あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

島根旅行(30) 大国主命

2015-01-31 | 国内・島根

 

 
 境内には 大国主大神が海神から有難く

日本海の荒波の向こうから出現した幸魂奇魂を

授かり縁結びの神になった
神話を

モチーフにした「ムスビの御神」像がある。


  その向かい側には 

大国主大神が白兎を助ける神話の

「因幡の白兎」の像もあった。

これらの像から 子供のころ聞いた神話を思い起こしたが・・・。

 

 

 


 


島根旅行(29) 高層神殿

2015-01-30 | 国内・島根

 
松の参道を行く途中 右手の広場に


長さ17m 重さ4トンの杉の巨木 3本柱が立っている。。


これは「平成の大遷宮」の奉祝事業の一つで


出雲風土記にある「高層神殿」を支えた

柱立ての一部を追体験しようと


近くの吉栗山から杉の巨木を切り出し川流しを経て


出雲大社の境内内で 人力で柱たてしたものだそうだ。

出雲大社本殿は 高さ24mもあって

 今でも日本一の高さを誇っている。


しかし 古資料によると 現在の高さを越え 

平安時代では48m 大和時代は96mもあったと

 記されているそうだ。

今でも90mを超える建造物はそんなにないのに

 その時代に これほどの高層建築の技術があったとは驚きだ。

 


島根旅行(28) 第三の鳥居と松の参道

2015-01-29 | 国内・島根

 

 祓橋から本殿方面を望む

 

 「下り参道」を通り 

八雲山を水源とする素鵞川(すががわ)に架かる祓橋の先に 

樹齢400年を越える「松の参道」が続く。


松の参道は 3つの路に分かれており 真ん中の路は

 皇族や勅使など身分の高い者だけが 通ることを許されていたそうだ。

 今も 松を保護するために 通行が禁止されて

 一般参拝者は 左右両脇の参道を 歩くようになっている。

写真では 松林に隠れていて 少々見づらいが 

松の参道に 第三の “鉄の鳥居” が見える。

我々も 玉砂利の音を聞きながら 両脇の参道を

本殿に向かってさらに足を進める。

 

 


島根旅行(27) 祓社

2015-01-28 | 国内・島根

 

 

 

勢溜の鳥居を通り過ぎると

本殿に向かって「下り参道」が続いており

 大方の神社は 上りの参道になっているが 

このように下り坂の参道というのは


全国的にも 珍しいとのこと。

そのためか 足取りも軽く前々と進んでいく。 

この参道を暫く行くと 中ほど右手に小さな社があるが

注意しないと見過ごしてしまいそうだ。


これは「祓社(はらえのやしろ)」といわれる。 

参拝者が知らぬ間に犯した心身の汚れを

祓い清めてくれる所といわれる。

ありがたいことです!

 出雲大社最初の清めとして参拝する。

 

祓橋から勢溜方面を振り返る

 

 


島根旅行(26) 勢溜鳥居

2015-01-27 | 国内・島根

 

店が並ぶ表参道・神門通りの突当り 勢溜の正面

 第2の大鳥居(木製)の「勢溜鳥居」が目の前にある。


鳥居の周囲は かつて 大きな芝居小屋などが建ち

非常に賑わっていたそうで


勢溜の名は 人の勢いが溜まるところから名が付いたとされている。

また ここから 今来た道を振りかえると 

神門通りと大鳥居が見え この地点は大分高いのがわかる。

 

 

 

 


島根旅行(25) スターバックス

2015-01-26 | 国内・島根

 

 

第二大鳥居のむかえに 「スターバックス 出雲大社店」があった。

 2014年4月にオープンしている。

瓦屋根と格子を取り入れて 大社の街に 調和した 佇まいになっている。

しかし 折角の努力が 電柱1本で 不細工な状態になっている。

先にベトナムの電線が 外観を壊している話題にしたが 

日本では 電柱が災いになっている 景観や災害からも何とかしないと・・・。

この店 外だけでなく 内部も縁結びの神様の出雲大社 (=和) と 

スターバックス (=洋) との “縁結び” をテーマにデザインされ

 勾玉の形をした大型のテーブルも備えられているそうだ。

 

 

 


島根旅行(24) ご縁横丁

2015-01-25 | 国内・島根

 

 

 
 出雲大社の第2鳥居 勢溜の向かいに

「ご縁横丁」があり 盛んに呼び込みをしている。

この横丁は 島根県産の木材や瓦を使い 

周辺にマッチするように 平屋建ての和風建物がならび

 飲食店や土産物店などが入り 軒下には「置き座」が置かれ

観光客がゆっくりと観光できるようにと おもてなしが配慮されている。

 既存商品だけでなく、ご縁横丁でしか買う事のできない商品を並べている。

また 多目的スペースを設け 和菓子づくりやそば打ち

勾玉づくりなどの体験教室を週末に行われ 

地元の商業高校が 販売実習をするアンテナショップを設けるなどして

地域コミュニティを深める役割も担う

出雲の新しい観光名所となっているそうだ。

 

 


島根旅行(23) 竹野屋

2015-01-24 | 国内・島根

 

 

出雲大社 第2の鳥居の手前に 大きく重厚な 木造の建物がある。

これは「竹野屋」という 創業130年を誇る旅館。

出雲大社への参拝者や 神前結婚式を挙げた一家や 出席者達の宿

 また 披露宴会場として 盛況であったそうで

 地元では 超老舗の旅館として有名である。

この旅館を もう一つ有名にしているのは

シンガーソングライターである “竹内まりや” の実家であること。

彼女は 4女2男の6人兄弟の三女で 

世界で通じるようにと 大社町長も務めた父の

考えから「まりや」と名付けられたそうだ。

また 竹内まりあの限定グッズや コンサートグッズが

この旅館でしか買えないというので

特別グッツを求めて利用するファンも多いそうだ。

 


島根旅行(22) 青ポスト

2015-01-23 | 国内・島根

 

神門通りの一角に 見慣れない「青いポスト」があった。

赤ではないので郵便ポストではないことはわかるが。

調べると

出雲市に「出雲市子ども・若者支援センター」が設置され

不登校 ひきこもり ニート 達障がい 題行動など

 在の子どもや若者が抱える様々な悩みについて

相談や支援を行う総合相談窓口になっている。

その事業の一環として 青ポストを各所に設置し 

有害図書・ビデオ・DVD等があれば


この青ポストに投函させ  毎月1回定期的に回収しているようだ。 

地方の青少年育成対策の一端を垣間見る。

 

 


島根旅行(21) ご婚約

2015-01-22 | 国内・島根

 

神門通りの店頭に 高円宮家の次女典子さまと

出雲大社権宮司の千家国麿さんの婚約の特報が貼りだされている。


平成26年5月27日 ご婚約が調って 幟や垂れ幕などがあちこちに飾られ

街あげてのお祝いムードがいっぱいである。

このご婚約も 今回の旅行のきっかけにもなっている。

その後 平成26年10月5日 出雲大社で結婚式を挙げられ

結婚式後 地元市役所に婚姻届が提出され 

典子様は皇族の身分を離れて「千家典子さん」として

この地で新生活を始めている。

 

 


島根旅行(20) はしわたし

2015-01-21 | 国内・島根

 

神門通りの箸屋の店頭に “幸せの「箸渡し」”のキャッチフレーズを見る。

箸は 吉祥 縁起がよいとされている。 

吉祥とは めでたい兆し 幸運のきざしのこと。

「出雲の箸流れ伝説」や「橋渡し」という言葉から

箸は 神さまと人を 人と人を結ぶ 縁起のよいものとされている。

また 竹も まっすぐ勢いよく伸び 生命力の強いことから

「成長」「出世」のシンボルとされ


縁起のよいものと 古くから言われてきている。


このことから「箸」と「竹」ふたつの縁起物が重なって

 箸は 土産や贈り物として喜ばれているようだ。

 

 

 


島根旅行(19) ユースホステル

2015-01-20 | 国内・島根

 

一畑電鉄大社駅の近く 路地の奥に

「ユースホステルゑびすや」の看板を見る。

資料によれば この地は その昔 1970(昭和45)年に閉鎖された

大衆劇場「お國座」の跡地を譲り受けて ユースホステルを開業している。


「ゑびすや」ホームページには 

「日本のユースホステル運動の原点、「お帰り」と

迎え「いってらっしゃい」と送り出す


ホスピタリティの心を忘れずに 民営ホステルとして旅する人々を迎えています。

ゑびすや民営ホステルは 明治の時代から旅館をしていました。

私共は 5代目です。そのころの お庭の樹木を移転しました。


石灯籠は 松江産の来待石で その頃からのものです。・・・」とある。


因みに 宿泊料は朝夕食付で5000円以下だそうだ。

出雲といえばお年寄りが多く詣でて

若者がユースホステルを利用しないと思われたが

近年は パワースポットとして若き女性から

また 外国からのバックパッカーの利用もあるようだ。

 


島根旅行(18) 旧大社駅

2015-01-19 | 国内・島根

 

  

一畑電車出雲大社前駅の話題がありましたので
 JR西日本・大社駅の話題を

先ほどこちらに来る途中で ガイドから案内され
 窓越しにチラッとしか見えなかったが

街中の案内板に写真が掲載されていた。

1912(明治45)年 出雲市~大社間として開業以来
 1990(平成2)年の廃駅までの間

出雲大社の表玄関口として親しまれてきた。

駅舎は 1924(大正13)年に 全国でも珍しい神社様式を取り入れた
純日本風の木造建築に改築されて現在も残されている。
2004(平成16)年には国の重要文化財に指定された。


駅舎内では 皇室の勅使をもてなすための貴賓室や 
駅名標 出雲大社の大鳥居がみえるホームなど
当時のままに残されており また旧事務室は喫茶店となっている。

このような駅舎 室蘭駅 奈良駅 長野駅 など思い起こすが
徐々に無くなっていくのは惜しいですね。

 

 

 


 


島根旅行(17) 映画

2015-01-18 | 国内・島根

  

引退し展示された車両内に 

映画『 RAILWAYS  49歳で電車の運転士になった男の物語』の

ポスターが貼ってあった。

この映画、2010年に公開されている。

資料によれば 

「仕事に追われ、家族を省みることのなかった50歳目前の男が

、ふと人生を振り返り 幼­いころの夢を追い求め始める。

 一畑電車の走る島根の風土を描きな­がら、

家族や仕事といった人生の普遍的なテーマを扱う

感動的なストーリーになっている。」

監督は 島根出身­の錦織良成

主人公の男を中井貴一 その妻を高島礼­子 

娘を本仮屋ユイカが演じて

全国の映画ファンや鉄道ファンに感動を与えたという。

ここで 千葉のいすみ鉄道で

 訓練費700万円を自己負担することを条件に

運転士なれることが 話題になったことを 思い起こす。

 

 


島根旅行(16) デハニ50形電車

2015-01-17 | 国内・島根

 

 駅構内に「一畑電気鉄道デハニ50形電車」が展示されている。

日本最古級の電車として 自由に見学できるので

電車内に入ってみるが

映画「RAILWAYS」撮影のため一部改装さているようだ。

 

 資料によれば 1928(昭和3)年の北松江線開通

および1930(昭和5)年の大社線開通に備え製造された

荷物室のある車両で、一畑電車オリジナルの車両。


1995年には 鉄道友の会の「エバーグリーン賞」を受賞している。


近年には畳敷に改造されて お座敷電車・レトロ電車として、


主に観光や夏場のビール電車 また臨工車両として活躍したそうだが


保安上の問題から2009(平成21)年に営業運転を終了した。

 現在 2両ある電車は 52号車が出雲大社駅に展示、

53号車は雲州平田駅構内で体験運転用として 

第2の人生を送っている。

 

この車両の詳細は →こちら   

                       ロングシートが印象的だ。