本日をもってアナログ放送は終了ということだが、未対応の世帯が10万件もまだあるという。こんなに無理して何故移行するのかまだ疑問は解けない。アナログ画面が砂嵐化になる前に対策本部に相談しろと宣伝しているが、相談したって砂嵐が止むわけないのに・・
我が家はNTTの光テレビだが、依然として一台のアナログテレビには電波が届いている。デジアナという表示が画面に出てるところを見るとサービスで今年一杯デジアナ変換をしてくれるらしい。こうしたサービスの存在は一切宣伝しないところがまた不思議で、何か電波の割り当てで利権があるのではないかと疑問を持つ。
余ったアナログ電波を有効利用するというのがデジタルへの移行理由だが、明確な有効利用がよく判らない。ラジオで活用するというが、BBC放送などPCで聞ける時代だ。居間の大型液晶テレビや捨てるのがもったいない書斎のアナログテレビとDVDにつけたチューナー(注)の負担は自分がしているのにそれ相応のメリットは感じられない。
3月11日の経験から、災害時に余裕のできた電波が既存の携帯電話で使えるような設定ができれば少しは今回の移行が役に立つのだが、これも新型スマホからとなると受益者は限られてくる。
デジタルのメリットで強調されるのが画面がクリアになるという点だ。クリアになって良いのは自然界の景色だが、毎日景色ばかり見てるわけにはいかない。ドラマでは女優のしわや男優の染みが目に付き、この女優もこういう歳になったのだと自分の老いが気になる。
注、1万円ちょっとで地デジとBSが見られ、かつ外付けHDDに録画できるチューナー(IO DATA製)を見つけた。捨てるパソコンからHDDを取り出し、ちょい録に有効利用している。