あれから50年経つ、私が早稲田大学2年の時、登校途中で狙撃されたニュースが流れた。ケネディ大統領ほど、日本人に熱狂的に歓迎された指導者は歴史上ない、ESSに所属していた私たち学生は就任演説をそらんじたものだ。米国大使館から当時はグラフ雑誌が届けられ、大統領一家の動向が詳しく知らされ、ジャックリーンに寄り添う息子のジョンと娘のキャロラインのあどけない写真が届けられた。
友人が米国へ短期留学した時、土産にくれたのがケネディコインのキーホルダーとドル(紙幣)クリップでしばらく使っていた。
特に印象に残っているのは、葬儀の時、ジョンは父の遺体に敬礼し、キャロラインは聖書?を見つめている写真だ。その少女がまさか米国駐日大使として赴任されるとは想像も出来なかった。ケネディ大統領の追悼集会を大学で行ったら当時のライシャワー大使が来られ、大隈講堂は満杯だった。後日、御礼を兼ねて、ボブ・ケネディ司法長官が早稲田にお見えになり、米国内部の敵と闘うという趣旨の演説をされたが、その内部の敵の銃弾に倒れ、ショックを受けた。
米国の銃社会はいまだ改善されてない。