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14Wインバータに8W直管蛍光灯は使えるか

2021年05月06日 | electro_craft
先日チョコッと思いつきで,ネオボール蛍光灯のインバータ回路で6WのUVA蛍光灯を点灯してみたのですが,




さてそこで,8Wの蛍光管が届いたので,これについてはどうかという話なんですけど,,



あまり面白くな話題なので,気乗りがしませんでした。
結論を言えば,6wで点灯できたのですから,勿論点灯は可能です。


さてそこで,一時的には良いけど,これって本当に大丈夫なの?
結論から言うと,もちろん危険でしょうね。

まずインバータの定格を見てみます。

定格入力電流は0.24Aとのこと。

自分の持っている8WUVC蛍光管の定格は分からないのですが,参考までにパナのものがありましたので載せてみます。




一番安心なのは14Wには14Wの蛍光管を使うのがよろしい(当たり前!!)ってことです。
でもなんとか14Wインバータの効率をが90%程度とするとすると,10Wから15Wの蛍光管が使えそうということになりそうです。

では,8Wを繋ぐとどんな問題が出てきそうかということですが,
まずは管の寿命の問題があるでしょうね。
過大電流がファイラメントに流れます。当然加熱します。

管の根元部分がかなり熱くなります。スライダックで50V程度まで落として,温度を測ってみました。



74℃超え。50Vに落としても,触れられないですね。

これで,ファイラメントが切れたら(管を外して通電と同様),,,
ネットで調べてみると,昔のボール型蛍光灯は保護回路がないようですので,即回路が焼損する(FETがはねる)そうです。その実験もしてみようかなとも思ったんですが,ばかばかしいので止めました。
つまり,インバーター回路も壊れるってことですので,良いことは何もありませんね。この場,火災の心配もあります。

では,8W専用のインバータ回路ではフィラメントはどうか


この基板をケースに戻してやってみました。



フィラメント部分の温度。

これでもけっこう発熱はあるんですね。
紫外線で眼が痛くなるので,管の部分には封筒をかぶせてます。

古いボール型蛍光灯のインバータ回路を活用できることは分かりましたが,8Wの管では10Wクラスのボール型蛍光灯(そんなのあるか分かりません)のものがなんとか適合しそうです(しらべたら9Wというのがありそうです。いま手に入るか分かりません)

ということで,当たり前の結論でした。

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