あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

中欧旅行(89) アウグスト橋

2012-05-31 | 中欧5カ国紀行

 

  エルベ川左岸(手前)の旧市街と
    
   右岸の新市街を結ぶ主要な「アウグスト橋


  エルベ川の水源は ボヘミア地方ではモルダウ川と呼ばれ

   ドイツ領に入って「エルベ」と名前が変わる。

    その水運がドレスデンの商業を発展させてきた。

  その後 アウグスト強王の下でさらに繁栄し 

   1731年に エルベ両岸を結ぶ本格的な橋が造られて

     アウグスト強王の名が付けられた。

   現在の橋は 1910年に改築されている。

      トラムも走り 橋とは思いえないほどの広さがある。


中欧旅行(88) レジデンツ城

2012-05-30 | 中欧5カ国紀行

 

  

  「レジデンツ城」は 歴代のザクセンの君主が住んでいた。
  
  1945年の空襲で大きな被害を受けたが 1985年から修復が始まり

   2005年にオリジナル部分を残しながら現代的な施設として

    翌年9月にはオリジナルに基づいて再現された緑の丸天井も完成した。

  
  レジデンツ城全体は ミュージアム・コンプレックスとして

   アート・ライブラリーや 
ミュージアムショップやカフェも併設されている。

  この透明なアクリルの屋根で 全体を覆ってしまうとは びっくり! 

    しかし 他にはない 雰囲気をだしている 空間となっている。

 

 


中欧旅行(87) 宮廷教会

2012-05-29 | 中欧5カ国紀行

 

         右手奥にオペラ座が見える その左が「宮廷教会」 そして「レジデンツ城」

 

  ツインガー宮殿を出ると劇場広場の左手に
   カトリック旧宮廷教会=三位一体大聖堂がある。


  アウグスト強王がポーランド王になる野心により
   プロテスタントからカトリックに改宗し 
    息子のアウグスト2世時代の1738年
     王家の権威を示す宮廷教会として建造された。

  イタリア人建築家キアヴェーリが設計したので
   イタリアの職人が多く建設に従事したという。
     そのため この辺りは彼らが住む住宅が作られ
       現在はイタリア系の店が多くあるとのこと。


  1945年の大空襲で崩壊したが
   1962年から修復がおこなわれ、1987年に完成した。

  屋根の周りには高さ3m 78体の聖人像が
    飾られているが見える。

  


中欧旅行(86) ツヴィンガー宮殿

2012-05-28 | 中欧5カ国紀行

 

                 2階テラスから中庭を望む

  オペラ座の隣にある「ツヴィンガー宮殿」へ。

  門をくぐると 東西116m、南北204m 
   建物に囲まれた中庭が広がっている。

 
  ツヴィンガーとは建築用語で
    ” 防御壁内と防御壁外の間の区域”の意味。

  1732年 アウグスト1世が 祭りや式典 演技をおこなう
    多目的建物として造らせたドイツバロックの
     最高傑作といわれている。

  1945年の空爆で破壊されたが 
   戦後すぐに東ドイツ時代の財政難ではあったが再建され
    、ドレスデンの観光名所になっている。

  南のパビリオンにはマイセン焼きの仕掛け時計がある。

  宮殿には アルテマイスター絵画館をはじめ 
   ドレスデン美術館 陶磁器のコレクション館
     数学・物理学博物館 武器博物館などのギャラリーもある。

 


中欧旅行(85) オペラハウス

2012-05-27 | 中欧5カ国紀行

 

              

  新市内から ウグスト橋を渡り旧市内へ 渡り終えてすぐに
   劇場広場の右手にあるオペラハウス

    この建物は ザクセン州立歌劇場「ゼンパー・オペラハウス」

  ザクセン王ヨハン(1854~73在位)が
   ゴットフリート・ゼンパー(1803~1879)に歌劇場建設を依頼し

    1841年に完成した。 そのためか建設者の名前が付けられている。
      イタリア・ルネッサンスの影響を受けた
       2層アーケード構造の建築になっている。
 

  1869年に火災により焼失し
    ゼンパーの息子マンフレート・ゼンパーにより1878年に完成した。

  1945年の大空襲で壊滅したが 7年後に再建工事が始まり
    1985年に復元された。


  ウェーバー「魔弾の射手」 ワァーグナーの「タンホイザー」 
    R・シュトラウスの「サロメ」がここで初演されている。

  オペラハウスとしては ウィーンと肩を並べるほどの
    欧州屈指のオペラ座とか。

     正門上には古代ローマの4頭立て馬車が
       また オペラ座前の騎馬像は
        発注者のザクセン王ヨハン像が見える。

  


中欧旅行(84) 日本宮殿

2012-05-26 | 中欧5カ国紀行

 

 

 昼食を終えて バスの駐車している広場へ
  その前のクローセマイスナー通りに建つ

    この建物「日本宮殿」という。
          屋根の形に特徴がある。

  しかし 昔はフレミング伯ハインリンヒが建てたオランダ宮殿あったが
  
 アウグストⅡ世王は息子の結婚のために手に入れ 
     自分好みの東洋趣味に改装したところから
      「日本宮殿」と呼ばれるようになった。 

  そしてマイセンで作らせた磁器コレクションを展示しようとしたが
    王の死によってその計画は頓挫してしまった。

  ということで 「日本宮殿」ではあるが
    日本に関係する文化的施設ではなく
      現在は人類学博物館とか

 


中欧旅行(83) ドイツビール

2012-05-25 | 中欧5カ国紀行

 

  
 ドレスデンで 何と

 「Wenzel Prager Bierstuben
  ”プラハヴァーツラフ広場”と

   名のつくレストランで昼食となる。

    我々の食事した部屋の隣に
     名の通り 広々としたホールがある。

      夜にはビヤホールになるようだ
       こちらは ミュンヘン以来の ”ドイツビール”を
        食事前に 一杯いただきました。
         合わせてソーセージ料理も 

        

 

 

 


中欧旅行(82) 三王教会

2012-05-24 | 中欧5カ国紀行

 

  昼食のため市内ケーニヒ通りに面したレストランへ

  その通りの先に バロック様式の「三王教会」が見える。

  この教会が建設されたのは15世紀。
  1685年に大火にあい瓦礫となったが

   3年後には再建され 1730年に塔が完成した。

  1739年には、ツヴィンガー宮殿を手掛けた
   建築家M・D・ペッペルマンによりバロック様式としての
     教会が完成したが その時は財政的な理由により
      「塔」は建てられなかった。

       1859年にやっと87.5mの塔が完成した。


  1945年の大空襲では屋根や鐘が焼け落ちたが
    塔だけは奇跡的に残った。

  
  その後 再建の話があがり
     1990年9月に現在の教会が完成している。

 


中欧旅行(81) 市庁舎

2012-05-23 | 中欧5カ国紀行

 

  
   走るバスから見る
    緑のドームに黒くそびえ立つドレスデン市庁舎の塔。

  ネオルネッサンス様式で 高さ98,5mの塔と
    5mの金箔張りの黄金の男像が
シンボルとなっている。

  1945年の空襲では被災したが
    聖母教会とは違って幸いにも倒壊にはならなかった。

  ドレスデン市内の建物は 川向こうのレジデンツ城の塔より
   高い建物を建てることを
禁止した条例があるが
    塔の上の黄金像5mを差し引けば 屁理屈ながら違反しないとか。

  庁舎内のエレベーターは1910年の建造時のもで
    現在は文化財として登録されており 
塔には展望台
     地下には500人収容できるワインケラーがあるそうだ。

 


中欧旅行(80) ドレスデン

2012-05-22 | 中欧5カ国紀行

  

           ドレスデンの夕暮れ エルベ川をはさみ旧市内を望む

     ドレスデンは 2006年に建都800周年を迎えている。

    
15世紀からザクセンの選帝侯や王家が居住し
     銀の採掘とエルベ川の水運によって栄え 
     18世紀にはヨーロッパの政治・経済・文化の
       中心となっている。
   
   街にはバロック建築を始めとし ルネサンス時代や
    19世紀に造られた多くの壮大な建築物が建っている。
     現在は
 ドイツのザクセン州の州都 人口約50万人の都市。 

   街は エルベ川によって 新市街と旧市街に分かれている。
    旧市街が歴史的に古いと思うが むしろ新市街の方が
      歴史の古い建造物が多い。


  1945年2月の大空襲で死者10万人 
   街の75%が壊滅状態になったが

    現在は 歴史的建造物の復興が進み
     街全体が文化遺産とも言え

       昔そのままの姿が見られようになっている。

   特に 後期バロック様式の建物が建ち並び
     「エルベ川のフィレンツェ」とも呼ばれるほど

      芸術と文化の街でもある。

  ワーグナー リヒャルト・シュトラウス ウェーバー 
    ビヴァルディー バッハ モーツアッルトらの音楽家も
     この街を訪れている。

      森鴎外の小説「文づかい」もこの街が舞台となっている。

   一方で 半導体の生産拠点として時代の先端をいく街でもある。

     
      

 


金環日蝕

2012-05-21 | 出来事・行事

 

  21日朝 金環日蝕が各地で観測されたようですが
   皆さんは ご覧になりましたか?

    東京はうす曇りではあったが なんとか見ることができました。
     7時34分 リンクが真円に どことなく歓声があがる。

      ここ上野駅頭でも ご覧のように
      通勤途中の人々も足を止め
 特殊眼鏡をかざして見る人や
       携帯で撮影する人などで
 歩道橋は鈴なり状態でした。

     次回東京で観測できるのは300年後だそうです!

 


中欧旅行(79) ストシェコフ城

2012-05-20 | 中欧5カ国紀行

 

 

   一夜明け 第4日目 隣国ドイツ・ドレスデンへ
      バスは ラーベ(エルベ)川ぞいに 進み
         ドイツ国境に近い ウスティ・ナト・ラベム町へ
          右手の丘に城が見えてきた。

   この城は 「ストシェコフ城」 14世紀に建設された城跡は
      16世紀にロブコビッ家の所有となったが 30年戦争で痛手を受け
         17世紀以降は荒廃してしまった。
           しかしその後 19世紀には修復され
               現在は一般公開されている。

   同城跡からの眺めは絶景で 観光スポットになっている。
      また ドイツの作曲家 ワグナーが 1842年この城に訪れており
       歌劇「タンホイザー」の作曲に 影響をあたえたとか。

   我々は通り過ぎる車窓からのみ
   このあと左折して 再び E55道 へ ドレスデンへ向かう。


中欧旅行(78) トイレ事情

2012-05-19 | 中欧5カ国紀行

 

      お金に次いで 海外旅行で大事なのが 「トイレ

  飲食したら 必ずお世話になりますが 
   外国ではほとんどが有料(チップ)制で
      日本円で 20円から50円程度
        料金を徴収する人が 入り口で頑張っていますね。

  でも写真のように 機械を導入しているところも増えましたね。

    また トイレのサイン・便器も お国柄があるようです。    

                    (男性用)           (女性用)
 オーストリア(Toilette):  HerrenまたはManner  DamenまたはFrauren
 チェコ    (Toalety):  M、muzi、paniまたは▼ Z、Zeny、damyまたは●
 スロバキア (Toalety):  Mまたは▼          Zまたは●
 ハンガリー  (mosdo):  Fefiak             Nok

 

 

 「サイン」は  http://digi-6.com/archives/51736118.html を参照


中欧旅行(77) 両替

2012-05-18 | 中欧5カ国紀行

 

  

   旧市街を歩いていると こんな両替の店舗があった。
      コミッション 0%とあるが・・・

    チェコの通貨は「チェココルナ」紙幣は8種類 コインは6種類

    因みに 当時の為替レートは 1チェココルナ=4.42円

      

    プラハに向かう途中のドライブインに備え付けられていたキャッシュ機

     これを使って 現地チェココルナを出すことも両替と同じで
      両替手数料と比べてもそんなに大差ないと ガイドが説明してくれた。

      そうか!そんな方法もあるのだと~

         ただし チャココルナは日本では再両替できないので
          現地で消化しないと。

 


中欧旅行(76) 市民会館

2012-05-17 | 中欧5カ国紀行

 

 

    共和国広場に面して 

   「火薬塔」の隣に建つ建物は 「市民会館

    宮廷があった場所に 

    プラハ市民の社交場として

    アールヌーボー様式で 
    1911年 チェコを代表する多数の

     建築家や芸術家によって造られた。

     正面入り口のファザードには 

      カーレル・スピラー作の
      モザイク「プラハ賛美」が描かれており
      
館内の「市長の間」(正面テラス奥)は
      アルフォンス・ムシャの装飾が 

      他の随所にも 内装
      ステンドグラス スメタナホール 

      天井画など素晴らしい
      装飾が
施されている。

     第1次世界大戦によるハプスブルク家の

     崩壊を機に 1918年10月28日 

       チェコスロヴァキア独立宣言の
       歴史的な場所ともなった。


     また プラハでコンサートといえば音楽祭 

      「プラハの春」があるが
      この市民会館にあるスメタナホールで 

       第2次世界大戦が終った
       翌年の1946年から始まり 

       スメタナの命日である5月12日に
       スメタナ作曲の交響詩『我が祖国』の

       演奏によって開幕し
       三週間の音楽祭の最終日には 

       べートーベン「第九」をもって
       終了するのが慣例になっている。
 

     このホールは 1200名を収容し 

     世界最大級の4814本の
       パイプオルガンもあるそうだ。

     ここも中に入って見たかったが

     やはり外観のみでした。

      追 2008年1月にTV放映された 
        主人公 “のだめ”(上野樹里)と千秋(玉木宏)が主演の
        テレビドラマ「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」が
        このスメタナホールで 千秋が指揮してコンクールで
        優勝するシーンの
ロケがあったとのこと。