ANENGはけっこう好きなメーカです。左のAN8008が時々接触不良を起こすようになり,都度分解してロータリーダイアル部分をクリーニングして使ってきましたが,面倒くさくなってきた。
新型でロータロー式でないものもあると聞き,物好きにも取り寄せてみました。右がそれ。ANENG Multimeter Q1です。8008と同様に9999表示。テスターは一番痛むのがロータリー部分ですので,こういった形はどうか?・・・でも,導通ゴムで切り開けるのだから,やはり弱いといえば弱い。それに,予想してたよりちょっと大きかった。ダイアルでないので,片手で使えるものの,持った感じは8008の方がいいかな?(8008の記事はGooBlogでは消えちゃった)
いくつかチェック
自作の基準電圧で,電圧を測ってみました。
電圧
10Vから
10.00~10.01V表示
5V
5/1000だから0.5%誤差。
4V
4.003V表示
3V
3.003V
2.002V
1V
1Vだけ低く出た。
ACは商用電源のみ。
周波数表示が50Hz行ってないですね。
抵抗ではどうか
一応リファレンスとしてDE-5000の値を基準にします。
DE-5000で0.1Ωを測ると
このセメント抵抗けっこう正確ですね・・・
ただしQ1では
低抵抗はやはり苦手ですね。ちなみに
プローブを短絡しても0.1Ωを示しますので,低抵抗測定はDE-5000 にお任せってことで・・・
もちろん他のテスターでも同様です。
ANENG DT-9205A。600円で買ったやつ。ウチでは弁当箱って呼んでます。
AN8008。
15Ω
1MΩ
コンデンサ 0.1uF
101.3nF。ナノ表示なんですね・・・
こっちもナノ表示。
こんなところでした。当たり前だけど,通常使う分には全く問題ありませんね。
我が家のANENGファミリーの様子でした。
AN8008似なかった機能として,
熱電対が付属していました。
温度測定は (-20 〜 1000) °/(-4 〜 1832) °± (2.5% + 5)と表記されてます。まあ1000℃くらいまでははかれそうですが,,,熱電対の方はどうでしょうね・・・
そのほかNCVとかいろいろ
それらはこちらでご確認を
初めてのボタン式テスター。しばらく弄って使い勝手を試します。
お値段がちょっと高かった!
6000表示のAN113BとかM118Aとかもあったけど,8008と同等品を考えると,やはりQ1あるいは8009あたりになっちゃう。
また散財でした。
これまでの記事の中に出てきた台数集めるとなると、テスターマニアを越えてテスターコレクターですね!
抵抗レンジでの測定に関してですが、テスターコードそのものの抵抗値は如何でしょうか?
以前、亜流が沢山ある DT9205Aを購入した時は、電流測定20Aとなっているのにコードの抵抗値が片側約1Ωも有り呆れたことを思い出しました。
その後、液晶部が表示不能になり、分解して修理しようとしましたが治せず諦めました。
本体もデカ過ぎるので廃棄です。
今、使用しているのは下記二台です。抵抗値はDE5000で測定
現在の主要器 METERK Mk11 コード抵抗値片側 0.07Ω
以前の主要器 MASTECH MA838 コード抵抗値片側 0.05Ω
始まりは秋月のP10でした。今はもうないけど,,,懐かしい
アナログやDE5000のように0Ω調整・校正できないから普通のデジタルテスターは桁数が多いほど0.0000と出ないと気になりますね。
ハードの電源SW付いたものは毎回ロータリー回さなくて良いせいか故障少ない感じです。
Q1は、前回OFF時で起動するなら、ゴムスイッチの持ちは少しよいのではないでしょうか。
秋月のP10ケース割れながらも現役です。16MHz実測できたし再販すれば買う人いると思うけど。
こっちはマチュアでそれほど正確に計ることもないだろうからまあ我慢です。mytoshiさんお使いのようなテストリードがあるといいけど,手持ちであきらめです。
それより,DE-5000の動作がどうも分からない。校正しても,テストリードの短絡すると0Ωにならないんです。コンデンサを介しては校正もできないし,,,直流抵抗ではいいようですけど,,,こういった機械の使い方が間違っているのかな?
よく分からないです。
テスターは,長年使ってなれているせいか,やはりダイアル式に手が行ってしまいます。慣れの問題もあるのでしょうが,カチカチカチッと目で追える方がいいです(わたしには)。それから,このテスター,電源を切るとデフォルトの電圧に戻ります。その方が誤動作がなくていいのかもしれませんが,抵抗値などはまた1型ボタンを押すことになります。
慣れの問題かな?