昨日のNHKスペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」では、初めて海軍軍令部トップの極秘メモが発見され、天皇、陸軍、海軍の対応、関連の歴史的事実が克明に記されていることがドラマ仕立てで放送された。特に驚くべき事実は、「海軍首脳はクーデターが起こることを、1週間前に首謀者も含め把握していた」という極秘メモの内容だ。
2.26事件が起こらなければ、その後陸軍に権力が集中せず、太平洋戦争も起きなかったかもしれない。これほど重要なことがこれまで日の目を見ることがなかったとは驚異だ。それにしても他のマスコミが何も報じないのは不思議だ。
また、今回の放送で新たな謎が出てきた。一つは事前に把握していた海軍は何故クーデターを防ぐため政府にご注進をしなかったのか?岡田首相は元海軍大将だったのに?
もう一つは、今回の放送で、反乱軍の行動を陸軍大臣が了承したにも拘わらず、若手将校だけが責任をとらされ処刑されたことだ。つまり、反乱の後始末が闇に葬られた感じがする。
もう一つは、今回の放送で、反乱軍の行動を陸軍大臣が了承したにも拘わらず、若手将校だけが責任をとらされ処刑されたことだ。つまり、反乱の後始末が闇に葬られた感じがする。
NHKも含め、世の専門家の再検証をお願いしたい。