行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

商社がサーモンを陸上養殖、ふぐの養殖もして欲しい

2024-10-30 11:06:25 | 年金生活者
時代は変わった三菱商事、三井物産、伊藤忠、丸紅が揃って陸上でサーモンを養殖するというニュース、先頭を行く丸紅はノルウェーの養殖技術を持つ企業と組みアトランティックサーモンを静岡県で生産、まもなくスーパーの店頭にでる。27年頃には4社併せて21000トンの生産量でノルウェーからの輸入量3万トンに迫る。

陸上養殖と言えば、美味しい信州サーモンを思い出す。陸上養殖の利点は寄生虫や汚染物質からフリーで品質の良いサーモンを食べられることだ。最新のバイオテクノロジーを駆使して完成した信州サーモンは、ニジマスとブラウントラウトの交雑種で「新しいサーモン」、かなり高級品でスーパーの店頭に並ぶことは無いが、商社サーモンはグッと身近になる。スーパーに並んでるノルウェーサーモンとかわりないが、飛行機で運ぶ手間が掛からない分環境にプラスだ。

これから冬になると、ふぐ鍋が恋しい。かつて麻布十番の店で水槽を泳いでるふぐを10万円で買って皆で食べたことがあるが、高くてなかなか家庭では食べられない。温泉水を利用したふぐの陸上養殖が栃木県那賀川町で開発され、全国に技術が供与されたが、規模が小さく地場産業に留まっている。資本力のある商社がサーモンだけでなくふぐ養殖にも乗り出してもらいたい。



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