バスはウィーン市街進む 途中 「水道橋」を見る。
首都ウィーンの上水道は 1830年ウィーンでコレラが大流行を機に
1873年からアルプス山岳を水源に90km先のウィーンに引水して
上水道を整備したそうだ。
その水源の一つ「皇帝の泉」は はじめは皇帝専用であったが
19世紀に 皇帝フランツ・ヨゼフ一世が市民に開放し 今日まで
一度もかれることなく 毎秒2500ℓの水が湧き
水温は一年とおして6~7度が保たれている。
だから水道水は天然水で飲料水に最適であり ウィーン市民
約160万人の生活の源になっている。
しかし 石灰水が強くお腹が弱い人はミネラルウォーターが
良いのかもしれない。
また驚くことに 水は水道の高度差で自然に流れ、
ポンプは一切使用されないばかりか 逆に電力も生産しているそうだ。
下水道は 前回ふれた 映画「第三の男」の中で
下水道内でくりひろげられた 追跡劇に下水道の様子がうかがえ
当時から下水道も完備されていることが良く分かった。
今では「第三の男ツアー」があり 汚れてもいい服や靴 そして
懐中電灯持参で 下水道も見学の一部になっているとか。