以前,100均のスレートプレートを砥石代わりに使おうと工作してみました。けれど薄いので不安定。包丁は切れるようにはなるのだけれど,劇的には切れない。奥様からそんな不満をいただいておりました。
そこで,意を決していつかつくろうと思っていた,包丁研ぎ台をすべてあり合わせの材料でつくってみようと,取り組みました。
材料はこれ。もう切り刻んだあとですが,120×150の合板の上に20°の傾斜を持たせて台座をつくる。
上板がずり落ちてますが,こんなイメージ。
この台座に砥石を押しつけて研ごうというわけです。
砥石のスライドは上下左右に動くようこんなものを考えました。
こんなイメージです。
なお,台座に立ててるポールはM6の棒。砥石側の棒は,以前プリンターを軍歌したとき出てきた丸棒です。
これが7mmなので,ちょっと使いづらい。砥石ストッパーもM8のナットのネジ部分をドリルでくり武器,脇のM3のタップを切ってネジ止めすることに。バネがあれば,がっちり止められるのですが,そんなにうまくバネが出てくるわけない。
M8ナットに8mmのドリルでもむ。7mmだと微妙に入らない。
こんな感じ。
包丁を止める板は,以前MCカートリッジの昇圧トランスをつくったとき,切り出した単管を伸ばしたもの。
アルミ板と違って鉄板は工作がすこぶるやりづらい。2時間以上かかった。
鬼目ナットを打ち込んでこんなふうに
砥石ホルダー
40×40mmのコマに7mmの穴を貫通させて,その上に20mm幅のストッパーを乗せる。ちょっと割れが心配だったが,なんとか固定完了。
砥石は100均にあったモノをそのまま使う。別に水研ぎ用の耐水ペーパで板をつくってもいい。
とりあえずこんな感じで・・・ただ水を扱うので,合板が裸のままでは少々弱いかも・・
スプレーを吹いておきました。
赤の板もゴム系の塗料を吹き直し。
一応これが完成の図です。
お勝手の包丁を4種類研いでみました。
動画を撮るのが面倒なので,とりあえず切れ味チェックの図。
なお砥石はこのままでも操作可能ですが,より安定的にはバネなどで固定する方がいいようです。
手持ちがないので,とりあえずはゴム紐でこうしました。
とりあえずこれで使ってみて,
暇を見て新しく出店したジョイフルホ○ダにでも行ってみて適当なバネを探してみます。高かったらこのままかな。これでもけっこう安定します。見てくれは???ですが・・・・
ということで,秋空の下充実した一日でした。
なお研ぐ角度は適当です。ほぼ20度くらいでやってます。この辺はいろいろとやってみて角度は決めます。通常15°らしいのですがどうなんでしょう。ネット上ではこのあたりがはっきりしません。
あっ,なお,先日つくったペール缶集塵機の動作確認も兼ねてました。
結論から言うと丸鋸盤はあまり効果なし。切りくずは盤の下だけでなく上にも飛び散ります。
サークルサンダーは完璧。ほこりを吸い込む心配はありません。ドリルは刃先の置けばそれなし。ただ,ドリル操作がしづらい。
こんなとこでした。
私は台付きの砥石を買ってそのまま使っています。
十円玉2枚分の隙間を意識しながら適当に研いでいますが問題無しです。
貝印の三徳包丁NS200を40年以上使って幅が1cm以上少なくなりました。
普段使いにはこれが一番使いやすいです。
歳をとるとともに研ぐのが面倒になり、最近は簡易研ぎ器で済ませることが増えました。包丁を濡らして2、3回こするだけでトマトが綺麗に切れます。
固い物を切るために少し厚身がある三徳包丁も買いましたが、少しだけ重いため使い勝手が悪く、普段使いにはなりませんでした。
幅が1mも減っているなんてすごく使い込んでますね。すごいです。