行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

小沢無罪、何とも釈然としない

2012-04-27 22:53:58 | Weblog

前例のない訳のわからない裁判結果だ。マスコミでは無罪だけが強調されているが良く判決文を見ると悪いこと(政治資金収支報告書虚偽報告)はやったが秘書とは共謀してないので無罪だという。本人はその事実を知っていたと推定するも否定していると指摘、確証が無いので有罪にはできないという内容だ。

使い古された政治家の逃げ口上「秘書が勝手にやったことだ」という政治家の言い分が通ったわけだ。最も知りたかった4億円の出所はうやむやで、政治と金の問題は依然として残る。

裁判中と言うことで国会での証言を拒否してきた小沢は国会でどう申し開きをするか、それとも証言をあくまで拒否をするのか、国会の自浄努力が今後問われる。秘書が3人とも有罪というだけでも小沢には説明責任がある。

「税と社会保障簿一体改革」を含め重要な案件を全て連休明けに延ばした国会、連休中は多くの国会議員が海外視察にくり出すことだろう。海外の日本大使館はその対応と接待に忙殺されることになる。この非常時に旧弊を換えようとする動きがないのはどうしたものか。国会を通年開会して政治日程に逃げ道をなくすべきだ。

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