行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

年金生活者のマネー、コロナ暴落を超えた投信

2020-07-14 17:53:31 | 年金生活者

恐怖指数も30台、ダメな投信は売り、新たに仕込む時期になったかもしれない。市場は結局コロナの第2波の動向とジムデシベル等の治療薬、そしてワクチン開発動向の綱引きとなっている。ここへ来て明確になったのは3月23日のコロナ暴落以前のピークをこえて高くなっている米国のナスダック指数、日本のマザーズ指数に注目が集まっている。両指数とも他の指数と同じく暴落したが、リモートワーク等コロナ自粛生活がプラスになった業種を主に、予想以上の回復を示している。

今仕込むとすれば,当然ナスダック指数とかマザーズ指数に連動した投資信託、ETFが無難だろう。例えば各オンライン証券で販売している「iFreeNEXT FANG+インデックス」はピーク15128円が3月17日には9723円になったが現在は17831円と1.8倍になり、ピークに対しても18%プラスだ。但し、年金生活者には必要な分配金がまだない。成長を追っている株には配当がないから仕方ないが、対象外で、配当のある投信を探してみた。

以前のブログで紹介した「投資のソムリエ」は配当もあり、激動の1年間のトータルリターンが4.85%と安定しているので選択肢の一つだ。また、マザーズで見られるごとく、中小の企業でしっかりと回復したものを組み入れた投信を探してみたら、3割以上のトータルリターンを実現している投信が結構ある。中でも「DIAM新興企業日本企業」は10年間トータルリターン年率3割弱と秀逸だが、現在は売ることは出来ても買うことは停止している。それならと同じ投信会社の同じような商品を探したら「企業価値成長小型株ファンド」を見つけた。運用4年で、トータルリターンも停止している商品より良く、経費率も0.84%と半分、信託報酬も1.60%と0.07%安くなっている。基準価格は1月の13025円から3月の暴落時には7818円になったが、現在は14752円と1.88倍になっている。配当もしっかりしている。販売手数料はオンライン証券は殆どが無料なので、3.3%の手数料は節約できる。

以下比較表はモーニングスターから 拝借

基準価額、純資産は 2020年07月13日 現在
トータルリターン等評価情報は 2020年06月30日 現在

ファンド名 新世代成長株ファンド DIAM 新興市場日本株ファンド 新光 日本小型株ファンド 企業価値成長小型株ファンド
運用会社名 大和 アセマネOne アセマネOne アセマネOne
カテゴリー 国内小型グロース 国内小型グロース 国内小型グロース 国内小型グロース
基準価額 12,018円 87,778円 20,197円 14,752円
純資産 11,290 百万円 13,927 百万円 12,724 百万円 21,262 百万円
ヘッジ
インデックスファンド インデックス以外 インデックス以外 インデックス以外 インデックス以外
最低申込金額 10,000円 10,000円 10,000円 10,000円
販売手数料 3.3% 3.3% 3.3% 3.3%
信託報酬等(税込) 1.67% 1.67% 1.76% 1.60%
償還日 2024年12月13日 2027年11月29日 2023年07月20日 2026年02月20日
運用年数 20年 12年 6年 4年
経費率 2.08% 1.87% 1.82% 0.84%
売買回転率 -- -- -- --
デュレーション(債券の場合) -- -- -- --
格付(債券の場合) -- -- -- --
トータルリターン1年 17.59% 34.43% 26.76% 36.35%
トータルリターン3年(年率) 4.08% 17.94% 15.80% 26.40%
トータルリターン5年(年率) 3.80% 21.84% 13.04% --
トータルリターン10年(年率) 12.23% 29.92% -- --
シャープレシオ1年 0.55 0.90 0.94 1.08
シャープレシオ3年 0.16 0.63 0.71 1.01
シャープレシオ5年 0.17 0.83 0.65 --
シャープレシオ10年 0.62 1.13 -- --
標準偏差1年 32.02 38.30 28.48 33.57
標準偏差3年 25.27 28.29 22.24 26.09
標準偏差5年 22.37 26.31 19.91 --
標準偏差10年 19.82 26.47 --
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