花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

ハードな散歩@ぶどう郷・勝沼2

2006-09-06 | 花・風景・旅・他

日本では少数派の垣根式



赤い品種、何だかわかりません。



マスカットベリーA ワイン作りもしますが、これはそのまま食用でしょう



勝沼は山に囲まれた盆地ですが勝沼自体も凹凸の多いところでぶどう畑だらけの町を歩くとぶどう棚を見上げたり、目線のまま横に見たり、葉の群れを見下ろしたり。 ぶどう棚の作りがほとんどのようですが、垣根作りもたまに見られます。 垣根作りのぶどうはまず間違いなくワイン用でしょうね。 おいしいワインになってね♪


毎年立ち寄るお気に入りのワイナリーは”ルバイヤート”のブランド名を持つ丸藤葡萄酒造工業、”グレース”の中央葡萄酒、それに他のワイナリー1~2箇所をまわるのが目標です。 

今年はお寺から丸藤さんに行く途中にある「まるき葡萄酒」で簡単なワイナリー見学をさせていただきました。 明治10年、日本人としてはじめてフランスに渡り、本格的なワインづくりを持ちかえった土屋龍憲さんが創立したワイナリーだそうで、創業110余年。 

ひんやりとした蔵内でさかんに発酵しているシュワープチプチという音を聞いたり、さらに地下に20年以上眠る一升瓶の群れを見たり。 
20年静かに眠り続けた白ワインは甘くフレッシュさも残しながらそれでもどこか落ち着いたやわらかな味です。
出来たてのにごり(白)ものなんかもあり、これはアルコール度数も低くジュースのようにフレッシュでさわやかな甘みです。

私が感じたこちらのワイナリーの特徴は、赤はマスカットベリーAを使ったものしか試飲しませんでしたけど、やや甘でもすっきりした軽口、ベリーAのワインってなんだかあまり精製していない香ばしいザラメ糖のような感じ。


ベリーAです、たぶん



まるき葡萄酒の甲州種(白)は全体的に超ドライな辛口で香りはかなり淡くスキっとしています。
日本食に合わせるワインとして作っているのだそうです。熱く語る姿に自社のワインへの愛情と真剣さを感じてとても好感が持てました。
ただ、たしかに海外の味も香りも高いワインは日本食にあうとは言えない場合が多々あるように思うんですが、私に限って言えばよほどひどくあわない限りあまり気にするタチではないし、それならば無理にワインをあわせるより日本酒飲んじゃいますからね。
そう言ってしまっては真面目に取り組む作り手さんに気の毒ではありますけど。

というわけで、その中で香り・味が濃そうな、甲州種主体に多種をあわせた「芳醇」という白ワインを購入しました。
あとからやっぱりどうせならここの特徴豊かなもっとドライなものにして日本食と合わせてみれば良かったと後悔しましたが。

すっかり日がてっぺんに登り暑い暑い中、ぶどう狩り街道と言われる道を歩きます。道の両側にぶどう園が並び呼び込みをする若そうな女性たちの姿があります。 と思っていたらかなり昔若かったらしい人も。





おまけのいがぐりちゃん


続く


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先日、ようやくおぼえられました。
そう、「井のなか」で飲んだ燗酒の名前です。
雪の茅舎、るみ子の酒、日置桜、扶桑鶴/高津川♪ えっへん!
たった4種類なのにけっこう必死。

この日は体調が今一歩なのか青魚や脂もののお肉を体があまり受けつけたがらなかったようです。野菜料理は美味しく食べられたのに・・・ちょっと残念な日でした。 最初から自分でわかっていればお店の人に避けておまかせをお願いできたのに、食べるまでわからなかったものですから。 でも、しっかり食べたんですけど。 お隣のご家族連れに羊のお肉のお裾分けまでいただいて!


さて、日はかわって昨日は横浜まで遠征。
仕事の相方が夏休みというわけで、慣れない仕事をしてくたびれてしまったので、「おいしいもの食べたいっ!」と悠庵へ。 昨日は青いお魚も大丈夫。 板長さんが、私が鯵のたたきが好物と言ったのををおぼえていて出してくれて涙しそうなほどうれしかったです(さすがに泣きはしませんが)。 

お酒は、よえもん、いづみ橋の夏ヤゴ、凱陣、十四代本丸。前の二つは純米です。 
夏ヤゴのラベルがヤゴの愛嬌あるかわいらしい絵でした。 凱陣は超濃口で、常連さんからの差し入れというちびのどくろの干物にぴったりおいしかったです。 のどくろってすごいですね、ちっちゃくてもあぶらノリノリでおいしい!
疲れていたわりには飲食は超快調でたっぷり食べました。 オマケの焼き芋だけはお持ち帰りで朝ご飯にしたけどね。