あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

台湾紀行(61) 登竜門

2013-10-31 | 台湾紀行

 

   

  愛河の遊覧船乗り場の脇に 天に向かって吠えるオブジェがある。
  当方には オットセイにも見え 「愛の河」の名に相応しくないとも思われたが。

  現地ガイドの説明では
  中国伝説上の動物「鰲(ゴウ)」で 頭は龍 尾は魚の尾びれ の形をしており
  成功へ至るために乗り越えなければならない難しい関門で「登龍門」を表しており
  「鯉の滝登り」とも言われ その姿は 鯉から龍に変身するところとのこと。 

  何故ここに「登竜門」が必要なのかは 聞きそびれた。 

  後に調べたら
 2001年の高雄ランタンフェスティバルのシンボルだったもの。

  正式の名は「鰲躍龍翔」 という。
 脱皮しようと模索する当時の高雄を象徴していたようだ。

  高さ25m 重量 30トン オールステンレス製。

 


台湾紀行(60) 愛河

2013-10-30 | 台湾紀行

 

             愛河下流 高雄橋方面を望む 右手高いビルは「大元国際大樓」

  高雄市内を流れ 高雄港に流れる「愛河」は

  日本統治時代に造られた運河で 打狗川(たかおがわ)と呼ばれ 
  その後1920年に町の名が高雄と改名された機会に「高雄川」に変わり
  戦後に「愛河」となった。

  長さ約12km 25本の橋が架かり
  西側は旧市街 東側には新市街が広がる。

  一時は 工場・家庭排水で異臭を放つ時期もあったが
  川の浄化などが行なわれ

  現在は 両岸に河川敷公園が整備され
  名に相応しい絵になる河となっている。
 

  また 夜には 高雄大橋 中正大橋 七賢橋などの
  橋や川岸の歩道橋もライトアップされ 絶好の夜景スポットとになり
  また 愛之船と呼ばれる遊覧船も出て

  愛河クルーズを楽しむカップルも多いとか。


台湾紀行(59) 高雄市

2013-10-29 | 台湾紀行

 

              整然とした街並は 札幌を思わせる

 
  一夜が明けたホテルの部屋から 高雄市内を臨みながら 
   ツアー訪問都市 5番目の高雄市について


  高雄市は 行政院直轄市(特別市、府や都に相当)
  台湾第二の都市で工業が中心。

  台北から高速鉄道で時間1時間半 熱帯気候 人口約280万人。

  国際空港と世界十大貿易港に数えられる高雄港を擁し
  台湾経済を支える製鉄 製油 
発電所などの国営企業が操業している。 

  なお 在留邦人も多く 二つの加工輸出区(工業団地)を中心に
  2000人以上の
日本人が生活している。

  高雄の地名の由来は 先住民のシラヤ族(マカタオ族)が
  この地を「タアカウ」と呼んでいたことから。

  後に 福建省南部からの移民によって台湾語(ホーロー語)で
  「打狗」(タアカウ)という漢字が当てられた。

  日治時代に 「打狗」の字が悪いとして 
  発音が近い「高雄」(たかお)という
  日本語読みの漢字表記に改められたとのこと。



台湾紀行(58) 寒軒国際大飯店

2013-10-28 | 台湾紀行

             

         

      
       並木が美しい四維路沿いの高雄市役所の近く

      「寒軒国際大飯店」が 今夜 二日目の宿泊所。

      42階建ての300室もあり 部屋はゆったりとした 五つ星ホテル。

       部屋からの 夜景や朝焼けの高雄市内の景色は素晴らしく

       また 天井の高いレストランでゆったりとした朝食は最高であり

       ハード面の設備だけでなく スタッフのサービスも申し分なかった。

 

 


台湾紀行(57) 台湾人気質

2013-10-27 | 台湾紀行

               

 

  前々回から「バイク」「運転免許証」と話題にしてきたので 
  ここでは “運転マナー”から 「台湾人の気質・性格」を話題に。

  ツアーバスは 市内交差点を左折しようとしたが
 右手から乗用車が突っ込んできて邪魔して左折できない。
 運転手がバックするように言うが 乗用車は従わない。
  業を煮やした運転手下車して 乗用車の運転手に責め寄るが一向に応じず
  その内 運転手はカメラを持ち出し 乗用車の運転手を写真におさめていた・・・。

  こんな一場面を見たが 資料に寄れば
   ○ 面子を非常に重んじるので 自分の非を認めず言い訳も多い。
   ○ 個人的な仕事では成果をだすが チームだと期待する成果が出ない。
   ○ 時間を厳守する習慣がなく会議など時間に遅れることが多い。
   ○ 挨拶は通常するが 後日礼を言わない。
   ○ 自己中心的で家庭を大切にする・・・・ 等だそうです。

 


台湾紀行(56) 運転免許

2013-10-26 | 台湾紀行

              

                                    (資料 ウィキペディアから) 

  前回「バイク事情」の話題でしたので
  ここでは運転には必需品「運転免許証」の話題を。

  台湾では 「軽型機車」と「普通重型機車」の免許は
  18歳以上で受験できるが 
マニュアル オートマの区分は無い。
  また その取得は簡単 軽型機車免許は筆記テストのみで
  教習所に行く必要もなく 
筆記・実技テストが一日で終了するそうだ。
  こういうところからも バイク王国とも言われるのかもしれない。

  一方 我々が外国で運転するとなると「国際免許証」が必要になるが

  これは「ジュネーブ条約加盟国」のみ適用されている。
  しかし 台湾は「ジュネーブ条約」に加入してないので
  国際免許証は使えない?
 

  だが 2007年から日本の免許証で運転できる制度が設けられ
  レンタカーの利用も可能になっている。
  ただし その免許証の公式手数料による
  中国語訳の証本が必要だそうです。

 


台湾紀行(55) バイク事情

2013-10-25 | 台湾紀行

 

 

  美麗島駅を後にして ツアーバスは 夜の高雄市内をゆく。

 写真のような光景を見て 台湾のバイクの数は 日本の比ではないようです。
 加えて 二人乗りどころではなく 3人乗りまでいる。

 通勤・通学としては 日本では軽自動車になるが
 台湾は バイク「機車」が主流だ。

 1000人当たり保有台数率は 日本の120台に比べ420台と圧倒的。
 公共の交通機関も整備されているが 
 バイクの利便性・経済性が 優先されているようです。
 しかし その分 排気ガス 事故も多いとのこと。

 停止線が、4輪の停止線より前にあるため
 信号待ちのたびに バイクが交差点に並ぶのは壮観です!。

 因みに 台湾の自動車登録数は約2200万 その内約1500万がバイク
 主な生産メーカーの市場の占有率(2012年)は
    1位 光陽 37.4%  2位 山葉(ヤマハ)29.2% 3位 三陽 26.8%

 


台湾紀行(54) 自転車

2013-10-24 | 台湾紀行

 

 

  台湾では バイクばかりと思っていたが
  今 自転車が大ブームになっている。
  
  
美麗島駅構内で見かけたが 電車内に自転車が持ち込めるのだそうだ。

  ただし 指定された駅のみ乗降でき 持ち込み可能の車両は
  先頭と最後尾のみ
 各2台まで 
  持ち込み料は 一人1台 距離に関わらず80元のようだ。 

  また 駅によってはレンタルサイクル(微笑単車)も借りられる。

  因みに 台北市MRTでもやっているが 週末と祭日のみだそうだ。

  日本でも持込をやって欲しいと思うが 今の混み具合では無理でしょう!
  しかし 台湾のブームをまねて 
  先ごろ 愛媛県では「サイクリング聖地」を目指し 道路・施設を整備し
  台湾の自転車メーカーの出店を誘致するとともに
  台湾の観光客をも呼び込んでいるとか。

 


台湾紀行(53) ピアノ生演奏

2013-10-23 | 台湾紀行

 

 

   美麗島駅構内で ピアノの音が聞こえてきた どこかなと見渡すと 
   一角で 野球帽をかぶった若者が ピアノを弾いている。

   こんなところでと思うが ちゃんと舞台らしきステージになって
     いるからには
 公認の演奏なのだろう。

   その内 我々ツアーの人々も集まってきた。
  
 誰かが 日本の歌をリクエストしたら
   それに応じて日本の童謡を弾いてくれた。
  
 思わず拍手!

   このような生の演奏は パリの地下鉄でも見たことがあるが
   あちらは許可をとって 集金しているようだったが
   こちらは 幻想的・芸術的な空間での フリーの生演奏。

    台湾 なかなかやりますね!

 


台湾紀行(52) 美麗島駅

2013-10-22 | 台湾紀行

 

 

   ツアーバスは 市内中心部 中山路(美麗島大道)と中正路の
  ロータリー(大圓環)にある
 MRT「美麗島駅」

  この駅は 2008年9月に開業し 高雄捷運(地下鉄)
  紅線(レッドライン)と 橘線(オレンジライン)の乗換駅で
  紅線は南北に 橘線は東西に市内を結んでいる。

  「美麗島」というと 島か 横溝正史の作品的と思うが 
  駅名は1979年 民主化運動の美麗島事件が発生したときに 
  この地が集合場所となったことから名付けられている。

  駅の地下1階 ガラスパブリックアートは イタリアの芸術家により
  祈りを表現した「光之穹頂」と題した虹色に光る
  ステンドグラスであることも この駅を有名にしている。


  地上は 中山路と中正路が交差することから
  内径140mの世界最大規模の円形連壁を築き

  無支保空間をつくる工法が用いられて
  鹿島建設が施工している。

 


台湾紀行(51) 大立精品館

2013-10-21 | 台湾紀行

                 「大立精品」ビル 右は「大立百貨」

 

  すっかり暗くなった 高雄駅の南側
  五福三路と中華三路の交差点にさしかかると
  車窓から ビルの壁面全面に巨大なイルミネーションが見えてくる。

  これは イルミネーションではなく 流線型に配置された特殊な板に
  赤 黄 緑 青 とLEDライトに照らされて 常に変化しているのだそうだ。 

  このビルは 「大立精品」という百貨店。

  大立百貨店は 1992年に再起をはかり 日本の伊勢丹と提携し
  「大立伊勢丹」をオープンした。

  しかし 伊勢丹は「三越伊勢丹ホールディングス」の傘下で
  三越と経営統合しため 
台湾では 三越が新光グループとの
  提携店「新光三越」があるので 
伊勢丹ブランドは 台湾から撤退した。

  2008年からは 大立百貨(本館)・大立精品(新館)として営業している。

 


台湾紀行(50) 高雄歴史博物館

2013-10-20 | 台湾紀行


        
                        車の反対側から見る「高雄市立歴史博物館」
 

   この建物 日本統治時代は “高雄市役所”として1939(昭14)年に
  コロニアル様式で 日本の清水組(現清水建設)によって建てられたが
  今は 建物のそのものが 歴史的展示物になっている。


  戦後1992年までは高雄市政府庁舎として使われていたものを
  1998年「高雄市立歴史博物館」として開館し利用されている。

  台湾で初めて地方政府の運営による歴史博物館で
  先にブログで話題にした 228事件の貴重な資料などが展示されている。

  また 庶民生活として使われていた実物展示やメンコ スゴロク
   駄菓子屋なども再現されている。

  入場は無料で 日本語できるボランティアの説明もある由。

 


台湾紀行(49) 高雄85ビル

2013-10-19 | 台湾紀行

                寿山から高雄市内を眺望 (金色に輝くビルは夕日が反射している)

  高雄の市街に だんとつに聳える 「高雄85ビル
  どこから見てもその存在をしめし 高雄のランドマークになっている。
  高雄の「」の字をデザインしたともいわれる。

  1989年着工 1999年竣工している。
  地上85階 地下5階の超高層ビル 高さ347m。
  アンテナを含めると378mで 高雄市で最も高い建造物。
  台北の「台北101」が完成するまでは台湾で最も高かったが
  現在は2位 世界では21番目という。

  オフィスフロアを中心に 住宅フロア・商業フロア・ホテルフロアがあり
  37~85階には5つ星ホテルの「スプレンダー ホテル高雄
  (高雄金典飯店)」が営業している。

  分速600mの超高速のエレベーターで74階296mの展望スペースへ
  高雄市内が箱庭のように見渡せる。

  以前は 地下1階~7階に大丸が出店していたが 現在は撤退している。


 


台湾紀行(48) 旗津半島

2013-10-18 | 台湾紀行

                       船の浮かぶ高雄港の向こう岸は「旗津」

 

  「旗津半島」は高雄港を挟んで西の対岸にあり
  南北11km 東西200mの細くて長い島。
  もともとは南端が陸続きの砂嘴であったが 高雄港の拡張の際に削られて
  島になったことに
より港の利便性が増し 高雄港は国際貿易港として
  更に発展した。


  旗津へは 鼓山区の哈瑪星(ハマシン)にある鼓山渡し船により
  約10分で気軽に旗津港まで行くことができる。

  しかし 今回のツアーでは予定に無いのが残念!

  旗津には 鄭氏時代の1673年に創建された旗津天后宮や

  旗後山には 日冶時代の1918(大7)年に建てられた白色の
  旗後灯台がある。

  そのほか 旗津海岸公園と旗津海水浴場が 
  ユニークな名の勞動女性紀念公園などがあり

  その先に 高雄港の下をくぐる地下トンネルが1984年に開通し
  高雄市中心部と旗津が 再び
道路で結ばれるようになった。

 


台湾紀行(47) 寿山公園

2013-10-17 | 台湾紀行

                                    寿山の忠烈祠             


  蓮池潭から 高雄市の中心部へ 

  ツアーバスは 西南部にある「寿山」に到着
  ここは サンゴ礁の上にできた丘陵地で
  古くは麒麟山、埋金山、打狗山、打鼓山とも呼ばれていた。

  もとは平埔族という原住民が居住地としていたところであったが
  今は高雄市の天然のランドマークともなっている。

  バスを降りて 階段を上がると 眼の前に門が現れ 
  その奥に中国宮殿建築様式の「忠烈祠」と呼ばれる
  国民革命の烈士たちの霊祀られた神社がある。
  日本の靖国神社のような存在だが 
  台湾各地にも同じ忠烈祠があるそうだ。

  日本統治時代には高雄神社でもあった。

  また 寿山からは高雄港のほか 西子湾に沈む夕日や市内の
  夜景が眺められ 
動物園 千光寺 法興寺 元亨寺などの
  観光スポットも多くある。