行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

東京郊外にウィーンの風

2019-01-20 22:49:12 | 芸術
昭島の西隣に福生市がある。米軍の横田基地が北側にドンとある基地の街で、国道16号線は横田基地に沿ってあるのでその付近は英語の看板の店がづらリ、まるで米国だ。その基地で今日はマラソン大会をやっていて福生市民で賑やかだった。
 
今日はもう一つ福生市民ホールで、ウィンナー・ワルツ・オーケストラのNEW YEARコンサートが公演され、私はそちらに出かけ、ウィーンの風を感じてきた。毎年公演されてるらしいが、今年はたまたま広報で知って申し込んだ。このコンサート1月3日での東京オペラシティに始まり、和歌山、滋賀、三重、山梨で15回も公演し、今日が最後で、明日はウィーンに帰るとのこと、ほぼ毎日演奏してるという強行スケジュール。
 
オーケストラは25名と小ぶりだが、金管楽器の音色も、歯切れの良い弦楽器もウィーンの音を出して、小気味よい演奏だった。19年も来日公演が続いてるわけだ。曲目はもちろんヨハンシュトラウスが中心だが、出色なのはバレーリーナを帯同し、バレーを見せてくれるというサービスだ。楽友協会でのNEW YEARコンサートでバレーが挿入され、喝采をあびてるからだろうが、日本各地のホールでバレーを見せるというのは大変なことだ。

この楽団はサンドロ・クトゥレーロという指揮者が主催し、バイオリン奏者を立って演奏させたり、細かい演出が印象的だ。ソプラノ歌手のパトリシア・ソロトゥルコヴァの声量もすばらしかった。
帰路、ホールのそばの茶室「福庵」によった。この上をオスプレイ飛ぶとは信じられない静かさだった。
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