行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

フランスでは電線が見えない

2013-11-14 21:42:19 | Weblog
パリからナンシーまで途中ランスに泊り、数百キロ、渋滞もなく地平線を見ながら多くの町や農村を通り過ぎ、感じたことが 「フランスでは電線が見えない」 だ。
街の景観で蜘蛛の巣のような電線があるのとないのとは決定的に違う。中世の街並みには電線は邪魔でフランスの観光地では見事に地下にもぐっている。もちろんパリなど都会では電線地下化ははるか以前から実施され、今では農村でも電線は見当たらない。

日本ではそれに気がついて古い街並みを残して観光の目玉にしている川越のようなところがあるが、例外だ。日本も景気対策というと、電線地下化が半世紀前から呪文のように唱えられたけど一向に進んでない。

オリンピックを機会に全東京の電線を地下化したらどうだろうか、かつて東京を走り回っていたバキュームカーはハニーカーと揶揄されたが、下水道は整備され、トイレは完全に水洗化された。おまけに、シャワートイレ市場まで出現し経済効果も産み出された好事例だ。
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