あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

フィンランド・ヘルシンキ 30 ヨーロッパ号

2017-12-05 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

ヘルシンキの中心部から西港へ

この港にはフィンランド湾の対岸エストニア

首都のタリンとの間のフェリーが待ち受けている。

タリンク社(エストニア国籍)の”ヨーロッパ号”に乗船し 

タリンへは、所用時間 3時間半

出航時刻は 18:30。


このヨーロッパ号(1993年進水) 

全長202m 幅32mの59912トン

船内は13階建て 客室1152室の3013名が定員

 6階以上が乗客用になっており

中央が吹き抜けになっている。

7階には 免税店が軒を並べている。

主にフィンランドとエストニアのお土産が棚に並んでいた。


冬のフィンランド湾は凍るそうだが 

それでも一日数便が運航している。



フィンランド・ヘルシンキ 29 砕氷船

2017-12-04 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

ヘルシンキ西港ドックに

変わった形の船が 二隻横付けされている。

ガイドの説明では ロシア砕氷船とのこと。

フィンランド周辺のバルト海でも 

冬季の海は 氷が張り船の航行をスムーズにするために

砕氷船は 欠かせないものになっている。

そのような背景の下 

高度な砕氷の技術を有する

フィンランドの造船技術は優れ、


世界中で高く評価されている。

このフィンランド湾の奥には

ロシア第2の都市・サンクトベルクがあるが

このことからも ロシアから注文やメンテナンスがあるそうだ。

当方は 1957(昭32)年 

日本の南極観測船「宗谷」が氷に閉じ込められ、

ソ連(ロシア)の砕氷船の救援を受けて

脱出したことを思い起こした。

 

 

 


フィンランド・ヘルシンキ 28 高級住宅街

2017-12-03 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 



西港へ向かう途中

ヘルシンキ屈指の最高級住宅地として

知られている「エイラ地区」を通る。

この地区は、

広大な敷地を有するロシア大使館をはじめ

 各国の大使館や公邸があり、


アールヌーボー建築、トンガリ屋根を有する住居が

点在するなど、美しい建物が並ぶ、

閑静な住宅街になっている。

「エイラ」とは、アイスランドに伝わる

民族詩に登場する医療の女神が語源で

この地に開設された病院にその名が

与えられたことから、地区の名称になっているそうだ。

 

 


フイランド・ヘルシンキ 27 乙女像

2017-12-02 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

ヘルシンキ中心部の見学が終わり

西港へ向かう途中 「カイヴォプイスト公園」脇を通る。


1904年に開園した この公園はヘルシンキで最も古い公園。

フィンランドでも有数の歴史的都市公園で

市民の憩いの場所でもあり観光のスポットにもなっている。

向かいに見えるのはLuotoという島 赤い建物はレストラン。

公園手前に立つ少女の銅像は、ソ連との友好で出来た平和の像で、
 
1968年 友好20周年でつくられたという。
 
十和田湖の乙女像を思い起こした。

 

 


フィンランド・ヘルシンキ 26 レンタルサイクル

2017-12-01 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

街角にレンタルサイクルの駐輪場があった。

こちらでは、レンタルサイクルを「プュョラ」という。

積雪の季節時を除けば自転車を借りて
街散策には最適化もしれない。


資料によれば


市営レンタサイクルは、最初にウェブ上で利用者情報や
利用額の引き落とし情報(基本はクレジットカード)、
PINコードなどを登録してからでないと利用ができない。


しかし、ウェブサイトの手順に従って料金プランの
確認や登録さえ済ませれば、
市内の要所で自由に乗り捨てができるそうだ。


料金は、24時間のデイチケットで 5ユーロ。

 


フィンランド・ヘルシンキ 25 救急車

2017-11-30 | フィンランド・ヘルシンキ

 


 

パトカーに続き、街を疾走する「救急車を」見る。

一般旅行者の利用も利用が可能で、
(当然パスポート、海外旅行保険証等の提示は必要)

万が一 救急車のお世話になるには、

 一般緊急番号「112番」 (フィンランド国内共通)
無料で、状況に応じ警察、又は救急車の手配をしてくれる。

 料金は、 EU域外に居住する人の場合は有料になり

    走行距離等によるが、100ユーロ~数百ユーロ程度になる由。
 


フィンランド・ヘルシンキ 24 パトカー

2017-11-29 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

街角に停車しているパトロールカーを見る。

フィンランドの公用語は
フィンランド語とスウェーデン語になっているため、

パトカーも、左サイドにフィンランド語で「POLIISI」、
右サイドにスウェーデン語で「POLIS」と表示されている。

  

  (資料から)

 

警察への電話は「10022」

 ヘルシンキは、治安はおおむね良好で
観光客が事件に巻き込まれることは少ないという。


それでも観光客をターゲットにしたスリ、置き引き、
偽警官が職務質問を装って近づき、
財布やパスポートを取り上げそのまま盗むなど
他の都市と変わらない程度の軽犯罪は、
たびたび発生しているという。

 

 


フィンランド・ヘルシンキ 23 トラム

2017-11-28 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

赤いトラムは夏の間だけ走る。


フィンランドの都市では唯一、トラムや地下鉄が
利用出来るのがヘルシンキだ。


ヘルシンキ・トラムは、市交通局によって運営され

2017年6月現在、全13ラインが運行している。

また、都心部において重要な交通手段であり、
街中の路地にも入り込んでいくため利用価値が高く

2004年の利用者数は、地下鉄よりも多い5660万人にもなる。

1900年、世界的にも比較的早い時期に
馬車鉄道から電車へ移行が行われた路面電車である。

運賃は3.00ユーロ均一になっている。

1999年より新型の低床車両を段階的に導入しているが、
技術的な問題により旧型車の置き換えはあまり進んでいない。


2004年には、その移行期間の補助として
ドイツから古い8軸路面電車を購入している。



中央駅ラウタティエアセマ(Rautatieasema)から、
ほとんどのエリアへつながっているトラム。


観光に便利な路線2番、3番(※旧3B・3T)トラムは、
市内を8の字に一周するから安心。

迷っても必ず中央駅に戻ってくる。


フィンランド・ヘルシンキ 22 アテネウム美術館

2017-11-27 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 



中央駅の周辺には いくつかの美術館がある。

 ヘルシンキ現代美術館やシネブリェコフ美術館ともに
「アテネウム美術館」が中央駅の斜め前にある。


フィンランドを代表する美術館の一つで、
建築家テオドル・ホイエルにより設計され
1887年に完成した。
建物は国の文化遺産建築に指定されている。
名前は、ギリシャ神話における
知恵と技芸の女神に由来している。

1750年代から1960年代以降の
フィンランド作家を中心に2万点以上の作品を収蔵している。

著名なものに、
ゴッホの「オーヴェル=シュル=オワーズの通り」や
セザンヌの「エスタックの道路橋」などの
フランス近代美術品も所蔵しているそうだ。

また、2009年からは日本の浮世絵も展示されているとのこと。

 


フィンランド・ヘルシンキ21 郵便事情

2017-11-26 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

中央奥にヘルシンキ中央駅が見える。 
右側の建物はホテル 
その向かい左側の建物に
「Posti」が見える「ヘルシンキ中央郵便局」だ。




ポストは、日本と違い 黄色をイメージカラーにしている。
注)青いポストもあり「ハガキ用」で、オレンジは封書用とのこと。

”Posti”と呼ばれるフィンランドの郵便局は、
国営ではなく、民営化(2007年に民営化)されており、
郵便局と大手スーパーやコンビニの店舗の
サービスカウンターが郵便サービスを担っている。


フィンランドには日本のような宅配業者がないので、
Postiの利用が多い。

しかし、最近の不景気でPostiの従業員を
大幅に解雇したこともあって、

最近の郵便サービスは低下し遅配
 郵便料金の値上げ、郵便局の閉鎖などで

国民から不満がでているとのこと。

郵便料金は重さによるが、
それに加えて 配達日数により
「Priority」と「Economy」クラスの
特別料金のシールを貼らなければならないという。

 


フィンランド・ヘルシンキ 20  国会議事堂

2017-11-25 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

マンネルヘイミン通り沿い 壮大な建物がある。

この建物は、フィンランド共和国の
国会議事堂で 1931年に建てられた。

正面の14本の円柱がパルテノン神殿のようだが
 建物全体には飾りがなくシンプルな造りになっている。。

今年2017年は ロシアから独立して 
フィンランド独立100周年になる。

フィンランドは初めて女性に投票権を
与えた国としても有名であり

2000-2002年 女性の大統領が就任している。

フィンランドは、1院政で200議席
また、2015年の総選挙では 
女性83人が当選し、全体の41.5%になっている。

毎週土曜日の11時と12時半に
無料のガイドツアー
(フィンランド語、スウェーデン語、英語)があるそうだ。

 議事堂前には、初代首相で
後に大統領になった スビンフーブド の銅像がある。

 

 

 


フィンランド・ヘルシンキ 19 スェーデン劇場

2017-11-24 | フィンランド・ヘルシンキ

 

こちらは「スウェーデン劇場」

へルシンキには、「ヘルシンキ国立劇場」や
「ヘルシンキ市劇場」そしてこの「スウェーデン劇場」の
3つの主要な劇場がある。

フィンランドにあって
「スウェーデン」とはと思うが、

もともと支配していたのが スウェーデンで、
その時代の文化を残すために
1860年に設立されたという。

看板にある「Svenska」とは、
スウェーデン語で
「スウェーデン人/スウェーデン語/スウェーデンの」
という意味。


先のヘルシンキ国立劇場は
フィンランド語で演じられるのに

 この劇場では スウェーデン語のみで
演劇やミュージカル、オペラが上演されるという。



フィンランド・ヘルシンキ 18  国立劇場

2017-11-23 | フィンランド・ヘルシンキ

 

中央駅前の広場奥に1872年に創建され、
1902年に 現在の中央駅前広場に移された、

国内最古の劇場が見える。   
  
灰色の御影石と赤レンガで
造られた建物は、一見教会のようだが

アールヌーヴォー様式の国立劇場だ。
 
さまざまなジャンルの演劇を
フィンランド語で上演する劇場だそうだ。 

  
 また、手前に見える像は、
国民的作家「アレクシ・キヴィ」
(1834-1872)の記念碑。


フインランド出身の小説家、
劇作家で38歳で夭折したが、

文学活動は 1860年代から
10年と短い期間であった。


しかし、新ロマン主義、自然主義、写実主義を
フィンランドにおいて先取りした作風で、

“フィンランド国民文学の父”と称された。
主著は「七人兄弟」。

 


フィンランド・ヘルシンキ 17  ヘルシンキ中央駅

2017-11-22 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

ヘルシンキ中央駅は、
ロマン主義の風格にウィーンの
分離主義をも感じられる建物。


この建物は、ナショナル・ロマン主義の
もっとも重要なメンバーであった、

エリエル・サーリネンの設計により
1919年に完成した。

今では毎日20万人の人が利用している。

建築当時は駅舎のみで、ホームは露天だったが、
現在ではガラス張りの屋根がかけられている。

フィンランドの花崗岩をまとう駅舎は、
時計台と、アーチ型の正面入り口には両側で、
夜になると明かりがつく球状のランプを持つ巨人像が、

また高い天井の構内には、半円形の大きな窓、
天井から吊るされた杵のようなデザインの照明で
モダンな駅舎としてよく知られている。

高さ48.5mの時計塔も印象的だ。


フィンランド・ヘルシンキ 16 三人の鍛冶屋

2017-11-21 | フィンランド・ヘルシンキ

 

 

  アレクサンドル通りの西端、
ストックマン百貨店前に
「3人の鍛冶屋」と名がついた銅像がある。

何故3人の鍛冶屋かは、
人々の労働と強調の象徴がモチーフとか。

今は、待ち合わせ場所としても
有名なスポットになっている。


1932年に寄付によって建立された。

土台には、1944年2月にヘルシンキが大空襲に
見舞われた際の弾痕が今でも残っているそうだ。

 

三人にはモデルがそれぞれあり、
マイスターは、レンガ積み職人、
ハンマーを振り上げているのが

彫刻家ニュルンド(1878-1940)自身、
もう一人が ニュルンドの助手だった人という。