緊急事態宣言が解除された6月、日経平均株価は22000円をはさんでウロウロしている。コロナショックでダメな株、投信は明らかになりつつあり、私も中小新興企業の投信で2つほど整理した。コロナショックを乗り越えてるものと、6月現在でもマイナスのものと、投信運用でかなり差が出てきているからだ。では次に何を仕込むかと言う段になると日経平均株価の動きのごとく、ウロウロしてしまう。
各種指数の中で恐怖指数というのがある。米国のS&Pの先物の動きから出来た指数だが、その作り方は高度の数学の微積分の知識がないとちんぷんかんぷんなので、触れないことにして、指数だけ利用すれば良い。
恐怖指数 には、VIX(米国)・日経VI(日本)・VSTOXX(欧州)があり、元祖は米国のVIX恐怖指数で、いずれも同じ動き方をしている。この恐怖指数は投資家のボラタリティ(変わりやすい心理)を現しており、20ぐらいが平常心のレベルで30以上は不安いっぱいの恐怖心理を現している。3月の暴落の時は80まで駆け上がった。当然株価は恐怖指数とは逆の動きをする。
本日現在はVIX 30.60、日経VI 28.12、VSTOXX欧州 31.98、とボラタリティは高く、相場は落ち着かない、即ち上がるか、下がるか迷い、ウロウロするわけだ。安心なのは恐怖指数が20に近づいて、相場が安定してから判断することだ。
この指数は毎日日経で発表される。下記のWeb参照。
https://nikkei225jp.com/data/vix.php
追って、最近の株の雑誌は荒っぽい。値上がり期待で今買えと推奨しているのがJALとは驚いた。コロナで最もショックを受けたのが航空業界だから今底値なのは間違いないが、破綻の恐れもあるのだから絶対手を出してはいけない。先の短い年金生活者は用心、用心