCH』でデザートをいただきました。東京宝塚劇場をみながらの幸せ時間。おそらくほとんどが輸入品、もしくは添加物だらけ、砂上の楼閣ですが、おいしくいただきました。

 







お向かいの東京宝塚劇場では、同じ1920年代が舞台の、全く真逆の作品を上演中でした。 













わたしの苦しみと哀しみが沁み込んだ丸の内仲通り。
三菱一号館美術館のココ・シャネル展にいきたいと気持ちが揺れましたが、このふらふらの体では悔しいですがもう美術館に行くこと叶わず。
 




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