あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

ベトナム紀行(85) ガン門

2014-08-31 | ベトナム紀行

 

王宮は 二重構造となっており 

外堀 2.2㎞四方 内堀 600m四方の城壁に囲まれて

城壁の外には幅23mの濠が廻らされ 各門からの石橋で外と結ばれている。

その外側には さらに護城河と呼ばれる

香江から引かれた幅40mの濠が廻り 幾重もの防衛線を形成している。


城の外壁には、10ヶ所か門が造られており

その各々に2層の監視塔が設けられている。

その一つで 王宮への入口になっているのが「ガン門」(体仁門)である。 

 門の内側に 左将軍廠があることから 「ガン門」と呼ばれている。

門の入口幅は 狭く一方通行だが車やバイクと人も一緒に

通行するので 気をつけなければない。

 

 


ベトナム紀行(84) 阮朝王宮

2014-08-30 | ベトナム紀行

 

 

 

ティエンムー寺の見学を終え 

旧市内にある フエを象徴する 一大観光スポット「阮朝王宮」へ。

世界遺産に登録されている建築物の中でも

最も重要なものとなっている。 

歴代阮王朝が ここで政権を執行してきたが 

中部フエは ベトナム戦争の激戦区となり

最も被害を被ったのは この阮朝王宮で

 その大半が 破壊されてしまった。


現在 世界遺産に登録されたこともあり

 復元の作業も続けられ

 
徐々に その当時の王宮が再現されてはいる。

 

 


ベトナム紀行(83) オースチン車

2014-08-29 | ベトナム紀行

  

 格納されているオースチン

 

 何故!外国車がこんなところにと 場違いとも覚えるような

境内の一角に古い車が展示されている。 

これは ゴディンジエム政権の時代 政府高官や軍幹部全てはカトリック教徒で

 人口の大半を占める仏教徒を迫害し 

自分たちの権益だけを守ろうとしていた 1963年の6月11日に

仏教の弾圧に抗議して焼身自殺した住職ティック・ファン・ドンのものだそうで

 ここからサイゴンまで自ら運転して乗っていったオースチン車で

 遺品として残されているのだという。

ガソリンをかぶり 燃え盛る炎の中でも座禅姿を

崩さなかった焼身のニュースは全世界に発信され 写真をみた記憶がある。 

フエの人は穏やかなと 先に紹介したが

先にも話題にした開高健の「ベトナム戦記」でも触れられており

 フエ 古都は知性と宗教 学者と高僧の町であることから

古都ながら反逆と情熱に満ちた町と紹介し 

時の独裁政治に抗議し焼身供養を敢行した僧もここの出身

 また軍事独裁打倒の狼煙をあげたのもこの町の学者と僧であったと。

穏やかであっても こと大事な時には

立ち上がる正義と勇敢さを持つ人々のようである。

 


ベトナム紀行(82) ティエンムー寺(3)

2014-08-28 | ベトナム紀行

 

 

ティエンムー寺院は 禅寺で煉瓦造り塔の作りなど

全般に中国の影響を色濃く受けていることがわかる。

寺の屋根の四方のそり方は上に跳ね上がって

陶器の破片で屋根の上に龍や鳳凰が飾り付けられている。


色彩を押さえ落ち着いた雰囲気で日本の禅寺ともよく似ている。



ベトナム紀行(81) ティエンムー寺(2)

2014-08-27 | ベトナム紀行

 

 

  

境内の中心には 釈迦を祀ったダイフン寺がある。

ベトナム人の8割は仏教で 

大乗仏教に非常に熱心な教徒が多い国としても知られている。


現地の人の参拝も見受けられる

大乗仏教は 宗教による束縛 強制のない緩い宗教観を持っているが

ベトナムでは 月に一回ないし二回断食のようなものが行われ

 戒律を守って その日は魚や肉類を食べることは 禁止されているそうだ。

因みに ベトナム以外の東南アジア諸国の仏教は すべて小座部仏教で

きびしい戒律があって 「仏教を信じないものはすべて地獄行き」という教えがある。

しかし 日本も大乗仏教で 

「どんな宗教に属していても いいことをすれば 天国に行ける」 

という教えが主流で

 断食のような戒律はないですね。



ベトナム紀行(80) ティエンムー寺(1)

2014-08-26 | ベトナム紀行

 

 

 

 

フエ最初の見学は 街の西 フォーン川沿いにある「ティエンムー寺」 

天女伝説があるこの寺は 王宮から西へ進んだ外れにあるが

観光船がフォーン川を利用して 新市街地との間に乗ることもできる。


ティエンムー寺は 七重八角の塔(1845年建立)が 高くそびえ

 
7塔(21.24m)から成り はすの花の形(八角形;トゥニャン塔)をして

シンボルとなっている。

 境内の奥には釈迦像が祀られ 塔の隣には重さ2トンの鐘楼もある。 

 ここティエンムー寺には テイエン(天国)ムー(お婆さん)

”天国のおばあちゃんのお寺” と言われ

「天女伝説」という話が 古くから伝わっている。

この寺が作られた由縁ともなっているのだが 

ある日 老婆がこの寺がある高台にひとり座っていて

 その老婆が国民に
「間もなくここに支配者が現れる。

そして この敷地に大きな塔を建てるだろう」と予言したという。


実は この老婆は人間の姿に変化した“天女”だという。


そして 1802年グエン王朝が(初代ザーロン帝)誕生

1844年3代テイエウテイ帝が それに感謝してお寺を建てと伝えられる。

 

 

市内とティエンムー寺を結ぶ遊覧船

 


ベトナム紀行(79) フエ

2014-08-25 | ベトナム紀行

 

 

  ベトナム中部の古都「フエ」は 

人口30万余人 面積83kk㎡ 「香河」(フォーン川)を挟んだ

小規模の都市で 前にも紹介したが人々は穏やかな性格であり

 街の喧騒もなく静かに暮らしているようで 

日本でいえば「京都」のような都市である。


 ベトナム最後の王朝「阮(グエン)朝」(1802~1945)の都が置かれて繁栄し

 壮麗な建築物が多かったが1968年2月にベトナム戦争の

激戦場となって大半が破壊されてしまった。

しかし 現存する歴史的建造物群は

1993年世界文化遺産としてベトナムにおいて 最初に登録された。

 

フエは 当時の中国である清国を宗主国として中国風の文化を

 途中フランスの占領下にあったことから

フランス様式の建物もあるのが特徴になっている。




ベトナム紀行(78) ホテル

2014-08-24 | ベトナム紀行

 

 

 昨夜 いや今日着き 5時間ほどの睡眠から目が覚めた「フォンジャンホテル」

フエは大きく分けて「旧市街」と「新市街」に分けることができるが

フエの象徴である阮朝王宮はフォーン川を挟んだ北側が旧市街で

 我々のホテルはその対岸 南側の新市街にあり


ホテルやレストランなどは新市街地に多くある。


ホテルからはチャンティエン橋を左に眺めることが出来る。 

このフォンジャンホテルは

部屋には籐で作られた家具が配置され 洗面室との仕切り壁には

 鯉?画描かれたガラスがはめ込まれて独特な雰囲気ではあった。

 
ホテルレストラン脇には中国のホテルかと思うような

フエ名物宮廷料理の宮廷レストランもあった。 


ベトナム紀行(77) ベトナム再入国

2014-08-23 | ベトナム紀行

 

                                       

ベトナム紀行は 第76回(5月21日)以来 本回から再び話題になる。 

 

 カンボジア・シェムリアップ18時に飛び立ち ベトナムに再入国し

ホーチンミン経由でダナン国際空港に22:35着陸した。


直ちに 待機しているツアーバスへ乗り込む。
 

現地出発 23時 これから 100km先のフエへ

2時間半かけてのバスの旅

バスは暗くなった道をかなりのスピードで走りだすが
 
今日の疲れがでたのか乗客は一人二人と眠りだす。 


当方も眠い眼と闘い続けたが・・・

フエのホテルに到着したのは 

到着予定を30分ほど早めていた深夜の1時だった。

運転手が相当に頑張ってくれたので

当初の日程に戻すことができたようだ。

 

 

 


カンボジア紀行(93) カンボジアを出国

2014-08-22 | カンボジア紀行

 

早めの夕食を終え 直ちにシェムリアップ空港へ向かう。

入国時と異なり カウンターの男子が 新人だったのか

手続きが滞って時間がかかるとともに

   他の空港と違い 靴を脱がせるなど出国の手続きが厳しかった。 

これは たぶん 麻薬等の持ち出しに厳重なのだろうか?

しかし 搭乗時の夕暮れの景色に気持ちも落着き

カンビジア滞在 3日間ではあったが 思い出に残るシーン多かった。

ベトナム航空機で 一路 ホーチミンに向けて機首を上げる。

 

 


カンボジア紀行(92) 早い夕食

2014-08-21 | カンボジア紀行

 

ツアー4日目 再びベトナムに向かう予定になっている。 

 しかし 日程では20:00シェムリアップから

ベトナム・ダナンへ向かうことになっていたが

 
当日予定のベトナム航空の利用便が欠航となり 他に直行便がなく 

 
ホーチミン経由でダナンに向かうと 旅行前事前に連絡はあった。 

 そのため 夕食の時間が1時間半が繰り上げになり

 午後4時前の夕食となる。

 昼食を摂って 4時間しか経っていない 

病院の夕食でも こんなに早い夕食は経験がない。

  また 今夜の宿泊地であるダナンへは夜中到着となり

 その間食事を摂ることができないと

 添乗員から案内があったので 

無理やり詰め込むように 夕食を摂る。

 


カンボジア紀行(91) 日本料理店

2014-08-20 | カンボジア紀行

 

ショッピングセンター「ラッキーモール」の真前に

2012年9月にオープンした 高級フュージョン日本料理店

」という店があった。

新鮮な刺身 寿司を中心に 天ぷら 神戸牛肉 ラーメン そばなど

様々な日本食メニューがあるそうだ。


店内は畳ルームもテーブル席もがあって 

モダン・ジャパニーズが揃い 雰囲気はよく 

日本人以上に 
外国人にも人気があるそうだ。
 

 


カンボジア紀行(90) ショッピングモール

2014-08-19 | カンボジア紀行

 

シェムリアップ市内の予定した見学が終わり 自由時間で案内されたのが

地上3階建ての 
市内最大のショッピングモール「ラッキーモール」。

丁度 店前では三菱自動車の展示販売が行われていた。

店内は エアコンが効いていて 土産物になるもをゆっくりと見て回る。

1階は スーパーマーケット

フルーツ インスタント食品などの日常食品や 

アルコール類を含む飲み物などが販売されている。


地元人向けではあるようだが 高級スーパーのため外国人が多く見られた。


余談だが 市内の高級と思われる店舗や飲食店の前には

必ず警備員が配置されているので

観光客にとっては利用の目安にはなる。 

2・3階は回転ずしやハンバーカーショップなどもあっって

 日本の店舗となんら変わらない。

涼みながら 少々土産品を購入する。

 

 




カンボジア紀行(89) KFC

2014-08-18 | カンボジア紀行

 

シェムリアップにも 「KFCケンタッキー」があった。

   2008年夏 首都プノンペンに KFC一号店がオープンし

  その翌年 3月にカンボジア10号店として シェムリアップ店が

  シヴォタ通りに開店している。

  ここでの売れ筋は チキンにわさびマヨネーズソースをつけたバーガーだそうだ。
  

  この わさびバーガーには ワサビチキンバーガー(1.4ドル)と

  ワサビジンジャーマックス(2.5ドル)の 2種類があり好評とのこと。

さて こちらの食材は どちらから仕入れしているのかな?

 

 


カンボジア紀行(88) ロイヤル・インディペンデンス・ガーデン

2014-08-17 | カンボジア紀行

 

王様の別荘からすぐに

  「ロイヤル・インディペンデンス・ガーデン」がある。

やはりここ一帯は 王様のいるところとして特別環境整備がなされ

 手入れが行き届き 背の高い木が多数そびえて

 周辺の環境も一際涼しく感じられ 

シェムリアプは全体的に環境の良いエリアになっている。


また この公園の木の頭上には 何と!羽を広げれば

1mにもなる”大コウモリ”(ライルオオコモリ)が住んでいて

 昼間は 枝にぶら下がり ギャー ギャー と鳴いているが

 夕方からは 一斉に飛び始めることでも有名になっている。