行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

走るiPhone、アップルの車

2021-02-12 18:22:54 | 技術

アップルがEV自動車をつくるというニュースが自動車業界を震撼させている。企業価値世界一の企業だけに自動車業界はどう対応するのか注目を集めている。アップルの狙いを想定すると、簡単に言えば自動車のiPhone化だろう。既にテスラが「車をプラットフォームにして生活やビジネスの中心に据える」という概念で走り出している。アップルも同じ方向だが、自ら器の車は作ることでなく、提携メーカーに任し、アップルは車の走行機能ソフトだけでなく、スマホ・PCの機能や将来は自動運転の機能のソフトを開発する。行き先さえセットすれば自動運転でどこでもいつでも、車に乗っていればビジネスが可能になる夢の世界だ。

先日8日、日経で「トヨタ自動車と日産自動車は車に搭載したソフトウエアの更新だけで走行機能を高度化する仕組みを2021年に新型車で投入する。技術革新にあわせて自動運転や加速機能を拡充する。車を買い替えなくても性能を最新の状態に保つことができる」という報道があったが、テスラは既に車にそうしたソフトを組み込んでいる。日本の自動車業界ではコネクテッドカー(つながる車)という言葉を使っているが、それをバージョンアップしたプラットフォーマーカーがアップルの狙いだろう。

在宅勤務から在車勤務が普及すると、どういう企業社会になるのか想像もつかない。

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