行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

山梨産赤ワインを味わう

2014-02-04 17:47:19 | Weblog

普段の晩酌は値段の関係で外国産ワインばかりだが、たまには山梨産ワインでもと、甲府湯村温泉に出かけた。甲府富士屋ホテルの「雲居」での和食付き宿泊を利用、ちょうどメルシャンフェアをやっていたので先ず、シャトーメルシャンの古くからある国産葡萄を使ったベリーA2010年を選択、普段飲んでる外国産に比べ気品のある香りと味で甲府に来て良かったと先ず思った。

次に、国産ワインコンクール欧州系赤品種で部門最高賞を授賞した中央葡萄酒のグレイスメルロ2010年を選択、メルロと名前が付いているがプティ・ヴェルド種が少量入っている。黒ブドウのプティ・ヴェルドはボルドーで5%ほど補助的に使われてるためか、このワインの味はボルドーらしい雰囲気がある。タンニンも効いていて受賞作らしいしっかりとしたワインだ。

「甲州」ブランドの白ワインはもはや世界的に評価されてるが、今回味わった2種類の国産赤ワインも外国産に引けを取らない高品質のもので、日本人のものづくりへのこだわりが感じられた。問題は生産量が少ないためか、年金生活者には高価なことだ。楽天市場でグレイスメルロは4000円、メルシャンべりーAは2200円ぐらいなので、値段からして普段飲んでる1000円前後の外国産ワインより高級ということになる。比較的安価なメルシャンべりーAは外国産とは味がかなり異なる甘美さと気品があるので時々味わってみたい。

甲府には県立美術館があり、初めて訪れた。ミレーをはじめバルビゾン派の絵画が蒐集され、東京の美術館みたいに混んでなく、ゆったりと鑑賞できた。70歳以上は入館無料というのも有り難い。

 

 

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