東京では猛暑が続く、節電でどこでも28度程度、こんなに徹底できる国民は日本だけで、他の国ではまねができない。それでも例外はあるものだ。国立新美術館で行われているワシントンナショナルギャラリー展は展示品の品質を考慮した出品契約で室温は23度以下となっている。館内は上着が必要なほど誠に涼しかった。
パリとかミラノは観光で良く訪れるので、そこの美術館は行くチャンスが結構あるが、ワシントンとなると観光では先ず行かない。私も仕事で行ったくらいで、ナショナルギャラリーには1980年代、核高レベル廃棄物処理の調査でエネルギー省を訪問した際、時間を見つけてちょっと寄ったくらいだ。
今回の展示では常設名画のうち9点が出品されるというまれに見るチャンスだ。規則で10点以上は貸し出さないとされているからだ。
今回最も印象に残った作品をアップする。中でもゴッホの薔薇はすごい迫力で実物を是非見て欲しい。ゴッホと言えばひまわりとかアイリスの絵ばかり見てきたがこの薔薇は静物画の最高峰といっても言いすぎでは無い。
誰でもご存じ、ゴッホのカミーユ夫人と息子のジャンを書いた日傘の女
ルノワールの作品では珍しい踊り子
モネのヴィトゥイユの画家の庭
マネのオペラ座仮面舞踏会、右から2人目金色の髭がマネ本人
当時では珍しい女性画家モリゾの姉妹、左が本人で右が姉
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