被災してから、10日経っても行方不明者が2万人をこえる膨大な数だ。ひとえに津波のせいで発見が困難を極めている。阪神淡路や新潟の時と違い被害があまりにも大きく市町村がキーとなって復興する体制がなかなか出来ないのでボランティアも入れない。
阪神淡路の時は、ボランティアが市町村の窓口に行けばやることを支持され、大阪を拠点にして通うことも出来た。今回の場合、ボランティアNPOも先ず、各被災地の拠点作りから始め、各ボランティアの活動も一ヶ月ぐらいの滞在が必要になる。ボランティア希望者は先ずこうしたNPOを通じて支持を受けてほしい。労働組合員の場合は今連合が東北の地方組織を動員して組織作りをしているので、まもなく全国でボランティアを募集する。
私のような60歳台後半の場合、奥尻、阪神淡路等で経験を積んでいるため被災地の様子を毎日テレビで見ていると被災地で何とか手伝いたいと思わざるをえない。しかし、現地の仕事は当面はがれきの片付け、介護ヘルパーなどで医者とか看護師のような専門職ならともかく、腰痛持ちの私のようなものが現地に行っても迷惑をかけるばかりだ。また60歳台は我が家と同じく、90歳代の親が居て、家を離れることが出来ない年齢層でもある。
現地からの要望も、被害が10兆円をこえ、何よりも義援金をという声が強い。これまでの義援金を見てみると奥尻の時は被災地が狭い範囲であったので各戸配布の上、両親を亡くした子供の育英資金まで用意できたと記憶している。今回は被災者があまりにも多く、これまで以上の膨大な義援金が必要だ。
そこで、シルバーボランティアの代わりに自分が現地で活動したと仮定してその旅費を寄付したらどうだろうか、例えば今月は宮古に行ったと仮定すれば東京-宮古の往復旅費は約3万円だ。来月は陸前高田2.8万円、その次は石巻約2.3万円という具合だ。このぐらいなら何とか年金からひねり出せる。
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