テレビで炎に包まれるノートルダムを見てこんなことが起きるとは!!信じられなかった。もちろん誰も思わなかったと思う。何回もパリに行く度に眺めたノートルダム、前回は東フランス旅行の帰路団体ツアーから離れわざわざパリに延泊した。11月で雨が降り寒い気候だった。美術館巡りで疲れ、休憩したのがノートルダムだった。私はクリスチャンでないが、観光で疲れノートルダムに入ると、心身ともに癒されるとっておきの休憩所だった。
パリを占領したナチスからの接収を何とかのがれた巨大なバラのステンドグラスからの日差しが、静かな空間を生み出し、ノートルダムのやさしさに包まれる感じがするのだ。
欧州の古城など堅固な石造りだが、広間の梁などは太い木材が使われている。内部は火災のリスクが多い。ノートルダムの屋根を支えているのも多くの木材でそれが燃えた炎との報道だ。今更ながら防火散水設備が無かったことが悔やまれる。日本の寺院は全てが木材で、歴史的に落雷など自然災害で燃えたため、国宝には防火設備が施されている。
幸い、ファサードは石造りで残っている。何とか早期に再建してもらいたい。日仏の文化協力の絆は歴史的に固いものがあり、日本でも義捐金など協力をお願いしたい。