お盆に先がけ、18日昭島のボランティア組織で毎年行っている国際墓地参拝に初めて参加した。場所は奥多摩の日ノ出町、山に囲まれた秋川霊園で、外国人の無縁仏を収めている国際墓地、僧侶の読経に始まり、40名をこえる有志で供養をした。その後、戦争と死についての講和があり、平和を祈念した。
外国人と言っても、大半は先の大戦で徴用された韓国人で当時は同国人であった。無縁仏の身元がその後の調査で判明した場合は、韓国厚生省が持ち帰ったが、残された仏様ははるか異国の地で故郷を偲んでいることだろう。日本人も戦後、シベリアでの過酷な労働で亡くなった方も多く、戦争のむごさと政治の浅はかさを再認識した。
韓国では徴用された労働者が日本企業へ補償を求める訴訟が起きているが、調べても徴用労働者(政治的な意図から強制連行労働者という人もいる)が、何人いたのかあやふやで日韓両政府の見解も違う。戦後、長期間、政治の怠慢で調査もきちんと行われてない。未来志向も良いけど、過去のことはきちんと調査をし、犠牲者を供養すべきだろう。
墓碑には友愛という文字が掲げられている。