行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

続パリ便り

2013-11-22 22:31:06 | Weblog
パリの地下鉄は明るく、清潔になったが、日本の地下鉄より一回り小さく圧迫感があり、乗り降りに不便で窮屈だ。つり革がなく、つかまり棒があるが、私が背伸びしてやっととどく高さで、使いにくい。 地下鉄の 料金は一律で、1.7ユーロ、10枚の回数券で13ユーロと少し高めだが、パリ市内は乗り放題で、便利だ。
このシステムでは、入口だけ改札すれば出口ではチェックしなくてもよいので安上がりだ。

地方都市で見かけた中国人観光客、パリではすごいことになっていた。ルーブル美術館では中国人に占拠された状態で、絵画を鑑賞するというより記念写真をとるという鑑賞の方法で、こちらが絵の前で立っていると退いてといってくる。特にモナリザの前は彼女と写真を撮ろうとごった返していた。ノーフラッシュと館員が叫んでも、モナリザはフラッシュを浴び続ける。早晩、オルセー美術館のように写真撮影禁止になるだろう。オランダ派絵画に行ったら静でフェルメールをゆっくりと鑑賞できたが、いずれ人民解放された軍が押し寄せるだろう。観光大国フランスもお得意様中国人観光客への対応に懸命だ。あるデパートでは上得意の中国人むけ免税手続きカウンターを一階に設け、日本人向けは地下に移されたと聞いた。

パリについた時、いつも並ぶ入国チェックが、並ばずにスムースだった。入国管理官の数を増やしたのかオモテナシーと叫んでいた。オモテナシーはオリンピック招致のプレゼンで有名になったようだ。パリのホテルのオモテナシーは機能的でにこやかで素晴らしかったが、田舎のレストランではまだまだ、あいそ無しが多い。観光日本はこの辺で何とか食い込めるかも、但し偽装表示はノーだ。




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