車エビと芝エビに踊らされた
関西のホテルで始まった偽装事件、とうとう業界のトップ企業、ホテルオークラ、三越伊勢丹までやっていたという拡がりで、日本は偽装王国になっていたのだ。主役はどうも海老のようで、特に車海...
昨年の今頃、有名レストランでの偽装事件で大騒ぎをしたが、人の噂も75日かそれとも日本人は優しいのか当該レストランが苦境に陥ったと言う話は聞こえてこない。ところが、最近のマクドナルドのチキンナゲット事件はマックの経営に大きな影響を与えている。
マックがナゲットを調達していた中国の食肉加工会社、上海福喜食品が使用期限切れ食肉を使っていたことや床に落ちた肉を加工している場面がビデオで取られ、公開されたため、客離れが生じ、経営不振につながった。当初、マックは上海福喜食品にだまされていた被害者という立場を取ったが、消費者は中国製の鶏肉商品のに不安をつのらせマック離れとなってしまった。
日本マクドナルドホールディングスが6日発表した2014年1~9月期の連結決算は、最終損益が75億円の赤字(前年同期は63億円の黒字)で、1~9月期としては9年ぶりに最終赤字に転落した。チキンナゲット事件だけが赤字の原因ではない、メニューを廃しするなどギリギリのコスト削減経営が店の雰囲気を悪くしてしまったことも原因だ。多くの主力フランチャイジーがマックから離れていることを考えると、再建は困難を極めるだろう。