行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

花の寺を訪ねて 嵐山

2012-04-15 18:43:00 | Weblog

10日、嵐山はちょうどソメイヨシノも枝垂れ桜も見頃だった。小雨で晴れた日の桜とやや趣の異なる何となく侘びしい感じで、寺の境内にあるだけに静寂感のある花見となった。
常寂光寺の枝垂れ桜、ここは藤原定家の寓居があった。山裾に位置し、境内からは嵯峨野が一望できた。一面見事な苔と花との対比が陰陽を思わせた。

大河内山荘から眺める桜、谷から登る霧の中に浮かび、墨絵の世界があった。

前日行った吉野で終焉を迎えた後醍醐天皇の菩提を弔うために尊氏が建てた天竜寺、何回か訪れたが、枝垂れが咲き乱れている時期には初めてだ。

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