行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

コロナ感染増に手をこまねいている政治

2020-07-04 18:32:26 | 政治

東京の感染増は3日間増え続けかつてのオーバーシュートという言葉が似合う状態になってきた。あのときは西村再生経済相の反対を押し切り小池知事が自粛という日本型ロックダウンを実行した。それが今回の事態には、感染地域、クラスターが明確なのに「夜の街には出かけないで」「対策をしている店以外には入らないで」と言うだけで、本日に至っては西村経済再生相との面会後、都民に対し、不要不急の都外への移動自粛を要請した。

かつて、阿片窟という阿片を吸う特別な場所が中国にあったことを思い出した。コロナの感染場所は当に今やホストクラブやキャパクラといった濃厚接触が避けられない場所だということが明確だ。にも拘わらず小池知事や西村経済再生相は何の対策もうたない。都民全体を悪者にして移動自粛を要請しても、もとを絶たないと感染増は続く、しかも、夜の街に出かけないでということは他のレストランの経営をも圧迫する。

近所のファミレスに最近は出かけるが、消毒、仕切り版、注文は紙に書くといった丁寧な対策が採られている。現代の阿片窟のようなところとレストランを飲食店という括りで一緒にして貰いたくない。観光地でも都民が来ないと困るだろう。この国は政治のリーダーシップが依然として欠如している。

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