行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

コロナ騒動下、大相撲7月場所が唯一の楽しみ

2020-07-24 21:57:33 | スポーツ

ブログで政治の無作為とコロナ感染者第2波を予想したが、その通りになり出した。全国の感染者は730人に、第一線の保健所からは感染者トラッキングの困難さと医療関係者からの悲鳴が聞こえる。政治はこの非常時に国会閉会中で、傍観あるのみ。東京では昨日の感染者は300人超え、外出自粛要請が知事から出され、年寄りは大相撲が唯一の楽しみだ。

鶴竜が負傷退場した以外は上位陣の出場で充実している場所になった。新大関の朝乃山と正代、御嶽海の両関脇が好調で横綱白鵬を核に優勝争いが楽しみだ。目を引くのが負傷で序2段まで落ちた元大関照ノ富士の復活で、どこまで優勝争いに加われるか、もし優勝となればレジェントになる。頑張って貰いたい。

当時関脇の照ノ富士については2015年春場所のブログで次のように書いた。
「極めつきは照ノ富士、白鵬戦であった。力相撲の典型で横綱を圧倒し、堂々と寄り切った。逸の城戦では水入りのがっぷり組んだ死闘で、見てるだけで自分の体が動いてしまった。これだけ強い関脇は先代の朝潮を彷彿させる。朝潮は若乃花を破り関脇で優勝し、後に横綱になった。照ノ富士も最速今年中に横綱になるかもしれない」
照ノ富士は次の5月夏場所で優勝し、大関に昇進した。その時の模様を次のようにブログで書いた。
「照ノ富士の強さは本物で、大関になって横綱への距離は先輩大関より近い。今場所の稀勢の里戦では稀勢の里充分の上手をゆるしながら、下手投げで転がした。力が同じなら上手投げの方が有利であることは常識で、下手投げが勝ったというのは稀勢の里が上手を取って安心したのか照ノ富士の力が勝ったのかどちらかだろう。その判定はこれからの取り組みで明らかになるが、興味津々だ」

今回は名古屋場所が国技館に場所を移して興行した。コロナ対策で止む得ないが、なんとか工夫して地方開催にならないか、相撲協会は再検討してほしい。

コメント
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