行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

フランスの安ホテル事情

2009-11-01 22:50:48 | Weblog
今回の旅行でニース、エクサンプロバンス、ツールズ、リヨン、サンマロ、パリと六カ所のホテルに泊まった。年金生活の身、いずれも3つ星か2つ星のホテルであった。この☆はミシュランと違ってフランス政府が定めたものと聞いている。しかしいい加減なもので同じ3つ星でもかなり差があった。

先ずホテル到着後、荷物を運ぶサービスがないので、自分で部屋まで荷物を運ぶ、これは4つ星でないので仕方がないが、問題はエレベータだ。ニースのホテルは50部屋もあるのに4人乗りのエレベータが一基しかない、30人近くの団体がつくと大変な騒ぎとなる。サンマロで利用した2階建てのホテルだとエレベータはない、腰痛を心配しながら運ぶことになる。いずれもIbisというフランスのチェーンホテルで、タオルはバスタオルしかないので日本から持参したタオルが役にたった。何故ないのと聞いたら環境に配慮(洗濯水の節約)したとのこと、コップも使い捨てのプラスチックを使って水を節約、よほど水が貴重らしい。バスタブの無い部屋もあるとのことであった。

エクサンプロバンスのベストウエスタン・チェーンのホテルやパリのメルキュール・チェーンのホテルは3つ星でもバスルームの設備、部屋の広さは4つ星クラスで快適であった。但しパリの場合、値切ったせいか朝食がパンとコーヒー、ジュースのみ、40年前初めて欧州に来て以来のコンチネンタルスタイル朝食であった。

今回最悪だったホテルがリヨンのホリデイ・イン、バスタブの掃除がいい加減で、コップもなく、液体石鹸の容器が空、ティッシュペーパーのケースも空といった状態、これに対するフロントでの対応も横柄なものだった。以前利用した米国の片田舎のホリディインは外観がみすぼらしくても部屋やベッドは広く、清潔であった。またそれがホリディインのポリシィだったはずだがコスト競争でそんなこと言っていられなくなったらしい。

救われたのはどこでもクロワッサンやバケットが美味しく、これは4つ星とかわらなかった。
フランス政府観光局のホテルの☆の付け方見直すべきだ、もう一つ注文、ドゴール空港の搭乗口のセルフサービスデリカテッセンEXKIだがぼりすぎだ。自然食を看板にするのは良いが、キッシュ、スープ各2つ、ワイン250cc、サラダで5000円をこえた。となりで食べてたオレゴンの米国人も高い高いと言っていた。
コメント
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