待った無しの重要課題「税と社会保障簿一体改革」を前に、田中防衛相と前田国土交通相の問責決議で国会はまた空転しそうだ。二人とも元自民党議員、田中はその無能力ぶりで前田は選挙違反というか建設業界の永年の風習での問責、これは国会議員が議員を裁いたのだから、重い。任命責任も野田首相にはある。
それにしても、もとの同僚を裁いた自民党が審議拒否とは驚きだ。国会議員は審議し、立法するのが職務だ。その過程で質の悪い議員を糺す事はあっても、国会に出てこないとなると職場放棄に等しい。私企業だと譴責に値し、給与を控除するのだから当然歳費は審議拒否期間払うべきではない。
選良などと言われたこともかつてあったが、自民も民主もどっちもどっちで子供の教育にも良くないし、世界の笑いものだ。新勢力を築こうとする橋下市長はしてやったりと思っていることだろう。