行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ハノイからシェムリアップへ

2008-11-07 01:44:42 | Weblog
アンコール遺跡群観光が目的だがカンボジアに入っていろいろとわかった。国中にヒンズーや仏教の遺跡がありまるでイタリアみたいだが長い内戦で東部分はまだ地雷が残っていて入れない。経済も内戦後まだ11年外資の投資も観光産業へ限られているようだ。この国は歴史的にタイとヴェトナムの圧力にさらされ、翻弄されてきた。最近ではヒンズー遺跡の帰属をめぐる国境紛争でタイと交戦したが電力の大部分をタイから輸入している現状では足元を見透かされていた。シェムリアップがアンコール観光の拠点でハノイから飛んだわけだがシェムリアップの意味は侵略者シャム軍と戦い此処で侵略者を追い払ったとのこと、いかに反タイ感情が強いかである。ポストポルポトの占領軍ヴェトナムへの反感も強くヴェトナムみやげの菅笠はかぶらないでと言われた。
アンコール遺跡には土産ものを売る子供達がいる。義務教育の普及は遠く、外国の援助は校舎は建てるが肝心の先生がいないので2部授業にならざるをえない。援助はハードから人材教育のようなソフトへの転換が課題だと再認識した。この国も為政者のリーダーシップ不足と見た。
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