行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ヴェトナム観察

2008-11-04 23:43:18 | Weblog
滞在3日目になると同じ予算のためかヴェトナム料理にそろそろ飽きてくる。概ね、野菜の炒めもの、春巻き類の揚げ物、魚か肉の具だくさんのスープ、2種類のご飯、といったコースだった。品数は前菜を入れて5.6種類、これを皿と茶碗だけで食べ、途中での食器のチェンジはない。エビ、カニを食べると殻が出るがこれは皿から回収してくれる。最初は戸惑ったがすぐコツを覚えた。他の料理に比べると食器を洗う数は三分の一以下だろう。洗剤や水の使用量はかなり節約でき環境にはやさしい、さっそく見習ってみよう。
サービス業務についてはヴェトナム航空やホテル、レストランの対応をみるとまだ社会主義の時代で道路や新幹線への援助だけでなくこの分野への援助が必要だ。日系企業の投資はかなりのものでハノイ周辺の工業団地は主なブランド企業が出ているからこの分野、製造業の発展は目覚ましい。一方インフラ整備がかなり遅れていて、まだこの国には電車がなく、バス輸送が主体だ。最初の電車の登場がハノイ、ホーチミンを8時間で結ぶ新幹線になりかねない。道路の整備は進んでいてハノイから中国雲南省へは2時間で行けるようになった。ハロンの市場に行くと中国製品があふれていたがさらに中国の影響が大きくなるのではないだろか。今回の金融危機がどういう影響があるかまだ庶民の生活をみる限りわからない。依然として豊かな自然に恵まれ食料自給率は100%以上、庶民の暮らしは自給自足が可能だからだ。人気のフォーは日本でいうとかけうどんだがホテルのルームサービスでも250円だ。
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ハロン湾逍遥

2008-11-04 01:28:53 | Weblog
朝、ホテルの窓からハロン湾に展開する奇妙な島々を見た。昨夜は深夜に部屋に入ったので気がつかなかった。朝日で島々は影絵のような芸術作品となっていただ!
10時、観光船に乗り込んで島々の中に入ってゆく、すばらしい自然の造形美としか言葉が浮かばない。船内でヴェトナム料理が出され一時賑やかになったがそれ以外は景色に見入って静かなものだ。ここでガイドに聞いた話だが、13世紀蒙古が攻めてきた時、浅いハロン湾にたくさんの杭を打ち込み蒙古水軍の大型軍船を立ち往生させ、火矢を射て全滅させたと云う。この国は戦いの中で生きてきたことを再認識した。平和を得てから22年、市場経済化を取り入れ確実に発展してきたが貧富の差が大きくなったのではないだろか?4年前に来たときと異なり、ハノイでパリの凱旋門を真似た門を備えた高級マンションを見た時には驚いた。
中国の二の舞にならければよいが
コメント (1)
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